俺は善人にはなれない

気衒い

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〜After story〜

第20話:抗議

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「とにかく、このままじゃ納得がいかないよ!」

戦いが一段落し、俺が声を掛けようとした瞬間、ビオラはそう言った。

「納得?」

「そう!ぼくはちゃんと戦って、綺麗に勝ちたいんだよ!!」

「ん?その言い分だとニナとはちゃんと戦っていないということになるが?」

「ううっ、やっぱり私、弱過ぎて…………」

「ああっ、もう!そういうことじゃなくてさ!!」

ビオラはゆっくり深呼吸をすると、俺を真剣な表情で見据えた。

「ぼくは忖度や出来レースで勝ちたいとは思わない。ちゃんとシンヤが考えて選んだ人と戦いたいんだ!!」

ビオラのその表情を見れば、俺の方もふざけたりすることはできなかった。まぁ、ニナ1人で戦わせたのはふざけてた訳じゃなくて、彼女に貴重な戦闘経験を積ませる為だったんだが。

「じゃあ今の結果はなかったことにしていいんだな?」

「うん」

「俺が選んだ人物達・ならば、結果がどうなろうと潔く受け入れるんだな?」

「うん……………ん?達?」

「よし。言質は取ったぞ………………じゃあ、お前ら出てこい」

俺がそう呼びかけると何もない空間から、突如4人が現れる。その者達はニナと同期の新人達であった。

「こいつらとニナを合わせた5人がお前の対戦相手だ」

「……………」

「どうした?唖然として」

「い、いや……………対戦相手って1人なんじゃ」

「そんなこと誰が言った?」

「ず、ずるいよ、そんなの!!」

「はぁ……………よく考えてみてくれ。今日のこれはお前が突然、勝手に訪ねてきたから行われたものだ。それに元々、予定のあった仲間達を出せと?自分達の予定をずらしてまで?」

「うっ」

「それに……………だ」

俺はそこで急に視線を鋭くするとビオラの奥深くを見通すように彼女を見つめた。

「お前とこいつら、5人……………いい勝負をすると思わないか?」

「っ!?」

ビオラは俺の視線や雰囲気に何かを感じ取ったのか、身体を軽く震わせながら、手を強く握り締めた。

「シンヤ………………君は一体どこまで見えているんだ?こうして、戦闘態勢になった今のぼくなら、分かる………………シンヤが只者ではないということが」

「………………」

「それにそこにいるティアやバイラ、あとはこの家にいるほとんどの者も尋常ではない実力者ばかり。おそらく、ぼくが勝てる相手も限られた数だけだろう」

「それは随分と自分に厳しいことで」

「皮肉はよしてくれ。よく分かったよ。ぼくが甘ちゃんだと言われた意味が………………と同時に感謝する。ちゃんとぼくの話を聞いて、こんな舞台までセッティングしてくれたこを」

「大袈裟だな」

「いいや。今なら、父さんの言いたかったことがよく分かる。だから、ありがとう……………そして、悪いけど今度の勝負も勝たせてもらうよ」

「はて?これが初戦じゃないのか?」

「意地悪だね。ああっ!そうさ!華々しい初戦を飾ってやるさ!!」

「お前ら、こいつの実力は分かっただろ?もちろん、最初から全力でやれ!」

「「「「「はい!!!!!」」」」」

こうして、ビオラと5人の戦いが幕を開けた。





―――――――――――――――――――――――

ビオラ・レジスター
性別:女 種族:人族アルビノダブル 年齢:24歳

Lv 75
HP    5000/5000
MP    3000/3000
ATK    4444
DEF    4444
AGI     4444
INT      3333
LUK     3333

固有スキル
覚醒(中)・天眼・双翼・神速・限界突破・不屈の闘志・状態異常軽減・物理攻撃軽減・魔法攻撃軽減

武技スキル
剣術:Lv.8
槍術:Lv.4
杖術:Lv.3
体術:Lv.8

魔法
火魔法:Lv.7
水魔法:Lv.7
土魔法:Lv.7
風魔法:Lv.7
無魔法:Lv.9

称号
ギルドマスターの娘・魔法剣士の才・逸材・戦闘狂・選ばれし者・勇者の才・受け継ぎし者

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