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第一章
過去の因果は恒久の村と吹雪に洗われた
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琵琶湖大橋を西に向かって渡り、古の都への登り坂を進んだ。
道路は自然と片側一車線となり対向車は疎っとなって行った。
県道を上り詰めると、県境に「途中」と名乗る地点標識が現れた。
左折すれば京都、右折すれば福井へと通ずる。
今更、都に何の用もない。
海が見たかった。
男は、ハンドルを右に切り、国道367号線通称「鯖街道」の北上ルートを選択した。
上り坂の急カーブを上り詰めると左手に安曇川のせせらぎが聞こえてきた。
小山の腹を貫いたトンネルを抜けて、安曇川の川岸に肩を並べた街道を進んで行く。
二つ、三つ、同じように暗い湿ったトンネルを潜り抜けると、正に小説の世界に出てくるような雪国が現出した。
道路軒の古民家の造りも平屋根からとたん葺の三角屋根に変わるが、凍てついた屋根上の雪は恰もそこで産まれたかのように我が物顔でへばり着いていた。
時刻は陽光が降り注ぐ昼間にも拘らず、道路脇の家々、安曇川の向こう岸の村落内にも人影は全く見えない。
ただただ、威張りくさった雪氷がのさばり、あらゆる生命体を封じ込めていた。
暫く行くと、やっと人気がありそうな鯖寿司の幟がはためく土産屋が見え出すが、到底、店には入れそうもないよう駐車場と道路の境界線をコンクリートのような雪の壁が阻んでいた。
そして、おそらくここが村落の中心街であろうと思われる郵便局、ガソリンスタンド、蕎麦屋等々が連なる通りを過ぎるが、未だ国道367号線に入ってから人影が男の目に写ることはなかった。
左前方には、今にも凍りそうな脆弱な流れの安曇川がゆったりと変わらずに流れていた。
その光景はまるで水墨画のように白色の絵の具で塗られた基礎画の上に墨を一筆振ったような青黒い川面がくねくねと続き、川辺は純白な処女の如く一切の穢れのない白銀の世界を醸し出していた。
さらには、川向こうに聳える比良山系の山々は雪に覆われた山肌の所々に地肌が剥き出し、まるで生クリームにチョコレートを散りばめたケーキのように見えた。
車は間違いなく前へ前へ進んでいた。
しかしながら、景色は止まっていた。
そして、時が止まり、時代が悠久に固定され、歴史からも追い越された過去の残像物のような村々
男の心に淡い哀愁感が微かに匂ったが、哀愁に浸ることを諦め、車を北上させた。
車は朽木のキャンプ場、鮎やな、蕎麦屋といった違う季節によっては主役となり得る施設を通り過ぎた。
そして、水墨画の世界から抜け出すように国道367号線を大きく左に迂回しながら安曇川に掛けられた橋を渡った。
すると、鯖街道は一旦また峠道となり、路脇は積雪に耐え忍ぶ杉林が立ち並び、行けば行くほど道路幅は狭隘となったが、車は構わず道なりに進み、峠道を登り、また、降った。
やがて、道なりに降り切ると、おそらく本来は田畑であろうと推測される白い原野が眼前に広がった。
道路は峠道から平地を突っ切る一本道となったが、時折吹き荒れるブリザードに視界は白く濁った。
車は速度を下げ、ブリザードの中をゆっくり進んだ。
すると、左手にコンビニが目に入ってきた。
男は、コンビニ駐車場の大部分が積雪で占領されている中、何とか車を雪に突っ込むように停車させた。
男は車を出ると吹雪の中、慎重に杖を突きながらコンビニに入って行った。
コンビニの中は、恒久的に変わらぬと思われた街道からワープしたように至って現代的であり、僅少ではあるが男は一先ず安堵し、カウンターに行き、ショート・ホープを4箱頼んだ。
店員は男よりは年嵩のいった女性であり、男以外、客が居なかったこともあり、馴れ馴れしく話し掛けて来た。
「お客さん、九州から来たん?」
と、男が雪の壁に突っ込ませたDAIHATSU軽自動車のナンバープレートを視線の先で指しながら問い掛けて来た。
男は苦笑いをしただけで、何も言わず、画面の年齢確認ボタンをタッチし、財布から千円札3枚を店員に手渡した。
店員は答えが返って来ないことも想定内であるかのように、
「この先、どこまで行くん?」とレジーを操作しながら次の問いを投げかけた。
男は仕方なく、「福井まで」と一言だけ声を発した。
店員は、「ありゃまぁー、この先の303号は通られんかもよぉー」と言いながら、お釣りを男に手渡した。
男はコンビニを出ると、また、慎重に杖を突きながら車に向かい、潜り込むよう中に入ると、風圧に押されつつも何とかドアを閉め、僅かの間に冷え切ってしまった車内を急いで暖めるよう、エンジンを掛け、ヒーターを最大量に設定した。
「行くだけ行ってみるか」と
男は呟き、バックで雪から抜け出し、車を国道に載せた。
朽木町の道の駅を通過し、安曇川の支流に掛かる赤い橋桁の橋を渡って、また、峠道に入った。
林道のようなその道は昼間でも太陽の光は差し込まず、道路両脇の斜面は氷河のような積雪の固まりが迫り出し、今にも車が道ごと雪に飲み込まれそうな圧迫感を与えていた。
男は慎重にエンジンブレーキを掛けながら、林道を降ると、その行き止まりに青い四角の道路案内標識が見えた。
信号機で停車した男は、左ウインカーを点滅させ、福井県小浜市に通ずる国道303号線を選択した。
車は国道303号線「若狭街道」に入った。
道路幅は国道367号線より、かなり広く、対向車も雪煙を上げながら走っていた。
しかし、その対向車は全てダンプカーであり、荷台には「雪」を積み込んでいた。
国道303号線の若狭街道は、国道367号線と同じく「鯖街道」と呼ばれているが、景観は全く違った。
道路周辺に民家は全く無かった。
あるのは鉱石工場、ダム建設の資材置き場、木材置き場といった鉱山・林業関係の工場敷地が無人感を表出していた。
積雪の高さも2メートルは悠に越しており、右手前のガソリンスタンドは雪壁の中から電光掲示板の光を発していた。
男は、このまま進むことに対する危険を何となく感じ取ったが、
「引き返しても何にもならない…」と何度も何度も呟きながら、
長い長い下り坂をエンジンブレーキを持続させ、ゆっくりと降って行った。
左手に川が見えた。
「寒風川か、名のとおりだ!」と
男は行手を邪魔するブリザードに些か怒りを覚え、声を荒げた。
車はブリザードに包まれながらもトンネルに進入した。
全長2キロの長いトンネルであったが、造りは比較的新しく、照明も明るかった。
車はトンネルを抜け、若狭町熊川宿に入った。
すると、今までのブリザードが嘘のように吹き止み、道路は凍結を防止するための消雪剤が撒かれていた。
男はここでエンジンブレーキを掛けるのを止めて、ギアをドライブに戻し、そして、ポケットからショート・ホープの箱を取り出し、煙草に待望の火を付けた。
「脅かしやがって!」と
男はあのコンビニの店員を少々恨みながら呟いたが、その表情は弛んでいた。
車は鯖街道に終わりを告げ、国道218号線をかすめ、県道22号線に入った。
「あと、20分で海が見える!」
男はフロントスペースに固定したナビ替わりにGoogleマップを表示したスマホを見ながら、思わず叫んだ。
今、車が進む県道22号線
前方には白く小高い山々が海原の景色に幕を落としていた。
しかし、男の心は躍動感に溢れていた。
過去の因果は、時代が恒久的に止まっていたあの朽木の村落に置き去りにし、そして、激しく吹き荒れたブリザードによって全てが洗浄され、今ある自分は新ためられた自分のように思えた。
「もうすぐ、海が見える!」
男は、もう一度、そう叫び、県道22号線を浸すら北上して行った。
道路は自然と片側一車線となり対向車は疎っとなって行った。
県道を上り詰めると、県境に「途中」と名乗る地点標識が現れた。
左折すれば京都、右折すれば福井へと通ずる。
今更、都に何の用もない。
海が見たかった。
男は、ハンドルを右に切り、国道367号線通称「鯖街道」の北上ルートを選択した。
上り坂の急カーブを上り詰めると左手に安曇川のせせらぎが聞こえてきた。
小山の腹を貫いたトンネルを抜けて、安曇川の川岸に肩を並べた街道を進んで行く。
二つ、三つ、同じように暗い湿ったトンネルを潜り抜けると、正に小説の世界に出てくるような雪国が現出した。
道路軒の古民家の造りも平屋根からとたん葺の三角屋根に変わるが、凍てついた屋根上の雪は恰もそこで産まれたかのように我が物顔でへばり着いていた。
時刻は陽光が降り注ぐ昼間にも拘らず、道路脇の家々、安曇川の向こう岸の村落内にも人影は全く見えない。
ただただ、威張りくさった雪氷がのさばり、あらゆる生命体を封じ込めていた。
暫く行くと、やっと人気がありそうな鯖寿司の幟がはためく土産屋が見え出すが、到底、店には入れそうもないよう駐車場と道路の境界線をコンクリートのような雪の壁が阻んでいた。
そして、おそらくここが村落の中心街であろうと思われる郵便局、ガソリンスタンド、蕎麦屋等々が連なる通りを過ぎるが、未だ国道367号線に入ってから人影が男の目に写ることはなかった。
左前方には、今にも凍りそうな脆弱な流れの安曇川がゆったりと変わらずに流れていた。
その光景はまるで水墨画のように白色の絵の具で塗られた基礎画の上に墨を一筆振ったような青黒い川面がくねくねと続き、川辺は純白な処女の如く一切の穢れのない白銀の世界を醸し出していた。
さらには、川向こうに聳える比良山系の山々は雪に覆われた山肌の所々に地肌が剥き出し、まるで生クリームにチョコレートを散りばめたケーキのように見えた。
車は間違いなく前へ前へ進んでいた。
しかしながら、景色は止まっていた。
そして、時が止まり、時代が悠久に固定され、歴史からも追い越された過去の残像物のような村々
男の心に淡い哀愁感が微かに匂ったが、哀愁に浸ることを諦め、車を北上させた。
車は朽木のキャンプ場、鮎やな、蕎麦屋といった違う季節によっては主役となり得る施設を通り過ぎた。
そして、水墨画の世界から抜け出すように国道367号線を大きく左に迂回しながら安曇川に掛けられた橋を渡った。
すると、鯖街道は一旦また峠道となり、路脇は積雪に耐え忍ぶ杉林が立ち並び、行けば行くほど道路幅は狭隘となったが、車は構わず道なりに進み、峠道を登り、また、降った。
やがて、道なりに降り切ると、おそらく本来は田畑であろうと推測される白い原野が眼前に広がった。
道路は峠道から平地を突っ切る一本道となったが、時折吹き荒れるブリザードに視界は白く濁った。
車は速度を下げ、ブリザードの中をゆっくり進んだ。
すると、左手にコンビニが目に入ってきた。
男は、コンビニ駐車場の大部分が積雪で占領されている中、何とか車を雪に突っ込むように停車させた。
男は車を出ると吹雪の中、慎重に杖を突きながらコンビニに入って行った。
コンビニの中は、恒久的に変わらぬと思われた街道からワープしたように至って現代的であり、僅少ではあるが男は一先ず安堵し、カウンターに行き、ショート・ホープを4箱頼んだ。
店員は男よりは年嵩のいった女性であり、男以外、客が居なかったこともあり、馴れ馴れしく話し掛けて来た。
「お客さん、九州から来たん?」
と、男が雪の壁に突っ込ませたDAIHATSU軽自動車のナンバープレートを視線の先で指しながら問い掛けて来た。
男は苦笑いをしただけで、何も言わず、画面の年齢確認ボタンをタッチし、財布から千円札3枚を店員に手渡した。
店員は答えが返って来ないことも想定内であるかのように、
「この先、どこまで行くん?」とレジーを操作しながら次の問いを投げかけた。
男は仕方なく、「福井まで」と一言だけ声を発した。
店員は、「ありゃまぁー、この先の303号は通られんかもよぉー」と言いながら、お釣りを男に手渡した。
男はコンビニを出ると、また、慎重に杖を突きながら車に向かい、潜り込むよう中に入ると、風圧に押されつつも何とかドアを閉め、僅かの間に冷え切ってしまった車内を急いで暖めるよう、エンジンを掛け、ヒーターを最大量に設定した。
「行くだけ行ってみるか」と
男は呟き、バックで雪から抜け出し、車を国道に載せた。
朽木町の道の駅を通過し、安曇川の支流に掛かる赤い橋桁の橋を渡って、また、峠道に入った。
林道のようなその道は昼間でも太陽の光は差し込まず、道路両脇の斜面は氷河のような積雪の固まりが迫り出し、今にも車が道ごと雪に飲み込まれそうな圧迫感を与えていた。
男は慎重にエンジンブレーキを掛けながら、林道を降ると、その行き止まりに青い四角の道路案内標識が見えた。
信号機で停車した男は、左ウインカーを点滅させ、福井県小浜市に通ずる国道303号線を選択した。
車は国道303号線「若狭街道」に入った。
道路幅は国道367号線より、かなり広く、対向車も雪煙を上げながら走っていた。
しかし、その対向車は全てダンプカーであり、荷台には「雪」を積み込んでいた。
国道303号線の若狭街道は、国道367号線と同じく「鯖街道」と呼ばれているが、景観は全く違った。
道路周辺に民家は全く無かった。
あるのは鉱石工場、ダム建設の資材置き場、木材置き場といった鉱山・林業関係の工場敷地が無人感を表出していた。
積雪の高さも2メートルは悠に越しており、右手前のガソリンスタンドは雪壁の中から電光掲示板の光を発していた。
男は、このまま進むことに対する危険を何となく感じ取ったが、
「引き返しても何にもならない…」と何度も何度も呟きながら、
長い長い下り坂をエンジンブレーキを持続させ、ゆっくりと降って行った。
左手に川が見えた。
「寒風川か、名のとおりだ!」と
男は行手を邪魔するブリザードに些か怒りを覚え、声を荒げた。
車はブリザードに包まれながらもトンネルに進入した。
全長2キロの長いトンネルであったが、造りは比較的新しく、照明も明るかった。
車はトンネルを抜け、若狭町熊川宿に入った。
すると、今までのブリザードが嘘のように吹き止み、道路は凍結を防止するための消雪剤が撒かれていた。
男はここでエンジンブレーキを掛けるのを止めて、ギアをドライブに戻し、そして、ポケットからショート・ホープの箱を取り出し、煙草に待望の火を付けた。
「脅かしやがって!」と
男はあのコンビニの店員を少々恨みながら呟いたが、その表情は弛んでいた。
車は鯖街道に終わりを告げ、国道218号線をかすめ、県道22号線に入った。
「あと、20分で海が見える!」
男はフロントスペースに固定したナビ替わりにGoogleマップを表示したスマホを見ながら、思わず叫んだ。
今、車が進む県道22号線
前方には白く小高い山々が海原の景色に幕を落としていた。
しかし、男の心は躍動感に溢れていた。
過去の因果は、時代が恒久的に止まっていたあの朽木の村落に置き去りにし、そして、激しく吹き荒れたブリザードによって全てが洗浄され、今ある自分は新ためられた自分のように思えた。
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