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58 父と息子
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【ヘンリックside】
「ランゲル王国の歴史の中で、王太子のご生母の身分が低い時と王家の血を有していない時には必ずフォレスターの者が王家へと嫁いできました。それは王宮内の書庫にある禁書の棚に置かれた家系図をご覧になられれば分かる事です。この国においてフォレスターの最大の役目は王家の血を正す事にあります。そして、貴方は先の国王陛下と父が築いたローゼリアを妻として迎える道を自ら外れる事を選んでしまわれた。先ほど貴方は私に王家を乗っ取るつもりかとおっしゃりましたが、この事が公になれば王家の乗っ取りと言われるのは私ではなく貴方の方だ」
「父上、私は父上の子供ですよねっ」
ヘンリックは隣に座る父に縋った。国王は力なく答える。
「………そなたは、余の息子だ」
ぽつりとかすれるように答えたその口調にヘンリックは絶望的な気持ちになる。そしてヘンリックはこれまで自分を作ってきたものが足元からバラバラと崩れていくような感覚を覚えた。
そんなヘンリックにエーヴェルトは容赦なく話を続けていく。
「エルランド国王陛下は私が王となるのなら、昨日の謁見の間で申し上げましたあれらの事は不問とし、麦は貸与という形で食糧を支援して下さるとおっしゃっています。私の将来性を鑑みてそれを担保として下さいました。エルランドから見てランゲルは鉱山資源も目立った産業も無い小国です。この機会に吸収する事は簡単ですが、エルランドとしましても周辺諸国との関係を考えるとランゲルと戦をしても利が少ないところなのです。エルランドの国王陛下は私にランゲルを価値のある国にしろとおっしゃいました。それは妹が王家に嫁いだ際に妹と共に叶えようとした兄妹の夢でした。あいにく今は一人で叶える夢となってしまいましたが、私はエーヴェルト・フォレスターとしてこの国を新しくしていきたい、そう思っております」
エーヴェルトが話し終わるとヘンリックはぽつりと呟いた。
「……私だって、同じ思いを持っていた。ランゲルを新しい国としたい、ランゲルの価値を高めたい、いつもそう思っていた。話してくれないと分からない。……お前たち兄妹はいつも涼しい顔をして私を馬鹿にしていたのか」
ようやく気付いたのかこの男は、エーヴェルトはそう思ったが表情には出さなかった。
「全てはローゼリアが王太子妃になってから始める計画だったのですよ。貴方も私たち兄妹にそのようなお考えをお持ちであるとおっしゃらなかったではありませんか。そもそも貴方は社交界ではあんなに愛想がいいのに、ローゼリアに対してだけは冷たく、まともに話しかけた事など無かった。婚約者に声を掛けてもらえないあの子の気持ちを考えた事はありますか?貴方は誤解をしていらっしゃいますが、ローゼリアは鉄のような女ではございません。私の前では笑いますし、泣きもします」
「それは……」
「正直なところを申し上げますと、私自身もこうする事を望んでいたわけではありませんでした。私の中では貴方も含めて妹と共にこの国を変えていきたいと当初はそう思っていました。貴女がローゼリアと婚約を破棄しようとしていた気配には気付いていましたので、そちらには目を光らせておりました。しかしまさか王家と表裏一体であったフォレスターを罠に嵌めるとは思いませんでした。あれに気付けなかった事は未だに口惜しく思っております」
エーヴェルトが言い終えた後は、しばらく誰も口を開かなかった。
「……これから、私はどうなるのだ?」
事実を認め始めたヘンリックはふと思った疑問を口にした。
「まず貴方には毒杯か断種のどちらかを選んで頂きます。病気療養か怪我か理由はこちらで決めますのでお気になさらずに。断種を選ばれるのでしたら監視のしやすい土地のどこかに離宮を用意いたしましょう。陛下と共にお過ごしいただくのでも構いません。たとえ血の繋がりがなくても親子は親子だと私個人は思っております。私への公務の引き継ぎは文官が致しますのでそちらもお気になさらないで下さい。私が王太子となった折にはヴィルタ派の風当たりが相当強いと思いますが耐えて見せましょう」
そう言うとエーヴェルトは初めて笑顔を見せる。似た顔立ちだが、可愛らしく笑うローゼリアとは違って、彼には若くても為政者としての風格が垣間見えていた。
その時、ドアを乱暴にドンドンと叩く音と共に侍従の声がした。
「至急エーヴェルト様に申し上げたき事がございます!」
「何用だ?入れ」
エーヴェルトが鋭い声を上げると、ドアが開いて先ほどエーヴェルトをこの部屋まで案内した侍従が現れた。この侍従は国賓として扱われているエーヴェルトに付けていた者だったが、エーヴェルトとは今日会ったばかりとは思えない距離の近い口ぶりだった。
「街にお出になられたローゼリア様を見失ったとの報告が先ほどありました。何者かに追われているご様子でしたのでお助けしようとしましたが、賊からも我々の目からも消えてしまわれました。こちらの数が少なく、賊の一部も取り逃してしまいました」
それまで泰然としていたエーヴェルトの表情に焦りの色が見えた。
「ローゼリアに私が来ている事を知らせなかったのは失敗したな。知っていたら街になど出なかっただろうに。……陛下、もしもこの交渉が決裂して私が命を失うような事があればエルランドが武力行使に出る手はずが整っております。父はこの国の地形にも王宮の抜け道にも詳しいですから、数日でこの国は落とされるでしょう。妹に何かがあっても同じです。私はエルランドにランゲルを攻める合図を即刻送ります」
「わかった、近衛を使う事を許可する。……ヘンリックの事を公にしない事に感謝をする」
国と息子の危機に際しても何もできないままの国王は息子の命を見逃してくれた礼を言う事しか出来なかった。
もし真実が明らかにされればヘンリックは王家の乗っ取りの罪に問われる。
そして国王は察しているだろうが、ヘンリックに関係する書類はエーヴェルトの方で確保してある。
フォレスターが冤罪に問われた日、すぐに役人が押し掛けて執務室を漁っていくのだろうと思ったエーヴェルトは、ヘンリックの出生に関係する調査書や、実の父親である侍従の調書、他に王宮内部の細かい見取り図等、王家やランゲル国に関する機密書類をまず隠したのだった。
当時自分が個人的に研究していた小麦の品種改良に関係する資料にうまく紛れ込ませる事で役人たちの目を誤魔化す事が出来た。
あれらの書類は結局使う事は無さそうだが、あれらは今エルランドのピオシュ子爵家にある。今回のランゲルとの交渉がうまくいかなかった場合や、自分の身に何かあった時は伯父であるピオシュ公爵に渡して欲しいと母に預けてあるのだった。
「ありがとうございます。私が今の王宮で使える人材はごく一部の文官だけでしたので助かります」
そう言ってエーヴェルトは国王の私室を出て行った。
部屋に残されたヘンリックは自分がどうしたらいいのか分からず、ただ下を向いていた。
ヘンリックは赤子の頃から国王が可愛がってきた息子だった。可愛がり過ぎて幼いヘンリックを厳しく教育をしようとしていた教師たちを咎めた事さえあった。
自分との血の繋がりなど忘れてしまうくらいに国王にとっては良い息子だった。
「真面目なお前が恋愛に現を抜かすのも悪い事ではないと鷹揚に見ていたつもりだったが、真にお前の幸せを考えるのなら、フォレスターを選ぶべきだったのだな」
国王は隣に座るヘンリックを見てぽつりと呟いたのだった。
◆◆◆◆◆
【後書き】
20話でローゼリアがフォレスター没落の時にエーヴェルトが小麦の品種改良に関する書類を役人から隠したとありますが、それはローゼリア目線での事実です。
父親クレメンスの執務室に隠されていたヘンリックの出生にまつわる書類やその他諸々の外に出せない書類を自分の部屋にある小麦の品種改良の書類の中に紛れ込ませたというのが実際にあった事です。機密書類の存在はクレメンスとエーヴェルトしか知らないので、ローゼリアには小麦の品種改良に関係する書類を隠していたとエーヴェルトは伝えていました。
「ランゲル王国の歴史の中で、王太子のご生母の身分が低い時と王家の血を有していない時には必ずフォレスターの者が王家へと嫁いできました。それは王宮内の書庫にある禁書の棚に置かれた家系図をご覧になられれば分かる事です。この国においてフォレスターの最大の役目は王家の血を正す事にあります。そして、貴方は先の国王陛下と父が築いたローゼリアを妻として迎える道を自ら外れる事を選んでしまわれた。先ほど貴方は私に王家を乗っ取るつもりかとおっしゃりましたが、この事が公になれば王家の乗っ取りと言われるのは私ではなく貴方の方だ」
「父上、私は父上の子供ですよねっ」
ヘンリックは隣に座る父に縋った。国王は力なく答える。
「………そなたは、余の息子だ」
ぽつりとかすれるように答えたその口調にヘンリックは絶望的な気持ちになる。そしてヘンリックはこれまで自分を作ってきたものが足元からバラバラと崩れていくような感覚を覚えた。
そんなヘンリックにエーヴェルトは容赦なく話を続けていく。
「エルランド国王陛下は私が王となるのなら、昨日の謁見の間で申し上げましたあれらの事は不問とし、麦は貸与という形で食糧を支援して下さるとおっしゃっています。私の将来性を鑑みてそれを担保として下さいました。エルランドから見てランゲルは鉱山資源も目立った産業も無い小国です。この機会に吸収する事は簡単ですが、エルランドとしましても周辺諸国との関係を考えるとランゲルと戦をしても利が少ないところなのです。エルランドの国王陛下は私にランゲルを価値のある国にしろとおっしゃいました。それは妹が王家に嫁いだ際に妹と共に叶えようとした兄妹の夢でした。あいにく今は一人で叶える夢となってしまいましたが、私はエーヴェルト・フォレスターとしてこの国を新しくしていきたい、そう思っております」
エーヴェルトが話し終わるとヘンリックはぽつりと呟いた。
「……私だって、同じ思いを持っていた。ランゲルを新しい国としたい、ランゲルの価値を高めたい、いつもそう思っていた。話してくれないと分からない。……お前たち兄妹はいつも涼しい顔をして私を馬鹿にしていたのか」
ようやく気付いたのかこの男は、エーヴェルトはそう思ったが表情には出さなかった。
「全てはローゼリアが王太子妃になってから始める計画だったのですよ。貴方も私たち兄妹にそのようなお考えをお持ちであるとおっしゃらなかったではありませんか。そもそも貴方は社交界ではあんなに愛想がいいのに、ローゼリアに対してだけは冷たく、まともに話しかけた事など無かった。婚約者に声を掛けてもらえないあの子の気持ちを考えた事はありますか?貴方は誤解をしていらっしゃいますが、ローゼリアは鉄のような女ではございません。私の前では笑いますし、泣きもします」
「それは……」
「正直なところを申し上げますと、私自身もこうする事を望んでいたわけではありませんでした。私の中では貴方も含めて妹と共にこの国を変えていきたいと当初はそう思っていました。貴女がローゼリアと婚約を破棄しようとしていた気配には気付いていましたので、そちらには目を光らせておりました。しかしまさか王家と表裏一体であったフォレスターを罠に嵌めるとは思いませんでした。あれに気付けなかった事は未だに口惜しく思っております」
エーヴェルトが言い終えた後は、しばらく誰も口を開かなかった。
「……これから、私はどうなるのだ?」
事実を認め始めたヘンリックはふと思った疑問を口にした。
「まず貴方には毒杯か断種のどちらかを選んで頂きます。病気療養か怪我か理由はこちらで決めますのでお気になさらずに。断種を選ばれるのでしたら監視のしやすい土地のどこかに離宮を用意いたしましょう。陛下と共にお過ごしいただくのでも構いません。たとえ血の繋がりがなくても親子は親子だと私個人は思っております。私への公務の引き継ぎは文官が致しますのでそちらもお気になさらないで下さい。私が王太子となった折にはヴィルタ派の風当たりが相当強いと思いますが耐えて見せましょう」
そう言うとエーヴェルトは初めて笑顔を見せる。似た顔立ちだが、可愛らしく笑うローゼリアとは違って、彼には若くても為政者としての風格が垣間見えていた。
その時、ドアを乱暴にドンドンと叩く音と共に侍従の声がした。
「至急エーヴェルト様に申し上げたき事がございます!」
「何用だ?入れ」
エーヴェルトが鋭い声を上げると、ドアが開いて先ほどエーヴェルトをこの部屋まで案内した侍従が現れた。この侍従は国賓として扱われているエーヴェルトに付けていた者だったが、エーヴェルトとは今日会ったばかりとは思えない距離の近い口ぶりだった。
「街にお出になられたローゼリア様を見失ったとの報告が先ほどありました。何者かに追われているご様子でしたのでお助けしようとしましたが、賊からも我々の目からも消えてしまわれました。こちらの数が少なく、賊の一部も取り逃してしまいました」
それまで泰然としていたエーヴェルトの表情に焦りの色が見えた。
「ローゼリアに私が来ている事を知らせなかったのは失敗したな。知っていたら街になど出なかっただろうに。……陛下、もしもこの交渉が決裂して私が命を失うような事があればエルランドが武力行使に出る手はずが整っております。父はこの国の地形にも王宮の抜け道にも詳しいですから、数日でこの国は落とされるでしょう。妹に何かがあっても同じです。私はエルランドにランゲルを攻める合図を即刻送ります」
「わかった、近衛を使う事を許可する。……ヘンリックの事を公にしない事に感謝をする」
国と息子の危機に際しても何もできないままの国王は息子の命を見逃してくれた礼を言う事しか出来なかった。
もし真実が明らかにされればヘンリックは王家の乗っ取りの罪に問われる。
そして国王は察しているだろうが、ヘンリックに関係する書類はエーヴェルトの方で確保してある。
フォレスターが冤罪に問われた日、すぐに役人が押し掛けて執務室を漁っていくのだろうと思ったエーヴェルトは、ヘンリックの出生に関係する調査書や、実の父親である侍従の調書、他に王宮内部の細かい見取り図等、王家やランゲル国に関する機密書類をまず隠したのだった。
当時自分が個人的に研究していた小麦の品種改良に関係する資料にうまく紛れ込ませる事で役人たちの目を誤魔化す事が出来た。
あれらの書類は結局使う事は無さそうだが、あれらは今エルランドのピオシュ子爵家にある。今回のランゲルとの交渉がうまくいかなかった場合や、自分の身に何かあった時は伯父であるピオシュ公爵に渡して欲しいと母に預けてあるのだった。
「ありがとうございます。私が今の王宮で使える人材はごく一部の文官だけでしたので助かります」
そう言ってエーヴェルトは国王の私室を出て行った。
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ヘンリックは赤子の頃から国王が可愛がってきた息子だった。可愛がり過ぎて幼いヘンリックを厳しく教育をしようとしていた教師たちを咎めた事さえあった。
自分との血の繋がりなど忘れてしまうくらいに国王にとっては良い息子だった。
「真面目なお前が恋愛に現を抜かすのも悪い事ではないと鷹揚に見ていたつもりだったが、真にお前の幸せを考えるのなら、フォレスターを選ぶべきだったのだな」
国王は隣に座るヘンリックを見てぽつりと呟いたのだった。
◆◆◆◆◆
【後書き】
20話でローゼリアがフォレスター没落の時にエーヴェルトが小麦の品種改良に関する書類を役人から隠したとありますが、それはローゼリア目線での事実です。
父親クレメンスの執務室に隠されていたヘンリックの出生にまつわる書類やその他諸々の外に出せない書類を自分の部屋にある小麦の品種改良の書類の中に紛れ込ませたというのが実際にあった事です。機密書類の存在はクレメンスとエーヴェルトしか知らないので、ローゼリアには小麦の品種改良に関係する書類を隠していたとエーヴェルトは伝えていました。
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