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4 聖人候補の領地経営
727 不利な条件
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727
そして、あっという間に〝覇者決定戦〟の日はやってきた。
この〝孤児院〟には、特に競技場といった施設はなく、こうした魔法競技が行われる場合、多くの子供たちに見学させるため、広場に《土魔法》を使った簡易的なベンチを作りそこで観戦をすることになっているそうだ。
(なるほど、これはどこでも使えて便利よね)
この簡易競技場も下位の組の子供たちの中で《土魔法》の使える子たちが、数日かけて魔法で作り上げたものだ。これも魔法訓練だといえばそうかもしれないが、相変わらず子供たちを魔法が使える〝労働力〟として便利に使っている感じがする。
当日の朝、私は用意された八組の者だけが着られる、明らかに下位の組の子供たちが着ているものとは素材の質からまったくちがう服に袖を通した。そして白地に金の刺繍が襟と袖口に施されたローブを身にまとい、他の四人に続いて最後に会場へと入っていった。
すると、私の登場とともに、観戦席の子供たちからびっくりするほど大きな歓声が上がった。
「メイロードさまーー! 頑張ってくださーい!」
「メイロードさま、応援してますーー!」
「がんばれぇーー!」
期せずして、ここ数日の〝奉仕活動〟は、私の大応援団を子供たちの中に作ってしまったようだ。先生方も、かつてこれほどひとりに対して、子供たちが熱烈に応援する様子を見たことがなかったらしく、かなり戸惑いを見せている。
笑顔で手を振る私に、またわっと大きな歓声が響く。他の四人の出場者は予想もしなかった展開に苦々しげに私を見ているが、私は平然とした顔でみんなの声援を受け止め、初手から主役の座をかっさらってみせた。
(ふふ、私のクッキーや焼き芋、美味しかったんだね。まぁ別に、これは意図したことじゃないんだけど、みんなが私に親近感を持ってくれるのはありがたいし、これが挑発になって他の出場者の頭に血が上ってくれたら、こちらはやりやすいしね。ここは素直に喜んでおこうっと)
入場から新参者がスター扱いされ、対戦者四人の学園トップだというプライドをいたく傷つけることになったこの〝覇王決定戦〟。きっとどの子も完膚なきまでに私をやっつけてやろうと魔法を繰り出してくるだろう。
だが、ハンス・グッケンス博士の内弟子として修行を積んできた私を舐めてもらっては困る。彼らが知る魔術師との格の違いを、私はしっかり教えてあげるつもりだ。
とはいえこの試合、もともと新参者の私には非常に不利なルールになっている。
なぜなら、すでに八組にいる四人の序列は確定しているため、今回の〝覇者決定戦〟は私がどの位置に入るかを確定するための試合ということになり、必然的に私は四人と順番に対戦することになるからだ。
当然試合が重なるほど魔法力が削られるわけで、試合をたくさんこなせばこなすだけ、使える魔法力量は減っていき、苦しい立場に立たされることになるのだ。
彼らが結託しているとすれば、最初の相手である序列四位のバグースード君から、私の魔法力を削りにくると考えられる。試合の展開を長引かせ、私にたくさんの魔法力を使わせて、その上で自ら仕留めようと考えているだろう。
(まぁ、私に負けるとは四人の誰ひとりも思っていなさそうだけどね)
試合の勝敗は、相手が倒れた場合に決し、倒れなかった場合でも、審判を務める〝先生〟が一方のそれ以上の試合続行が不能と判定した場合もそこで勝敗が決まる。本人による降参の意思表示も有効だ。いずれにせよ必ず判定により優劣を決し、引き分けはない。
第一試合をする太めで躰の大きいバグースード君についての子供たちからの評判は、いわゆる〝ガキ大将〟のそれだった。暴力的で、気に入らない相手には魔法だけでなく直接的な暴力も加えている。体格がいい上に、食事も十分与えられている八組のバグースード君と、そうでない寮の子では勝負にならないことをわかっていて喧嘩をふっかけてくるというタチの悪さだ。禁止されているはずの私闘も八組の子は〝教育的指導〟でまかり通ってしまうというのだから、あとはお察しだ。
バグースード君の魔法は《土魔法》の中でも、岩石を扱う魔法に特化している特殊なものだ。石礫を投げ飛ばすだけの魔法だが、大小さまざまな石をときには複数投げつけてくるその攻撃の殺傷能力は高く、彼の攻撃で怪我をさせられたり、骨折したという子も多くいた。
実は彼が自分の暴力性を抑えられないのには理由があると私は考えている。バグースード君は、この岩石系の魔法の適性が高いために、自らの躰の表面に薄い岩石のような硬い皮膚が形成されており、人から受ける殴る蹴る程度の攻撃はまったく効かないのだ。そのため、彼には人の痛みがまったく理解できず、想像すらできない。加減もわからないため、人を簡単に傷つけてしまう。
(どうやらナイフも簡単には通らないぐらい強いらしいんだよねぇ……ただし強烈な魔法攻撃を繰り返し使われたら、さすがに対抗できないみたいだけど)
「まぁ、頑張ってみなよ。俺には物理攻撃も魔法攻撃も痛くも痒くもないぜ」
バグースード君は、私がどう見ても小さく弱々しい子供のため、そこまで高い技能を有しているということを信じられずにいるようだ。基礎魔法程度の攻撃なら受けきれる自信もあるのだろう。でっぷりした躰で仁王立ちしながら、私を見下ろしている。
「それでは、ふたりとも位置についてください。試合始め!」
〝先生〟の合図で第一試合が始まった。予想通りバグースード君は、頭上にたくさんの石や岩を作ると、それを私に投げつけ始めた。かなりの数の石礫が私の方へ降ってきたが、そのときにはすでに私の《防御魔法》は完璧に展開済みだった。五重に張り巡らした《物理結界》はひとつの石も通さず、ここまで頑丈な防壁を築かなくても問題なさそうだった。
「チッ、なんだよ。守ってばかりじゃ勝負になんないだろ!」
彼を恐れて防御一辺倒になっていると考えたのか、なかなか反撃してこない相手にいらだったバグースード君は、更なる攻撃のため、いままでより大きな岩を頭上に作り始める。
(じゃ、そろそろご希望にお答えして反撃といきましょうか)
私は彼が岩を作るのに夢中になっている隙に、素早く魔法を放った。おそらく、彼が想像もしていなかっただろう、魔法を。
そして、あっという間に〝覇者決定戦〟の日はやってきた。
この〝孤児院〟には、特に競技場といった施設はなく、こうした魔法競技が行われる場合、多くの子供たちに見学させるため、広場に《土魔法》を使った簡易的なベンチを作りそこで観戦をすることになっているそうだ。
(なるほど、これはどこでも使えて便利よね)
この簡易競技場も下位の組の子供たちの中で《土魔法》の使える子たちが、数日かけて魔法で作り上げたものだ。これも魔法訓練だといえばそうかもしれないが、相変わらず子供たちを魔法が使える〝労働力〟として便利に使っている感じがする。
当日の朝、私は用意された八組の者だけが着られる、明らかに下位の組の子供たちが着ているものとは素材の質からまったくちがう服に袖を通した。そして白地に金の刺繍が襟と袖口に施されたローブを身にまとい、他の四人に続いて最後に会場へと入っていった。
すると、私の登場とともに、観戦席の子供たちからびっくりするほど大きな歓声が上がった。
「メイロードさまーー! 頑張ってくださーい!」
「メイロードさま、応援してますーー!」
「がんばれぇーー!」
期せずして、ここ数日の〝奉仕活動〟は、私の大応援団を子供たちの中に作ってしまったようだ。先生方も、かつてこれほどひとりに対して、子供たちが熱烈に応援する様子を見たことがなかったらしく、かなり戸惑いを見せている。
笑顔で手を振る私に、またわっと大きな歓声が響く。他の四人の出場者は予想もしなかった展開に苦々しげに私を見ているが、私は平然とした顔でみんなの声援を受け止め、初手から主役の座をかっさらってみせた。
(ふふ、私のクッキーや焼き芋、美味しかったんだね。まぁ別に、これは意図したことじゃないんだけど、みんなが私に親近感を持ってくれるのはありがたいし、これが挑発になって他の出場者の頭に血が上ってくれたら、こちらはやりやすいしね。ここは素直に喜んでおこうっと)
入場から新参者がスター扱いされ、対戦者四人の学園トップだというプライドをいたく傷つけることになったこの〝覇王決定戦〟。きっとどの子も完膚なきまでに私をやっつけてやろうと魔法を繰り出してくるだろう。
だが、ハンス・グッケンス博士の内弟子として修行を積んできた私を舐めてもらっては困る。彼らが知る魔術師との格の違いを、私はしっかり教えてあげるつもりだ。
とはいえこの試合、もともと新参者の私には非常に不利なルールになっている。
なぜなら、すでに八組にいる四人の序列は確定しているため、今回の〝覇者決定戦〟は私がどの位置に入るかを確定するための試合ということになり、必然的に私は四人と順番に対戦することになるからだ。
当然試合が重なるほど魔法力が削られるわけで、試合をたくさんこなせばこなすだけ、使える魔法力量は減っていき、苦しい立場に立たされることになるのだ。
彼らが結託しているとすれば、最初の相手である序列四位のバグースード君から、私の魔法力を削りにくると考えられる。試合の展開を長引かせ、私にたくさんの魔法力を使わせて、その上で自ら仕留めようと考えているだろう。
(まぁ、私に負けるとは四人の誰ひとりも思っていなさそうだけどね)
試合の勝敗は、相手が倒れた場合に決し、倒れなかった場合でも、審判を務める〝先生〟が一方のそれ以上の試合続行が不能と判定した場合もそこで勝敗が決まる。本人による降参の意思表示も有効だ。いずれにせよ必ず判定により優劣を決し、引き分けはない。
第一試合をする太めで躰の大きいバグースード君についての子供たちからの評判は、いわゆる〝ガキ大将〟のそれだった。暴力的で、気に入らない相手には魔法だけでなく直接的な暴力も加えている。体格がいい上に、食事も十分与えられている八組のバグースード君と、そうでない寮の子では勝負にならないことをわかっていて喧嘩をふっかけてくるというタチの悪さだ。禁止されているはずの私闘も八組の子は〝教育的指導〟でまかり通ってしまうというのだから、あとはお察しだ。
バグースード君の魔法は《土魔法》の中でも、岩石を扱う魔法に特化している特殊なものだ。石礫を投げ飛ばすだけの魔法だが、大小さまざまな石をときには複数投げつけてくるその攻撃の殺傷能力は高く、彼の攻撃で怪我をさせられたり、骨折したという子も多くいた。
実は彼が自分の暴力性を抑えられないのには理由があると私は考えている。バグースード君は、この岩石系の魔法の適性が高いために、自らの躰の表面に薄い岩石のような硬い皮膚が形成されており、人から受ける殴る蹴る程度の攻撃はまったく効かないのだ。そのため、彼には人の痛みがまったく理解できず、想像すらできない。加減もわからないため、人を簡単に傷つけてしまう。
(どうやらナイフも簡単には通らないぐらい強いらしいんだよねぇ……ただし強烈な魔法攻撃を繰り返し使われたら、さすがに対抗できないみたいだけど)
「まぁ、頑張ってみなよ。俺には物理攻撃も魔法攻撃も痛くも痒くもないぜ」
バグースード君は、私がどう見ても小さく弱々しい子供のため、そこまで高い技能を有しているということを信じられずにいるようだ。基礎魔法程度の攻撃なら受けきれる自信もあるのだろう。でっぷりした躰で仁王立ちしながら、私を見下ろしている。
「それでは、ふたりとも位置についてください。試合始め!」
〝先生〟の合図で第一試合が始まった。予想通りバグースード君は、頭上にたくさんの石や岩を作ると、それを私に投げつけ始めた。かなりの数の石礫が私の方へ降ってきたが、そのときにはすでに私の《防御魔法》は完璧に展開済みだった。五重に張り巡らした《物理結界》はひとつの石も通さず、ここまで頑丈な防壁を築かなくても問題なさそうだった。
「チッ、なんだよ。守ってばかりじゃ勝負になんないだろ!」
彼を恐れて防御一辺倒になっていると考えたのか、なかなか反撃してこない相手にいらだったバグースード君は、更なる攻撃のため、いままでより大きな岩を頭上に作り始める。
(じゃ、そろそろご希望にお答えして反撃といきましょうか)
私は彼が岩を作るのに夢中になっている隙に、素早く魔法を放った。おそらく、彼が想像もしていなかっただろう、魔法を。
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