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202 血は争えないと言うけれど
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「まだ聞いて無かったって本当?」
同級生に囲まれ、ドナドナされる子牛のような目をした従兄弟をにこやかに見送り、私は初めて2学年のクラスへ入った。
今年はイルアと離れ、リナーニャと一緒で有る
学園としては貴族のパワーバランス良く配置分けしたかったのだろうか
「リナーニャ本人からじゃないと話せないそうよ?」
開口1番、この調子のリナーニャへ周りには聞こえ無いように一つ頷いて囁いた
それでも耳を澄ませて他家の粗を見つけるのが貴族だが、まだ学生だけにひたすら好奇心の目が向けられている
生徒会役員になったからには多少は覚悟していたけれど、これは予想外ね。
今までなんだかんだ傷物令嬢として非難めいた目しか浴びて無かったから新鮮だけれど
「ちゃんとした説明は後でするとして。貴女の義弟さん大人気らしいわね」
「箱入り息子なもので。家だと生意気で可愛く無いから、学園で初めて可愛気と言うのを感じたわ」
扇子が有ったら片手に高笑いしてしまいそうな程。
少し可哀想な面も有るのよ、うちの親が襲われた影響でガードが堅くなって気軽に外に出せなかったから
それだけ伯父様も伯母様もアッシュを大切に育てただけだけど
お陰で歳の近いアイク義兄様にべったり甘えん坊になってしまったと伯父様は嘆いていたわね。
アイク義兄様はこれ幸いでホクホクして構い倒したにしろ…うん、アッシュのブラコンは遺伝子なのかも知れないわ
伯父様、なんだかんだ物凄くお母様を大切にしてたし!
そして他家への警戒心だけエベレスト級に高くなってしまったあの子にわんさかと押し寄せる同級生の皆様。
多少の荒波は揉まれるとして、問題はお嬢様たちだ。
流石に薬は飲まされ無いだろうが免疫の無いアッシュが若い令嬢のあざと可愛い手管に勝てるだろうか?
私の時と違い好意的に見られてる分、マシかしら?
否、好きを返せない相手の好意は重いわね、どうしても1人しか返せないもの
世の中は何人の好意を受け取れるホストの様なツワモノが居るにしろ、あの子がそんな真似出来る訳無いと身内としては思ってしまうわけで。
しかも、現在進行系の重度のブラコンだけに周りでワイワイと騒いでは上手く行くものも行かないだろう事は想像に容易い
ある日突然恋に落ちる令嬢と出会うか、あの子のブラコンをものともしない強い令嬢に引っ張って貰えれば、と思わないでも無いが、例え義姉でも人の恋沙汰に口を挟むのは野暮である
伯爵の義父様と義母様ならともかく。
気がつけば初授業が始まり、まずは軽い自己紹介をしたが、正直2年目ともなればまぁまぁ顔と名前ぐらいは覚えているから簡単に。
急遽帰国されたカレイドのクララ公女殿下と共に一斉にカレイドの留学生は全員、新学期が始まる前に帰国された
マイヤミの方々もタカマツリ聖王子の帰国で一緒に帰ったマイヤミの学生も多く、留学生の人数は一気に減っていたのだった
同級生に囲まれ、ドナドナされる子牛のような目をした従兄弟をにこやかに見送り、私は初めて2学年のクラスへ入った。
今年はイルアと離れ、リナーニャと一緒で有る
学園としては貴族のパワーバランス良く配置分けしたかったのだろうか
「リナーニャ本人からじゃないと話せないそうよ?」
開口1番、この調子のリナーニャへ周りには聞こえ無いように一つ頷いて囁いた
それでも耳を澄ませて他家の粗を見つけるのが貴族だが、まだ学生だけにひたすら好奇心の目が向けられている
生徒会役員になったからには多少は覚悟していたけれど、これは予想外ね。
今までなんだかんだ傷物令嬢として非難めいた目しか浴びて無かったから新鮮だけれど
「ちゃんとした説明は後でするとして。貴女の義弟さん大人気らしいわね」
「箱入り息子なもので。家だと生意気で可愛く無いから、学園で初めて可愛気と言うのを感じたわ」
扇子が有ったら片手に高笑いしてしまいそうな程。
少し可哀想な面も有るのよ、うちの親が襲われた影響でガードが堅くなって気軽に外に出せなかったから
それだけ伯父様も伯母様もアッシュを大切に育てただけだけど
お陰で歳の近いアイク義兄様にべったり甘えん坊になってしまったと伯父様は嘆いていたわね。
アイク義兄様はこれ幸いでホクホクして構い倒したにしろ…うん、アッシュのブラコンは遺伝子なのかも知れないわ
伯父様、なんだかんだ物凄くお母様を大切にしてたし!
そして他家への警戒心だけエベレスト級に高くなってしまったあの子にわんさかと押し寄せる同級生の皆様。
多少の荒波は揉まれるとして、問題はお嬢様たちだ。
流石に薬は飲まされ無いだろうが免疫の無いアッシュが若い令嬢のあざと可愛い手管に勝てるだろうか?
私の時と違い好意的に見られてる分、マシかしら?
否、好きを返せない相手の好意は重いわね、どうしても1人しか返せないもの
世の中は何人の好意を受け取れるホストの様なツワモノが居るにしろ、あの子がそんな真似出来る訳無いと身内としては思ってしまうわけで。
しかも、現在進行系の重度のブラコンだけに周りでワイワイと騒いでは上手く行くものも行かないだろう事は想像に容易い
ある日突然恋に落ちる令嬢と出会うか、あの子のブラコンをものともしない強い令嬢に引っ張って貰えれば、と思わないでも無いが、例え義姉でも人の恋沙汰に口を挟むのは野暮である
伯爵の義父様と義母様ならともかく。
気がつけば初授業が始まり、まずは軽い自己紹介をしたが、正直2年目ともなればまぁまぁ顔と名前ぐらいは覚えているから簡単に。
急遽帰国されたカレイドのクララ公女殿下と共に一斉にカレイドの留学生は全員、新学期が始まる前に帰国された
マイヤミの方々もタカマツリ聖王子の帰国で一緒に帰ったマイヤミの学生も多く、留学生の人数は一気に減っていたのだった
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