乙女ゲームで婚約破棄をリアルに体験するのはごめんだ

いつき

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⑦強制でも自由になるもの

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貴族令嬢になり、家の為、領地の為、引いては国の為になるように育てられる
着る服も住んでいる場所も食べるものも大切な家族もわたしは恵まれている。
例え両親との別れが早くとも愛されていたし、今の家族にも感謝と愛情しかない

ただ、にいさまはとても寂しかったと思う
なんでも与えられる裕福な暮らし、わがままを聞いてくれる環境にいたら本来、もっとわがままになっても可笑しくないから抑えた心の分、大人になられていたのだろう

ちょっとした事で癇癪を起こすと評判の第三王子殿下に婚約者として挨拶をしたら、そっぽを向かれてしまった

側妃殿下の鶴の一声で今回の婚約は成立したらしい。
第三王子の第一声が「俺の言う事は何でも聞け」だ。どんなジャ○アンだよ。もうジャ○アンのが確実に優しいよ

妃殿下はよろしくね~って感じで非常に軽かった
初めてお会いした国王陛下と第一第二王子殿下は別室でご挨拶させて頂いたから極普通に終わったのだけど。
王妃殿下は体調不良で今回お目に掛かる事は叶わなかった

第一、第二王子殿下のご婚約者にあたる公爵令嬢お二方様はどちらも物凄く綺麗な方で文通のやり取りを許可して貰ったよ

特に第二王子はメインヒーロー、の悪役令嬢になるルシュミール様は現王弟を父に持ち、王子と同じ見事なゴールドの髪に濃い碧眼に金色の虹彩の持ち主である。
悪役令嬢にはならない第一王子の婚約者カサンドラ様は現王妹が降嫁されていた。
前王の側室のご実家にもあたり従兄弟とご結婚をされたんだって
シルバーブロンドの髪はマルチネット公爵の、濃い碧眼や金色の虹彩は王や王子と一緒で血の繋がりを感じた

こうして私が見てるように、あちらからも見られてるのだろう
7歳から始まる妃殿下教育は14までに形を作り学園に入ってから18で卒業するまでに終わらせないと行けない
長い時間を掛けて他国とも交流出来る人材に育てるのだから周りの期待、比較対象も増えてお互いプレッシャーも強いんだ。だってまだカサンドラ様だって9歳なんだよ?

まぁ妃殿下教育は重たい
が、プレッシャーに関してはどこの家の令嬢、令息も有ったり無かったり?
普通はある。領地のこと、家のこと、婚約も小さい頃に結ばれるのは貞操が必要不可欠な王家はもとより、高位貴族なら家同士の兼ね合いもあるし、仕事で提携を結んだり領地で助けあったり。
逆に伯爵家は割りと自由だ
好きな人と結婚出来る可能性がある。
でも子爵や男爵のご令嬢は家の関わりや恋愛の無い高位貴族と政略結婚はよっぽど相手に旨味がないと難しい。
うちの母は父が好きで平民になる覚悟も有ったが、普通の令嬢は貴族としての婚約が出来るまで安心出来ないだろうし、男の子だって跡取りならその覚悟と勉強を、次男以降なら自立出来る何かを成人までに手に入れないといけない

これは平民もそうだし、なんなら現代日本でもそうだろうけれど。
貴族は今の生活は間違いなく豊かだとしてもそれ相応の覚悟がいる立場なんだからよりプレッシャーなはずだ。

私は王令により第三王子殿下の婚約者になったが
アニメの通りならいずれ婚約破棄になるので、その後も考えないといけない

王家と婚約破棄になれば傷物と呼ばれる令嬢の中でも国中に広まる傷物令嬢だ
それでも王令には逆らえない
でも、心は自由だから
最推しのために頑張ろう
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