22 / 202
㉒初めての。アゲイン
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まさに青天の霹靂と言える事態
流石に有り得ません
しかも、殿下は私を娼婦とおっしゃった…?
「これは流石に有り得ませんわ。わたくし娼婦の方を差別はしませんけれど、娼婦になる為に何年間も妃殿下教育を受けていたつもりも有りませんもの。敬愛する国王陛下へ婚約者辞退を直訴させて頂きますわ。それにドロシー様?お身体をどうぞお大事になさって下さいませ」
震える声は悲しみからでは無い
理解出来ない者への畏怖だ
「良くも言ったな平民風情が!」
「お前はこのわたくしがせっかく推薦して選んでやった恩も忘れたのかしら?」
選んで欲しいなんて頼んでも居ないし、ありがた迷惑でしか無い
「随分な口の叩き方をするのぅ」
王家専用の庭園に長閑な声。ようやく私は息をつけた
「あっ、何故ここに…?お義父様」
妃殿下が慌てて立ち上がる
殿下も急いでドロシー様の身体から手を離した
「保護者には保護者が必要じゃろうて」
前国王陛下と共に来たのは私のお祖父様だ
今日の話を手紙に書いたら来て下さったのだ。馬車が止まって居たのは確認済みだったけれど流石に驚きの連続で息が止まるかと冷や冷やしてしまったわ
「親愛なるルーファランス前国王陛下にご挨拶申し上げます。エルグラム侯爵家が娘、レンファラン・エルグラムでございます」
丁寧にカーテシーをすると側妃殿下から無礼な!と声が上がる
確かに無礼だ。先に妃殿下や王子殿下が挨拶すべきだし、私はお二方が紹介するか前国王陛下のお声掛けを待つべきだ
しかも、お祖父様に至っては王族相手にこの態度である
ドロシー様を越えるぶっち切りのマナー違反だろう
しかしルファおじいさまはそんな事を気にも止めず私のカーテシーに目を潤ませてご覧だった
伯爵家のお祖父様は通常運転です
「ああ、久しぶりに見たよ。王家の姫だけが教わるそのカーテシーを」
ルファ様は姉がいて、そのお姉様は14歳差だったから、まだ小さな頃にお嫁入りをされた。
姉が大好きなルファ様が姉の婚姻先の侯爵家へ遊びにいらしてた為、ルファ様に取って我が家は第二の家で。
プレッシャーも無い自由な時間を歳の近いお祖父様たちと過ごされた特別な思い出の家の、血を継ぐ令嬢が私。
「王家の姫?何をおっしゃっていますの義父様」
「そうです、そいつはただの平民上がりですよお爺様!」
「黙れ」
私に向ける優しい瞳が一変し、決して大声では無いのに誰も逆らえない王者の風格を醸し出していた
これぞ王。
ルファ様が片手を上げ私を横に促す
王家特有の濃い碧眼に金の光が太陽が降り注ぐ外の庭園では、より光を帯びていた
「この子の瞳を良く見よ。貴族の中でも碧眼に掛かる輝く虹彩は王家の血を継いでいる証ぞ」
「っ!」
私はルファ様やお祖父様よりオレンジ掛かった虹彩だがそれは血が薄まった証。母が伯爵家のおばあ様の血を継ぎ私は更に父の血も継いだ為、碧眼もお祖父様方より薄いサファイアブルーである
「えっえっ?」
ドロシー様は状況の整理が追い付けないらしくひたすら辺りを見渡し戸惑っていたが、流石に王族のお二人はご存知で次第に顔色を悪くしていた。
本当に貧血でも起こしそうな程、悪いわ
そして側妃殿下、私のカーテシーが普通と違うのは分かってたけど解って無かったのですね
流石に有り得ません
しかも、殿下は私を娼婦とおっしゃった…?
「これは流石に有り得ませんわ。わたくし娼婦の方を差別はしませんけれど、娼婦になる為に何年間も妃殿下教育を受けていたつもりも有りませんもの。敬愛する国王陛下へ婚約者辞退を直訴させて頂きますわ。それにドロシー様?お身体をどうぞお大事になさって下さいませ」
震える声は悲しみからでは無い
理解出来ない者への畏怖だ
「良くも言ったな平民風情が!」
「お前はこのわたくしがせっかく推薦して選んでやった恩も忘れたのかしら?」
選んで欲しいなんて頼んでも居ないし、ありがた迷惑でしか無い
「随分な口の叩き方をするのぅ」
王家専用の庭園に長閑な声。ようやく私は息をつけた
「あっ、何故ここに…?お義父様」
妃殿下が慌てて立ち上がる
殿下も急いでドロシー様の身体から手を離した
「保護者には保護者が必要じゃろうて」
前国王陛下と共に来たのは私のお祖父様だ
今日の話を手紙に書いたら来て下さったのだ。馬車が止まって居たのは確認済みだったけれど流石に驚きの連続で息が止まるかと冷や冷やしてしまったわ
「親愛なるルーファランス前国王陛下にご挨拶申し上げます。エルグラム侯爵家が娘、レンファラン・エルグラムでございます」
丁寧にカーテシーをすると側妃殿下から無礼な!と声が上がる
確かに無礼だ。先に妃殿下や王子殿下が挨拶すべきだし、私はお二方が紹介するか前国王陛下のお声掛けを待つべきだ
しかも、お祖父様に至っては王族相手にこの態度である
ドロシー様を越えるぶっち切りのマナー違反だろう
しかしルファおじいさまはそんな事を気にも止めず私のカーテシーに目を潤ませてご覧だった
伯爵家のお祖父様は通常運転です
「ああ、久しぶりに見たよ。王家の姫だけが教わるそのカーテシーを」
ルファ様は姉がいて、そのお姉様は14歳差だったから、まだ小さな頃にお嫁入りをされた。
姉が大好きなルファ様が姉の婚姻先の侯爵家へ遊びにいらしてた為、ルファ様に取って我が家は第二の家で。
プレッシャーも無い自由な時間を歳の近いお祖父様たちと過ごされた特別な思い出の家の、血を継ぐ令嬢が私。
「王家の姫?何をおっしゃっていますの義父様」
「そうです、そいつはただの平民上がりですよお爺様!」
「黙れ」
私に向ける優しい瞳が一変し、決して大声では無いのに誰も逆らえない王者の風格を醸し出していた
これぞ王。
ルファ様が片手を上げ私を横に促す
王家特有の濃い碧眼に金の光が太陽が降り注ぐ外の庭園では、より光を帯びていた
「この子の瞳を良く見よ。貴族の中でも碧眼に掛かる輝く虹彩は王家の血を継いでいる証ぞ」
「っ!」
私はルファ様やお祖父様よりオレンジ掛かった虹彩だがそれは血が薄まった証。母が伯爵家のおばあ様の血を継ぎ私は更に父の血も継いだ為、碧眼もお祖父様方より薄いサファイアブルーである
「えっえっ?」
ドロシー様は状況の整理が追い付けないらしくひたすら辺りを見渡し戸惑っていたが、流石に王族のお二人はご存知で次第に顔色を悪くしていた。
本当に貧血でも起こしそうな程、悪いわ
そして側妃殿下、私のカーテシーが普通と違うのは分かってたけど解って無かったのですね
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