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58恋しい、とは
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「カルデナはもう、ルトラン公爵子息が居るから良いじゃない。からかわないで」
リナーニャの時はにやにや、令嬢として恋人に決してお見せ出来ないランキングに入る顔をしていたイルアが自分の番になった途端、両手をクロスしてガードする
「ルトランはルトランて呼んで良いわよ?ここだけなら。流石に外は不味いから呼び捨てはダメだけど。それにルトランとは政略結婚だもの。1ミリも心が動かないわよ」
「今はまだお互い子どもですもの、大人になれば魅力的になるかも知れませんわ」
私が突っ込めばぐうの音が出ないのかもごもご口の中で言い訳して口を尖らせる
「今、お慕いしてる人が居るの?」
「えー、居ないわよ。世界で一番、愛して愛されてるから満足しているの」
フフッと勝ち誇って胸を張るカルデナに2人は慌て始めたが私は半眼で見据えた
「実の姉自慢よね」
一瞬で落ち付く空気。一方カルデナはなんで知ってるの!?と慌てていたが、私とカルデナより私はカサンドラ様の方が付き合い長いのだ
「同じ顔をする方を見ていたからよ」
王子の妃殿下教育のお手本として見学させて頂く機会もある。その時は完璧で凛とした理想的な令嬢のカサンドラ様は妹話をする時だけ豹変するのだ。
曰く、あねさまと追い掛けて来る幼女が可愛い、今日はお花を庭で摘んで転んだ泣き顔が愛しいなど、ご本人も少女で有るに関わらず、まるで娘でも出来たのですか?と聞きたいぐらいカルデナの事を聞いていた、と言ったらベッドに顔を埋め撃沈していた
勿論、推し活を教え、休憩中にルファ様の部屋で一緒に団扇を作って遊んだのも良い思い出です
「!っルトランの話でしたわね?ルトランの!婚約者として今は最低限の事をして下さいましてよ?エスコートが必要なパーティーに同席くらい、かしら?ルトランから私へなんら好意も感じませんし、もしかしたら他に良い方がいらっしゃるかも、ぐらいね。私からは男性でお慕いしているのは父ぐらいよ」
王妹のアーシャ様が一目惚れしたらしいですからね?箱入り中の箱入り娘たる姫様に会える男性は限られているとは言え、本当に一気に落ちて行ったのぅ、てルファ様が寂しそうに懐かしそうに呟いていたわ
わがままを言う隙さえ与えないぐらい、溺愛をしている愛娘の可愛いお願いに王も夜は枕を濡らした日々だった。
これは伯爵のお祖父様から聞いたわ。表に出せないけれども感じる気持ちは王も平民も個別差は有っても変わらないのだ
リナーニャの時はにやにや、令嬢として恋人に決してお見せ出来ないランキングに入る顔をしていたイルアが自分の番になった途端、両手をクロスしてガードする
「ルトランはルトランて呼んで良いわよ?ここだけなら。流石に外は不味いから呼び捨てはダメだけど。それにルトランとは政略結婚だもの。1ミリも心が動かないわよ」
「今はまだお互い子どもですもの、大人になれば魅力的になるかも知れませんわ」
私が突っ込めばぐうの音が出ないのかもごもご口の中で言い訳して口を尖らせる
「今、お慕いしてる人が居るの?」
「えー、居ないわよ。世界で一番、愛して愛されてるから満足しているの」
フフッと勝ち誇って胸を張るカルデナに2人は慌て始めたが私は半眼で見据えた
「実の姉自慢よね」
一瞬で落ち付く空気。一方カルデナはなんで知ってるの!?と慌てていたが、私とカルデナより私はカサンドラ様の方が付き合い長いのだ
「同じ顔をする方を見ていたからよ」
王子の妃殿下教育のお手本として見学させて頂く機会もある。その時は完璧で凛とした理想的な令嬢のカサンドラ様は妹話をする時だけ豹変するのだ。
曰く、あねさまと追い掛けて来る幼女が可愛い、今日はお花を庭で摘んで転んだ泣き顔が愛しいなど、ご本人も少女で有るに関わらず、まるで娘でも出来たのですか?と聞きたいぐらいカルデナの事を聞いていた、と言ったらベッドに顔を埋め撃沈していた
勿論、推し活を教え、休憩中にルファ様の部屋で一緒に団扇を作って遊んだのも良い思い出です
「!っルトランの話でしたわね?ルトランの!婚約者として今は最低限の事をして下さいましてよ?エスコートが必要なパーティーに同席くらい、かしら?ルトランから私へなんら好意も感じませんし、もしかしたら他に良い方がいらっしゃるかも、ぐらいね。私からは男性でお慕いしているのは父ぐらいよ」
王妹のアーシャ様が一目惚れしたらしいですからね?箱入り中の箱入り娘たる姫様に会える男性は限られているとは言え、本当に一気に落ちて行ったのぅ、てルファ様が寂しそうに懐かしそうに呟いていたわ
わがままを言う隙さえ与えないぐらい、溺愛をしている愛娘の可愛いお願いに王も夜は枕を濡らした日々だった。
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