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66未来候補
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お祖父様と過ごして2ヶ月、2月の末に入りルーファランス前国王陛下が体調を崩され、そのまま急変してあっという間に崩御されたと連絡が入った。
享年61歳、間も無く62になる直前の出来事だった
私もお祖父様と慌てて王都へ向かう。
急過ぎて頭が真っ白になり、震える身体は倒れそうでは有ったが、何とか感謝を御遺体を前に告げれたのはお祖父様と一緒に居たからだろうか。
お祖父様は見て居られない程に消沈されて居たが、私もお身体に寄りそうだけで精一杯で。
伯父や義兄の姿を見て安心して倒れたらしい
王宮の医務室で目覚め、知らない天井だと呟きながら眩暈の残る身体を起こした
大々的に発表され国葬するのは一週間後だ
棺の小窓から亡骸を拝んだが、何時もと変わらぬルファ様が静かに瞳を閉じてまるで眠っているだけに見えて、話掛けたら起き上がって下さるのでは?と思う程、穏やかなお顔をされていた
溢れ出る涙は止まらないが、ここに居ても迷惑なので部屋に居たメイドにお祖父様か伯父様の所へ案内して貰う
着崩れや髪は軽く直されたが、薄メイクすらも流れ落ちた顔は涙が止まらない為、このままだ
この部屋に来るのは初めてで見慣れた王宮内にも関わらず方向も解らない。窓も無い廊下をひたすら進んだ先の扉も初めてで、豪華な大きめの扉を開くとメイドに言われるまま先へ進んだ
「お祖父様…?」
窓からの夕陽が薄っすら照らす広い室内を見回す。
白のレースカーテンの先に人影が見え、メイドに促されたが何故か違和感を覚え足が進まない
見た事は無いが明らかに高貴な人の居住空間と思しき部屋に逆に少し後退る
お祖父様がこんな豪華な部屋を客室として案内されるか?答えは否だ。幾ら伯父甥の関係でも元伯爵なのだ、ここは全てが1級品の物しか無い
「レンファラン様、どうかなさいまして?あの先でお待ちで御座いますよ」
歳のまだ若いメイドは痺れを切らしたのか私の手を取り引っ張るように連れて行く。
「止めて、止めて下さ、い」
慌てて指を引こうとすれば向こうからカーテンが開かれた。
間仕切りが無くなった先に部屋の中でも一段高い段差が有り、ベッドが置いてある
豪華な衣装の足元からゆっくり顔を上げ、息を飲み込んだ。
享年61歳、間も無く62になる直前の出来事だった
私もお祖父様と慌てて王都へ向かう。
急過ぎて頭が真っ白になり、震える身体は倒れそうでは有ったが、何とか感謝を御遺体を前に告げれたのはお祖父様と一緒に居たからだろうか。
お祖父様は見て居られない程に消沈されて居たが、私もお身体に寄りそうだけで精一杯で。
伯父や義兄の姿を見て安心して倒れたらしい
王宮の医務室で目覚め、知らない天井だと呟きながら眩暈の残る身体を起こした
大々的に発表され国葬するのは一週間後だ
棺の小窓から亡骸を拝んだが、何時もと変わらぬルファ様が静かに瞳を閉じてまるで眠っているだけに見えて、話掛けたら起き上がって下さるのでは?と思う程、穏やかなお顔をされていた
溢れ出る涙は止まらないが、ここに居ても迷惑なので部屋に居たメイドにお祖父様か伯父様の所へ案内して貰う
着崩れや髪は軽く直されたが、薄メイクすらも流れ落ちた顔は涙が止まらない為、このままだ
この部屋に来るのは初めてで見慣れた王宮内にも関わらず方向も解らない。窓も無い廊下をひたすら進んだ先の扉も初めてで、豪華な大きめの扉を開くとメイドに言われるまま先へ進んだ
「お祖父様…?」
窓からの夕陽が薄っすら照らす広い室内を見回す。
白のレースカーテンの先に人影が見え、メイドに促されたが何故か違和感を覚え足が進まない
見た事は無いが明らかに高貴な人の居住空間と思しき部屋に逆に少し後退る
お祖父様がこんな豪華な部屋を客室として案内されるか?答えは否だ。幾ら伯父甥の関係でも元伯爵なのだ、ここは全てが1級品の物しか無い
「レンファラン様、どうかなさいまして?あの先でお待ちで御座いますよ」
歳のまだ若いメイドは痺れを切らしたのか私の手を取り引っ張るように連れて行く。
「止めて、止めて下さ、い」
慌てて指を引こうとすれば向こうからカーテンが開かれた。
間仕切りが無くなった先に部屋の中でも一段高い段差が有り、ベッドが置いてある
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