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70被害者です、か?
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第一王子殿下と言う貴族社会の王国で随一の権力を持ち、五体満足かつ容姿の恩恵も存分に浴びている
冷遇もされていないのは今、周りを見渡せば簡単に分かる。
しかも、婚約者には美人かつ既に王妃になるのを確実とされ、教育も滞り無く順調なカサンドラ様だ
私もだけれど義兄も理解しがたいと言わんばかりに詰問してしまうのは無理からぬ事で…
「私は正妃から生まれた長男、王家の髪と王家の瞳も継いでいるのだから王になるのが当然でしょう?しかし私の婚約者はカサンドラだ。叔母上の子であるにも関わらず銀髪の、つまり彼女が私の子を産んだとしても金より銀の可能性があると言う事だ」
確かに通常の王国貴族と違い、皇帝直系の血も普通の遺伝子より強いからカサンドラ様やカルデナも銀髪なんだろう。
しかし、ベルナンディウスと言う更に王家直系の血を継ぐ子は恐らく金になると思われた。
王家直系を2代継いで尚、銀髪は最早奇跡としか考えられない程、王家の血は通常の貴族より強いのだから
「貴方の血を継げば金になると思われます。そして王家に必要なのは瞳の方ですよ?姫では無く、王子に嫁いだ妃では本当に王のお子で有ると言う証明の為にですが」
驚かれる第一王子に、カサンドラ様を隣国へ奪われないが為に王妃が確定されているでしょう?と義兄が確認すると今度は溢れんばかりに瞳を開かれていた
「では、カサンドラの婚約者である私が王太子として指名されないのは何故?私はアリストのようにお前やアンバードも居ないのだから金髪碧眼を持つラーナが婚約者のアリストが優位なのかと思っていたよ?」
第一王子は側近にご不満らしいが、真面目を絵に描いた宰相のご子息は優秀だと聞く。
確かに第二王子殿下は2人の側近を持ち、どちらも優秀だけれどタイミングとか相性の問題だと思っていた私は義兄を見上げた
視線を察したのか、私を見る義兄はより強く腰を引き寄せ結果、顔が見れなくなってしまったのはわざとでしょうか
「王太子教育は既にベルナンディウス殿下とアリストテレス殿下、お二方とも始まっておりましたな」
「は?」
お祖父様は未だ厳しいお声の侭。
「本来、問題が無ければ貴方が王になる道は既に引かれていましたが、王になるには暫し引っ掛かる点が見受けられたのを危惧し、敢えて立太子を宣言されませんでした。あの子の親心をここまで汲めないとは…」
お祖父様としては息子のような現王をルファ様と一緒にベルナンディウス第一王子も見守っていただろうが、かなり不敬な物言いに私の方がひやひやしてしまうわ
「そんな!教えてくれ、私の問題とは何処だ?私はそれなりの成績を修め、身体を鍛える事も怠る事無く過ごした。立太子されない焦りでレンファには無体を強いそうになったが未遂だし、傷物になったレンファが側室になるのは将来的には悪くないはずだ」
冷遇もされていないのは今、周りを見渡せば簡単に分かる。
しかも、婚約者には美人かつ既に王妃になるのを確実とされ、教育も滞り無く順調なカサンドラ様だ
私もだけれど義兄も理解しがたいと言わんばかりに詰問してしまうのは無理からぬ事で…
「私は正妃から生まれた長男、王家の髪と王家の瞳も継いでいるのだから王になるのが当然でしょう?しかし私の婚約者はカサンドラだ。叔母上の子であるにも関わらず銀髪の、つまり彼女が私の子を産んだとしても金より銀の可能性があると言う事だ」
確かに通常の王国貴族と違い、皇帝直系の血も普通の遺伝子より強いからカサンドラ様やカルデナも銀髪なんだろう。
しかし、ベルナンディウスと言う更に王家直系の血を継ぐ子は恐らく金になると思われた。
王家直系を2代継いで尚、銀髪は最早奇跡としか考えられない程、王家の血は通常の貴族より強いのだから
「貴方の血を継げば金になると思われます。そして王家に必要なのは瞳の方ですよ?姫では無く、王子に嫁いだ妃では本当に王のお子で有ると言う証明の為にですが」
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「では、カサンドラの婚約者である私が王太子として指名されないのは何故?私はアリストのようにお前やアンバードも居ないのだから金髪碧眼を持つラーナが婚約者のアリストが優位なのかと思っていたよ?」
第一王子は側近にご不満らしいが、真面目を絵に描いた宰相のご子息は優秀だと聞く。
確かに第二王子殿下は2人の側近を持ち、どちらも優秀だけれどタイミングとか相性の問題だと思っていた私は義兄を見上げた
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「は?」
お祖父様は未だ厳しいお声の侭。
「本来、問題が無ければ貴方が王になる道は既に引かれていましたが、王になるには暫し引っ掛かる点が見受けられたのを危惧し、敢えて立太子を宣言されませんでした。あの子の親心をここまで汲めないとは…」
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