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90 転生デスか?
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「改めて良く来てくれたわ」
小さな桃色のぷっくりした唇は女性から見ても魅力的で勝ち気な笑顔も愛らしく、男性ならイチコロになっても可笑しくは無い
華奢な指先は洗練された動作でティーカップの縁をつまんでいらっしゃる
少しソニア側妃殿下様の面影が見えるのは姉君のお子なのではと言う前情報と、柔らかそうな桃色の髪や華奢なお姿も相まって何時までも少女のような若さだった彼の妃殿下を思い起こすからだ
ただ、お胸元は未だ控えめでそこだけ親近感が勝手に湧いたのは口には出せない乙女の秘密
ドロシー様は会った事はないが恐らくはアンタロス男爵の遺伝子でキリッとした艶やかな美女だったけれど、儚げな風貌のミクル姫はよりヒロイン感が強い
「こっそり内密に会いたかったけれどこうなった以上、ハッキリしておきたいの。貴女も転生者でしょ?」
歯に衣着せぬ物言いと、腹に何も隠さず尋ねる辺りは前世の性格なのか、姫と言う最上位の育ちゆえか。
秘密の1つ2つは身を護る為に隠しても良いだろうに多分、自分で自身を護る発想がそもそも無いのだろう
「貴女も。とは?姫様はまるでその転生者、と言う存在なので?」
私が答えるより早く義兄が口を挟むのに姫は驚かれつつ、そうよ!と同意された。
ヒロインが転生者の場合、攻略対象として登場していた義兄含めアニメキャラは全員把握されているとして、何故こんなに素直なのか不思議です
偶然を装ってイベントを発生するおつもりなら義兄様に今バラしてしまうのは悪手じゃないかと、内心軽く首を傾げながら口につけていたカップをソーサーに置きました。
「姫様がその転生者だとして、何か目的でもお有りですか?主にうちのレンファに関わる何かで」
「クロ様はもうレンファランの義兄で無いのですから口を出さないで下さいませ。私、別にもう悪役令嬢になれない彼女と敵では無いのですから」
確かに攻略対象の元婚約者ミカエリス様とは既に婚約解消済みで有り、義兄様もエルグラムからルアージュへ私が養子になった時点で辛うじて血の繋がった親戚止まり。
アニメの様に義兄様に近付くな!等、口に出せない今の立場では悪役令嬢としては弱いが、先ず隣国の姫様に対する口の聞き方じゃなかったので、もし今エルグラムの私だったとしてもあんな事、言えません。
そもそも義兄様自身が望まれた恋愛に口を出すなんてどんなに寂しくとも出来ませんたら出来ません。大事な事なので2回、自分に言い聞かせました
「レンファが悪役?とは?それと名前を呼ぶ時はエルグラムでお願いします。周囲に誤解されてはお互い宜しくありませんので」
未だ婚約者の居ない侯爵へ、同じ学生の内に接点をと学年問わず女生徒から突撃が有るらしい
朝と放課後は私と言う防波堤の存在で近付くのは難しいと同じクラスの方に伺いました。
そう言うつもりは義兄様も私も無かったのだけれど、義兄様が第二王子殿下の影として万が一の時に身体を差し出すつもりなのだと気付いた時、そしてこの瞳により関係無い配偶者まで危険に遇う可能性が有るのだと解ってから、義兄様が適齢期になっても婚約者を定め無い理由、私を登下校一人にしないのもその辺りに有るのでは無かろうか
小さな桃色のぷっくりした唇は女性から見ても魅力的で勝ち気な笑顔も愛らしく、男性ならイチコロになっても可笑しくは無い
華奢な指先は洗練された動作でティーカップの縁をつまんでいらっしゃる
少しソニア側妃殿下様の面影が見えるのは姉君のお子なのではと言う前情報と、柔らかそうな桃色の髪や華奢なお姿も相まって何時までも少女のような若さだった彼の妃殿下を思い起こすからだ
ただ、お胸元は未だ控えめでそこだけ親近感が勝手に湧いたのは口には出せない乙女の秘密
ドロシー様は会った事はないが恐らくはアンタロス男爵の遺伝子でキリッとした艶やかな美女だったけれど、儚げな風貌のミクル姫はよりヒロイン感が強い
「こっそり内密に会いたかったけれどこうなった以上、ハッキリしておきたいの。貴女も転生者でしょ?」
歯に衣着せぬ物言いと、腹に何も隠さず尋ねる辺りは前世の性格なのか、姫と言う最上位の育ちゆえか。
秘密の1つ2つは身を護る為に隠しても良いだろうに多分、自分で自身を護る発想がそもそも無いのだろう
「貴女も。とは?姫様はまるでその転生者、と言う存在なので?」
私が答えるより早く義兄が口を挟むのに姫は驚かれつつ、そうよ!と同意された。
ヒロインが転生者の場合、攻略対象として登場していた義兄含めアニメキャラは全員把握されているとして、何故こんなに素直なのか不思議です
偶然を装ってイベントを発生するおつもりなら義兄様に今バラしてしまうのは悪手じゃないかと、内心軽く首を傾げながら口につけていたカップをソーサーに置きました。
「姫様がその転生者だとして、何か目的でもお有りですか?主にうちのレンファに関わる何かで」
「クロ様はもうレンファランの義兄で無いのですから口を出さないで下さいませ。私、別にもう悪役令嬢になれない彼女と敵では無いのですから」
確かに攻略対象の元婚約者ミカエリス様とは既に婚約解消済みで有り、義兄様もエルグラムからルアージュへ私が養子になった時点で辛うじて血の繋がった親戚止まり。
アニメの様に義兄様に近付くな!等、口に出せない今の立場では悪役令嬢としては弱いが、先ず隣国の姫様に対する口の聞き方じゃなかったので、もし今エルグラムの私だったとしてもあんな事、言えません。
そもそも義兄様自身が望まれた恋愛に口を出すなんてどんなに寂しくとも出来ませんたら出来ません。大事な事なので2回、自分に言い聞かせました
「レンファが悪役?とは?それと名前を呼ぶ時はエルグラムでお願いします。周囲に誤解されてはお互い宜しくありませんので」
未だ婚約者の居ない侯爵へ、同じ学生の内に接点をと学年問わず女生徒から突撃が有るらしい
朝と放課後は私と言う防波堤の存在で近付くのは難しいと同じクラスの方に伺いました。
そう言うつもりは義兄様も私も無かったのだけれど、義兄様が第二王子殿下の影として万が一の時に身体を差し出すつもりなのだと気付いた時、そしてこの瞳により関係無い配偶者まで危険に遇う可能性が有るのだと解ってから、義兄様が適齢期になっても婚約者を定め無い理由、私を登下校一人にしないのもその辺りに有るのでは無かろうか
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