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97 甘いトキメキ
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落ち着けどうどうと流れるようにロビーのソファーへ誘導され、ミントティを淹れる従兄弟は次期伯爵と思えない程、スマート。
しかもちゃんと美味しい
アイク義兄様の疲れを少しでも癒したくて練習した成果は見事な華を開いている
興奮気味にクロフォード様の良い所を語る従姉妹にうんうんと同意してはアイク義兄様の素敵な所を惚気る挟み技は最早ブラコンの鑑である
お互い解る解ると夕飯まで盛り上がって居たら疲れた顔の義父様とアイク義兄様が珍しく一緒に帰られた
カサンドラ様が側妃殿下になられた祝賀の儀式まで、アイク義兄様は外交官として他国の方のおもてなしと国として交渉など責務が有る為、国内に滞在して居る。
国内でも何時もは国の視察団に参加されて帰って来ない日も有る中、今は王宮勤めで確実に帰るからアッシュはご機嫌なのだが、2人の顔色が余りにも疲弊して居て出迎えの義母と共に皆で駆け寄った
執事に薄手のコートを渡すとアイク義兄様は真っ直ぐ義弟を抱き締めエネルギー補給してるように見えた
わんこさんを抱き締めるように顔を頭に埋めてるから余計そんな風に感じるのだろう。わんこ欲しい
義父様も義母様を抱き締め、両頬へキスを…何時もながら甘々でちょっと私も赤くなってしまうわ
義父は何時もだが、義兄は頭を撫でるぐらい(最近は私にもしてくれる)だったから珍しい
「まぁ、まぁ2人ともお疲れ様。直ぐに食事にしましょう」
義母の誘導で一旦、着替えに戻る2人だがアイク義兄様は途中のロビーでミントティを見付けるとスッと義弟の残っていたカップを飲んで行った
カップは同じ種類でも色で分けられ間違って私のを使う事は無いが、普段されない行動に私とアッシュは顔を見合わせた
どうやらかなり疲弊しているようだ
既に着替えていた私達は先に義母と食堂へ向かうと椅子に腰掛けた義母様が何時もより甘味追加や食前酒の変更を指示していて、何時もながらの細やかな気遣いに胸が暖まるし周りも心得ているとばかりに直ぐに動き出した
オードブルの前にチーズに岩塩が振りかかったアミューズも追加され、普段割りとお野菜中心のあっさりしたコース料理のメインが魚料理+2人には小さいながらステーキとシャーベットにフルーツの添えられたデザートも小さなプリンが足され嬉しそうに召し上がっていてホッとした
食事を終えロビーで家族団欒と言う名の報告会では王女に出したものと同じ紅茶葉を侯爵家から貰って来たので3種類少しづつ淹れて報告と確認をして貰う。
侯爵家は良いが、万が一にも姫に尋ねられて知りませんは国の恥だ
「で、姫とのお茶会擬きは恙無く終わったのだね?」
「はい、義父様。あちらの側妃殿下がソニア様の姉君、カナデ様なのを隠されて居ませんでしたし、こちらに来られたのも隠されませんでしたからきっとそれは気にしてなさらないのかと。後はクロフォード義兄様とのお約束を取り付ける話を終始されていたのですが、今は学校行事前で調整が忙しいとお断りされてましたわ。それで話をよくよく聞けば職業体験先に困っていらしたのでうちのコスメショップを斡旋させて頂きましたの」
一応簡潔ながら報告したら皆、うんうん頷きながら聞いていたのだけれど、義父様からまさかの爆弾発言に時が止まったかと思いました、よ?
「カナデフォーレット側妃殿下様からソニア側妃殿下がお亡くなりになった件で苦情が来ている」と。
しかもちゃんと美味しい
アイク義兄様の疲れを少しでも癒したくて練習した成果は見事な華を開いている
興奮気味にクロフォード様の良い所を語る従姉妹にうんうんと同意してはアイク義兄様の素敵な所を惚気る挟み技は最早ブラコンの鑑である
お互い解る解ると夕飯まで盛り上がって居たら疲れた顔の義父様とアイク義兄様が珍しく一緒に帰られた
カサンドラ様が側妃殿下になられた祝賀の儀式まで、アイク義兄様は外交官として他国の方のおもてなしと国として交渉など責務が有る為、国内に滞在して居る。
国内でも何時もは国の視察団に参加されて帰って来ない日も有る中、今は王宮勤めで確実に帰るからアッシュはご機嫌なのだが、2人の顔色が余りにも疲弊して居て出迎えの義母と共に皆で駆け寄った
執事に薄手のコートを渡すとアイク義兄様は真っ直ぐ義弟を抱き締めエネルギー補給してるように見えた
わんこさんを抱き締めるように顔を頭に埋めてるから余計そんな風に感じるのだろう。わんこ欲しい
義父様も義母様を抱き締め、両頬へキスを…何時もながら甘々でちょっと私も赤くなってしまうわ
義父は何時もだが、義兄は頭を撫でるぐらい(最近は私にもしてくれる)だったから珍しい
「まぁ、まぁ2人ともお疲れ様。直ぐに食事にしましょう」
義母の誘導で一旦、着替えに戻る2人だがアイク義兄様は途中のロビーでミントティを見付けるとスッと義弟の残っていたカップを飲んで行った
カップは同じ種類でも色で分けられ間違って私のを使う事は無いが、普段されない行動に私とアッシュは顔を見合わせた
どうやらかなり疲弊しているようだ
既に着替えていた私達は先に義母と食堂へ向かうと椅子に腰掛けた義母様が何時もより甘味追加や食前酒の変更を指示していて、何時もながらの細やかな気遣いに胸が暖まるし周りも心得ているとばかりに直ぐに動き出した
オードブルの前にチーズに岩塩が振りかかったアミューズも追加され、普段割りとお野菜中心のあっさりしたコース料理のメインが魚料理+2人には小さいながらステーキとシャーベットにフルーツの添えられたデザートも小さなプリンが足され嬉しそうに召し上がっていてホッとした
食事を終えロビーで家族団欒と言う名の報告会では王女に出したものと同じ紅茶葉を侯爵家から貰って来たので3種類少しづつ淹れて報告と確認をして貰う。
侯爵家は良いが、万が一にも姫に尋ねられて知りませんは国の恥だ
「で、姫とのお茶会擬きは恙無く終わったのだね?」
「はい、義父様。あちらの側妃殿下がソニア様の姉君、カナデ様なのを隠されて居ませんでしたし、こちらに来られたのも隠されませんでしたからきっとそれは気にしてなさらないのかと。後はクロフォード義兄様とのお約束を取り付ける話を終始されていたのですが、今は学校行事前で調整が忙しいとお断りされてましたわ。それで話をよくよく聞けば職業体験先に困っていらしたのでうちのコスメショップを斡旋させて頂きましたの」
一応簡潔ながら報告したら皆、うんうん頷きながら聞いていたのだけれど、義父様からまさかの爆弾発言に時が止まったかと思いました、よ?
「カナデフォーレット側妃殿下様からソニア側妃殿下がお亡くなりになった件で苦情が来ている」と。
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