100 / 202
100 碧色の…
しおりを挟む
「アイク義兄様はこの先もずっと外交官をされるの?」
アッシュが度々、不安がっていた事をずばり尋ねてみたら、こんな不躾な質問をするのが不思議だったのか小首を傾げる。
「一応、アッシュが伯爵を継ぐまでは続ける予定だよ。交流有る国が安心して付き合えるか、この間に見定めれれば幸いだね。アッシュが伯爵になれば領地は義父たちが護るだろうし、そうなれば手薄の王都で暫くアッシュを支えた方が良い。あの子を護る護衛官を育てたら…またその時に考えるつもり、かな」
アッシュが奥様を迎えた際に、同じ邸宅に義理の兄が住んでいたらややこしいと呟き洩らすのに軽く噴いてしまう
知的でクール、女性の影も無い義兄の一面はただただ家族の安寧を望む優しい人なだけだった
婚約者を作れば、自由に他国へ渡るのも義弟第一も控えねばならないし、アッシュが当主になり、平民になる義兄が今、婚約者を儲けるとなればルアージュを乗っ取るつもりの貴族女性が現れても可笑しくはない
アッシュが跡取りと公言されてるからこそ慎重に動かれているのだろう
義妹としては出来れば穏やかで可愛らしい方と結ばれて欲しい
アッシュはアッシュで未だ婚約者候補も居ないのは…多分、母様の事が有ったからだろう
一緒に居て巻き添えなんてなった日には申し訳無い
せめて学園で恋愛してお互いに良いと思える人ならば。
そして卒業までに伯爵領、王都伯爵邸を護る基盤も厚く用意する事も可能だろう
後、絶望的にブラコンなのでアイク義兄様と仲良く出来無かったら即お別れしてしまいそうです。
そう言ったらアイク義兄様は困った顔をされたけれどちょっと頬が緩んだのを手で隠されても解りますよ。
私だってクロフォード義兄様への気持ちなら負けてませんもの
割りと近所に有るエルグラム侯爵邸は朝8時と早くしかも、先触れも無いのにも関わらず当たり前のように皆が迎えてくれる。
アイク義兄様のエスコートでステップを降りる時、霜で滑り易いので慎重に。
滑り難いブーツにして正解だった
ここで転んだ日には良い笑い者だわ
外まで出迎えに来ていたジェームスがアイク義兄様から荷物を預かり扉を開いた先にはクロフォード義兄様が両手を広げ穏やかな笑顔で出迎えてくれて、エスコートから外れ軽く走って抱き締める
魔が差した
寝て無かったのも有る
誘惑に勝てないブラコンガチ勢だもの許して欲しい
「アイク有難う。朝ご飯も食べずに連れて来てくれたんだろ」
「構わないよ。義妹に何か有った方が嫌だからね」
ダイニングテーブルに着けばほかほかのお握りと味噌汁。最近、マイヤミから仕入れている健康食は貴族に密かなブームで嬉しい。
輸入の税が加算され高価な食材だから何処でも食べれる訳では無いが侯爵家は流石にゆとりが有る。
梅の小さなお握りをフォークも使わず両手に持って咀嚼する
暖かい味噌汁の具はじゃがいも。ホックリしてホッとした
「うーん美味しいね、これは」
アイク義兄様も気に入ったらしくパクパクとアッと言う間に4個平らげた
私のより大きいのに瞬殺された
玉子焼きは甘め
ホウレン草のおひたしと五臓六腑が喜びに溢れている
アッシュが度々、不安がっていた事をずばり尋ねてみたら、こんな不躾な質問をするのが不思議だったのか小首を傾げる。
「一応、アッシュが伯爵を継ぐまでは続ける予定だよ。交流有る国が安心して付き合えるか、この間に見定めれれば幸いだね。アッシュが伯爵になれば領地は義父たちが護るだろうし、そうなれば手薄の王都で暫くアッシュを支えた方が良い。あの子を護る護衛官を育てたら…またその時に考えるつもり、かな」
アッシュが奥様を迎えた際に、同じ邸宅に義理の兄が住んでいたらややこしいと呟き洩らすのに軽く噴いてしまう
知的でクール、女性の影も無い義兄の一面はただただ家族の安寧を望む優しい人なだけだった
婚約者を作れば、自由に他国へ渡るのも義弟第一も控えねばならないし、アッシュが当主になり、平民になる義兄が今、婚約者を儲けるとなればルアージュを乗っ取るつもりの貴族女性が現れても可笑しくはない
アッシュが跡取りと公言されてるからこそ慎重に動かれているのだろう
義妹としては出来れば穏やかで可愛らしい方と結ばれて欲しい
アッシュはアッシュで未だ婚約者候補も居ないのは…多分、母様の事が有ったからだろう
一緒に居て巻き添えなんてなった日には申し訳無い
せめて学園で恋愛してお互いに良いと思える人ならば。
そして卒業までに伯爵領、王都伯爵邸を護る基盤も厚く用意する事も可能だろう
後、絶望的にブラコンなのでアイク義兄様と仲良く出来無かったら即お別れしてしまいそうです。
そう言ったらアイク義兄様は困った顔をされたけれどちょっと頬が緩んだのを手で隠されても解りますよ。
私だってクロフォード義兄様への気持ちなら負けてませんもの
割りと近所に有るエルグラム侯爵邸は朝8時と早くしかも、先触れも無いのにも関わらず当たり前のように皆が迎えてくれる。
アイク義兄様のエスコートでステップを降りる時、霜で滑り易いので慎重に。
滑り難いブーツにして正解だった
ここで転んだ日には良い笑い者だわ
外まで出迎えに来ていたジェームスがアイク義兄様から荷物を預かり扉を開いた先にはクロフォード義兄様が両手を広げ穏やかな笑顔で出迎えてくれて、エスコートから外れ軽く走って抱き締める
魔が差した
寝て無かったのも有る
誘惑に勝てないブラコンガチ勢だもの許して欲しい
「アイク有難う。朝ご飯も食べずに連れて来てくれたんだろ」
「構わないよ。義妹に何か有った方が嫌だからね」
ダイニングテーブルに着けばほかほかのお握りと味噌汁。最近、マイヤミから仕入れている健康食は貴族に密かなブームで嬉しい。
輸入の税が加算され高価な食材だから何処でも食べれる訳では無いが侯爵家は流石にゆとりが有る。
梅の小さなお握りをフォークも使わず両手に持って咀嚼する
暖かい味噌汁の具はじゃがいも。ホックリしてホッとした
「うーん美味しいね、これは」
アイク義兄様も気に入ったらしくパクパクとアッと言う間に4個平らげた
私のより大きいのに瞬殺された
玉子焼きは甘め
ホウレン草のおひたしと五臓六腑が喜びに溢れている
193
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢を虐げた自称ヒロインの末路
八代奏多
恋愛
公爵令嬢のレシアはヒロインを自称する伯爵令嬢のセラフィから毎日のように嫌がらせを受けていた。
王子殿下の婚約者はレシアではなく私が相応しいとセラフィは言うが……
……そんなこと、絶対にさせませんわよ?
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。
パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
もう我慢したくないので自由に生きます~一夫多妻の救済策~
岡暁舟
恋愛
第一王子ヘンデルの妻の一人である、かつての侯爵令嬢マリアは、自分がもはや好かれていないことを悟った。
「これからは自由に生きます」
そう言い張るマリアに対して、ヘンデルは、
「勝手にしろ」
と突き放した。
ヒロインだと言われましたが、人違いです!
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。
って、ベタすぎなので勘弁してください。
しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。
私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。
婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。
風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。
※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる