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●112 ガーデンパーティーは華やかに
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時は瞬く間に過ぎて行く
婚約者が居る方は婚約者の色を
居ない令嬢も友だちと被らないようリサーチ済みだが、如何せんこのパーティーは急な事、そして何よりデザイナーが捕まらず、新品のドレスの手持ちが無かった令嬢は既製品の手直しが精々なのだ
それでも中々入る機会の無い王宮の庭ともなれば自宅では見られない珍しい花が咲き乱れ心も浮き立つ気持ちは解らないでは無い
ただ、私は何時もミカエリス殿下にすっぽかされた記憶が濃い庭で正直、余り良い思い出は無い
それでも朝から侯爵家に泊まり、付いて来てくれたキュララたちと侯爵家のマーヤが楽しそうに準備してくれるのが嬉しい
メリッサ、ピナ、キュララは伯爵家領館から本館までずっと一緒に来てくれ、何処でも一緒です結婚しても付いて行きます、と日頃から言ってくれる10代後半から20代前半のメイドだけれど私は知っている、王家から派遣された護衛だと言う事を
何せ伯爵領邸だって昔から顔を出して居るので慣れたメイド達を軒並み退け付けてくれたのだ
身のこなしも隙無く、自宅に居る時は交互に休みを取るものの、こう言う外出には3人付いて来るので解りやすいし有難い
姫様と学園でお茶した時然りだ。
お陰で元王宮騎士の先生が変な顔を一瞬浮かべていたのも目撃してしまった
あの日、先生はパンツスタイルのスーツを着こなして居たが、3人は膝下のフリルスカート、中にパニエも履いているそうでふわふわだ。しかし太ももにはナイフがガーターベルトに挟んで有る。(一緒に入浴して居たら自然と見えた)
そんなスカート姿を自慢気に先生に見せては割りと大きめに回ってみたり、姫の視界に入らない所で楽しんでいたのを義兄と私は見なかった事にした。
それはさておき3娘とマーヤ先導でテキパキと楽しそうに支度をしてくれたドレス姿に私は戸惑いを隠せなかった
義兄様に任せたドレスはサファイアブルーの鮮やかなAライン。肩はフリルで絶妙に隠れ肌を露出し過ぎ無い上品かつ割りとシンプルなデザインである。胸元に前リボンで引き締められ靴とリボンはオレンジゴールド。
私の瞳の色で不自然では無いものの、エスコートが義兄だと色々憶測を生みそうな色合いだったのだ
しかも、裾には小さく紫の花の刺繍が施され、侯爵家の桔梗はまだ解る。エルグラム時代にこのドレスを作った覚えは無いにしろエルグラムの物だし、周りも私が元々エルグラムだと知っているから
でも、桔梗に紛れ咲く美しい薔薇はどうなのでしょうか?
薔薇は王家、王妃様は赤を。亡くなったソニア側妃殿下は黄色。色でどなたの物か判別出来るのだ
降嫁されたアーシャ姫はピンクを、側妃殿下になられたカサンドラ様は白い薔薇。そして私の裾に縫われた薔薇は紫、まさに大お祖母様を表す薔薇だった
婚約者が居る方は婚約者の色を
居ない令嬢も友だちと被らないようリサーチ済みだが、如何せんこのパーティーは急な事、そして何よりデザイナーが捕まらず、新品のドレスの手持ちが無かった令嬢は既製品の手直しが精々なのだ
それでも中々入る機会の無い王宮の庭ともなれば自宅では見られない珍しい花が咲き乱れ心も浮き立つ気持ちは解らないでは無い
ただ、私は何時もミカエリス殿下にすっぽかされた記憶が濃い庭で正直、余り良い思い出は無い
それでも朝から侯爵家に泊まり、付いて来てくれたキュララたちと侯爵家のマーヤが楽しそうに準備してくれるのが嬉しい
メリッサ、ピナ、キュララは伯爵家領館から本館までずっと一緒に来てくれ、何処でも一緒です結婚しても付いて行きます、と日頃から言ってくれる10代後半から20代前半のメイドだけれど私は知っている、王家から派遣された護衛だと言う事を
何せ伯爵領邸だって昔から顔を出して居るので慣れたメイド達を軒並み退け付けてくれたのだ
身のこなしも隙無く、自宅に居る時は交互に休みを取るものの、こう言う外出には3人付いて来るので解りやすいし有難い
姫様と学園でお茶した時然りだ。
お陰で元王宮騎士の先生が変な顔を一瞬浮かべていたのも目撃してしまった
あの日、先生はパンツスタイルのスーツを着こなして居たが、3人は膝下のフリルスカート、中にパニエも履いているそうでふわふわだ。しかし太ももにはナイフがガーターベルトに挟んで有る。(一緒に入浴して居たら自然と見えた)
そんなスカート姿を自慢気に先生に見せては割りと大きめに回ってみたり、姫の視界に入らない所で楽しんでいたのを義兄と私は見なかった事にした。
それはさておき3娘とマーヤ先導でテキパキと楽しそうに支度をしてくれたドレス姿に私は戸惑いを隠せなかった
義兄様に任せたドレスはサファイアブルーの鮮やかなAライン。肩はフリルで絶妙に隠れ肌を露出し過ぎ無い上品かつ割りとシンプルなデザインである。胸元に前リボンで引き締められ靴とリボンはオレンジゴールド。
私の瞳の色で不自然では無いものの、エスコートが義兄だと色々憶測を生みそうな色合いだったのだ
しかも、裾には小さく紫の花の刺繍が施され、侯爵家の桔梗はまだ解る。エルグラム時代にこのドレスを作った覚えは無いにしろエルグラムの物だし、周りも私が元々エルグラムだと知っているから
でも、桔梗に紛れ咲く美しい薔薇はどうなのでしょうか?
薔薇は王家、王妃様は赤を。亡くなったソニア側妃殿下は黄色。色でどなたの物か判別出来るのだ
降嫁されたアーシャ姫はピンクを、側妃殿下になられたカサンドラ様は白い薔薇。そして私の裾に縫われた薔薇は紫、まさに大お祖母様を表す薔薇だった
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