118 / 202
●118 一方その頃【アリア】
しおりを挟む
初めて来たお城は白く、金色の縁取り模様がとっても綺麗!緊張の面持ちで沢山の人が白い通路に真っ直ぐ進む。
お父様とお母様も緊張されてるからか私にまで目が行かないらしく、私はお兄様にエスコートされながら辺りを遠慮無くキョロキョロ眺めていた
色取りどりのドレス、優雅な夫人も居れば、まだ不慣れなのか私と同じように緊張が見えるご夫人も居るし、同い年くらいの令嬢も沢山…
「キャッ!」
ほんのわずかな石畳の隙間に普段履かない高さのヒールが刺さり危うく転びそうになるのを隣に居た兄が強く手を握り、空いた左側からスッと手をお腹に差し伸べられて事なきを得た
「有難うございます」
私の無事を確かめられたどこかの令息は安心したのか微笑まれて、先に向かわれていたらしいご家族の方が居る薔薇園へ足早に向かわれてしまった…
着いたお庭は珍しい薔薇が沢山有って、アーチも大きいし、薔薇以外にも所狭しと造り込まれた王宮のガーデンにドキドキ。これが緊張故か、先程の子息に対してなのか私は混乱したまま庭の端に家族と佇んだ
一望出来た此処から大勢の貴族、姉様の姿は見掛けたけれど、近付くには勇気が必要な華やかな空間で父様曰く、国の頂点の人たちが揃っているんだとか
王子様や公爵家ばかりの空間は金銀色の髪が物理的にも眩しくて、姉様だけ私と同じ髪色なのが不思議なぐらいだった
ドレスも凄く綺麗なブルー
侯爵家で用意されてどんなのか分からないと聞いていたのに姉様にピッタリのサイズじゃない?
貸して貰ったクリームイエローのドレスも新品で生地も上質、子爵家ではそう手に入らない生地のドレスで、更に紫のお花模様の刺繍や宝石は薄くて綺麗なブルーで私の薄い青の瞳にもピッタリだ
お父様もお母様も領地の子爵家から着いたばかりでお疲れだったのに、私の姿を見て時が止まったように固まっていたからちょっと心配だったけど、ユーリ兄様には褒められて一安心だったの
この可愛いドレスを自慢したくて辺りを見渡すと先ほどの子息の姿にドクンと高鳴る胸元。さっきはどなたなのか父様に伺ったけれど名前も名乗らずに行ってしまって解らないんだそう
ご家族ご一緒ならば、と父母を見遣るも兄様の彼女ご家族の姿を見て直ぐに挨拶に。
こんな大勢の貴族の集まる中に親しく思う方が居たら安心するわよね
私も後ろ髪を引かれながら挨拶に赴いてる間に子息はどこかへ移動されて姿が見えなくなってしまったの
ちょっとだけ食べ物や飲み物をと摘まむと食べた事が無い食材や味に感動。特に高価なフルーツをふんだんに使われたスイーツの美味しい事!
私は次々と一口サイズのフルーツタルトと果物の紅茶やジュースを頂いてついお花詰みに行きたくなってしまったのは仕方無いと思うの
兄は彼女と楽しそうにお話しているし、私たち子爵家は挨拶もかなり後でと聞いていたのでそっと場を離れ1人でサロン脇へ向かったわ。
ちゃんと庭から入れるサロンや、側にトイレマークが有るのはとっても助かる!(後でレンファ姉様考案と知ったわ)
お父様とお母様も緊張されてるからか私にまで目が行かないらしく、私はお兄様にエスコートされながら辺りを遠慮無くキョロキョロ眺めていた
色取りどりのドレス、優雅な夫人も居れば、まだ不慣れなのか私と同じように緊張が見えるご夫人も居るし、同い年くらいの令嬢も沢山…
「キャッ!」
ほんのわずかな石畳の隙間に普段履かない高さのヒールが刺さり危うく転びそうになるのを隣に居た兄が強く手を握り、空いた左側からスッと手をお腹に差し伸べられて事なきを得た
「有難うございます」
私の無事を確かめられたどこかの令息は安心したのか微笑まれて、先に向かわれていたらしいご家族の方が居る薔薇園へ足早に向かわれてしまった…
着いたお庭は珍しい薔薇が沢山有って、アーチも大きいし、薔薇以外にも所狭しと造り込まれた王宮のガーデンにドキドキ。これが緊張故か、先程の子息に対してなのか私は混乱したまま庭の端に家族と佇んだ
一望出来た此処から大勢の貴族、姉様の姿は見掛けたけれど、近付くには勇気が必要な華やかな空間で父様曰く、国の頂点の人たちが揃っているんだとか
王子様や公爵家ばかりの空間は金銀色の髪が物理的にも眩しくて、姉様だけ私と同じ髪色なのが不思議なぐらいだった
ドレスも凄く綺麗なブルー
侯爵家で用意されてどんなのか分からないと聞いていたのに姉様にピッタリのサイズじゃない?
貸して貰ったクリームイエローのドレスも新品で生地も上質、子爵家ではそう手に入らない生地のドレスで、更に紫のお花模様の刺繍や宝石は薄くて綺麗なブルーで私の薄い青の瞳にもピッタリだ
お父様もお母様も領地の子爵家から着いたばかりでお疲れだったのに、私の姿を見て時が止まったように固まっていたからちょっと心配だったけど、ユーリ兄様には褒められて一安心だったの
この可愛いドレスを自慢したくて辺りを見渡すと先ほどの子息の姿にドクンと高鳴る胸元。さっきはどなたなのか父様に伺ったけれど名前も名乗らずに行ってしまって解らないんだそう
ご家族ご一緒ならば、と父母を見遣るも兄様の彼女ご家族の姿を見て直ぐに挨拶に。
こんな大勢の貴族の集まる中に親しく思う方が居たら安心するわよね
私も後ろ髪を引かれながら挨拶に赴いてる間に子息はどこかへ移動されて姿が見えなくなってしまったの
ちょっとだけ食べ物や飲み物をと摘まむと食べた事が無い食材や味に感動。特に高価なフルーツをふんだんに使われたスイーツの美味しい事!
私は次々と一口サイズのフルーツタルトと果物の紅茶やジュースを頂いてついお花詰みに行きたくなってしまったのは仕方無いと思うの
兄は彼女と楽しそうにお話しているし、私たち子爵家は挨拶もかなり後でと聞いていたのでそっと場を離れ1人でサロン脇へ向かったわ。
ちゃんと庭から入れるサロンや、側にトイレマークが有るのはとっても助かる!(後でレンファ姉様考案と知ったわ)
153
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢を虐げた自称ヒロインの末路
八代奏多
恋愛
公爵令嬢のレシアはヒロインを自称する伯爵令嬢のセラフィから毎日のように嫌がらせを受けていた。
王子殿下の婚約者はレシアではなく私が相応しいとセラフィは言うが……
……そんなこと、絶対にさせませんわよ?
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。
パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
もう我慢したくないので自由に生きます~一夫多妻の救済策~
岡暁舟
恋愛
第一王子ヘンデルの妻の一人である、かつての侯爵令嬢マリアは、自分がもはや好かれていないことを悟った。
「これからは自由に生きます」
そう言い張るマリアに対して、ヘンデルは、
「勝手にしろ」
と突き放した。
ヒロインだと言われましたが、人違いです!
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。
って、ベタすぎなので勘弁してください。
しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。
私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。
婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。
風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。
※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる