乙女ゲームで婚約破棄をリアルに体験するのはごめんだ

いつき

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●126 家族団欒アゲイン

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「お祖父様!?」

ルアージュ伯爵邸へ戻ると伯爵領で暮らす祖父が出迎えてくれた、当たり前の様にクロフォード義兄様も一緒に帰宅である

ルファ様が失くなられてかなり気落ちをしていたお祖父様が王都に来られるのはルファ様とお別れをさせて頂いたあの日ぶりだ

「お帰り、お疲れ様だったね」

何時ものように穏やかな笑みでアッシュとともにサロンへ向かう

「お腹、空いたな。パーティーでは飲み物だけだったし、ちょっと摘まめる物を用意してくれ」

義父の一声でサロンにはサンドウィッチとフルーツに紅茶が運ばれた

香り高いスモークが効いたキームンの紅茶はサーモンや小エビのサンドウィッチに良く合う。
暫し無心で食するパーティーメンバーとちゃっかりシェフにおねだりしてゲットしたチョコレートとホットミルクにホクホク顔のアッシュ、お祖父様はファーストフラッシュの紅茶だけ召し上がる。
食事はされたらしい、王宮で。
アイク義兄様はパーティーには参加して居ないが王宮で忙しく食事を取れず戻られたのでこちら組である

「お祖父様の付き添い名目で抜け出せて良かったよ。外交の職務は終わったのだけど、何故か各領の当主から国王陛下へ謁見が凄い数で許可されていてスムーズに話が進むように話したい内容の資料を集め、当主方の申し込み順に謁見して貰えるように王宮職員はてんやわんやだったからな」

「…そうか、それは大変だったな」

「えーと。あの妃殿下が王宮に戻るのも早くて予想より早く当主の申し込みが殺到してしまったのね、お疲れ様アイク」

殺到した要因の私たちは気まずく視線を逸らす、クロフォード義兄様もだ

何かを察した執事から不思議顔のアイク義兄様の前に労いのロゼシャンパンが置かれる。シゴデキ爺有難う

「そうかそうか。うっかり王に遠方からわざわざ来てるんだから悩みの一つも聞いてやれと言ってしまったのが影響したかも知れんな。後で王宮職員にルアージュ産のさくらんぼでも贈らねばな」

戦犯、他にも居ました!
…どちらにしろ我が家でしたわ

「謁見祭りはおじーさまァ案、か。カナデ側妃殿下のお戻りの早さと言い何が有ったやら」

そこで執事からナタトリス子爵家の訪問が告げられる

王都から遠い子爵家は今、アリアにアパートメントを借りてるとは言えど家族全員泊まるには狭いのでルアージュに来る事になっていたが思っていたより早い到着だった

アリアもこちらに返すドレスを1人しか居ないアリアのメイドに洗わせるのは不憫だからとこちらで着替える手筈である
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