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●128 婚約者候補
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「それに私、出逢ってしまいましたの!ルアージュの皆様の前で告白しかるのもお恥ずかしいのですが、あの見事な王宮に見惚れてつい転びそうになった私をお助けして下さった紳士な方に!!」
興奮するアリアにナタトリス家全員で宥める。何でも軽やかな身のこなしでアリアを抱き止めた後、颯爽と離れてしまわれ何処のどなたかも分からないそう
「あぁ、それなら見た。確かアマールの跡継ぎになる、レンファと同じくらいの子だろう?」
「あら、ジョージ様でしたの?」
「名前までは知らなかったが、兄から跡継ぎを譲られて騎士になれなくなったと王宮騎士に話しているのは聞いた事がある」
「アイクも転び掛けたアリアを心配して声を掛けてくれたものな」
「偶々、王宮の渡り廊下から子爵家の皆様の姿が見えたので挨拶に伺っていた最中だったのですが、何も無くて安心して直ぐに戻ってしまい申し訳無い。アリア嬢も無事で何よりです」
義妹の衣装だった事でひしめく貴族でも目を惹いたらしい
「どなたか分かって良かったわねアリア。お礼を贈るのなら協力してよ?」
家同士のやり取りは伯父様にお任せだが手紙くらいなら協力出来る、クラスメートだしね
「有難う。アイク様、お姉様」
アリアの染める頬は愛らしく、若さいっぱいで義母の伯母と子爵家の伯母はキャッキャウフフと2人でひどく楽しげである
が、子爵の伯父様は何処か寂し気…アリア、愛されてるわね
「ユラ様にもお礼したいわ、お姉様」
にこにこな従姉妹に笑顔で頷く
「それでレンファは第二王子の婚約者になるのか?」
突然ぶった斬るアッシュの一声で皆、今までの笑顔が嘘の様に静まり返った
「まぁ、選択として無くは無いと思っていたわ。カサンドラ様が王の側室にならなければ首の皮1枚くらいは希望も有ったけれど、既に婚姻もされていらしてる身、いくら白い結婚だからって解消して今度は第二王子へとはならないでしょう?」
王子妃殿下教育を受けた身で王子に婚約解消された傷物令嬢。
平民から侯爵令嬢になり、伯爵家へ追い出された等と話題に尽きない私を受け入れる貴族家は少ない
ライアットのように愛人や後妻なら有るかも、ぐらいだ。そこへ王になる第二王子の側室なら全てが解決となる訳です
「候補だからな。一応」
義兄様は苦虫を潰したようなお顔も見惚れてしまう程、美しい
「ルファの代で側室制度を見直した時も有ったのだが、ルファの寵愛で3人御子を産んだルシュミールの王妃が公務で子育てが確り出来無いと悩んだそうだ。今の王に側室を儲けよ、と強く願ったがあの子も現王妃のみで良かったのと子も順調に授かり、ただ妃殿下の身体の為に気楽に過ごせるフレデリカを選んだが、フレデリカがナタトリスに嫁ぐまでを王妃や妹のアーシャ姫協力の下、隠されて…まぁ縁無かったと諦めた所、誰でも良いならと名乗り出たカナデ嬢に押され、フレデリカを逃がす手助けをした妻と強引に側室を勧める母への意趣返しに伯爵家以下の令嬢を迎えた訳だ。結局、カナデ嬢にも逃げられたがな」
興奮するアリアにナタトリス家全員で宥める。何でも軽やかな身のこなしでアリアを抱き止めた後、颯爽と離れてしまわれ何処のどなたかも分からないそう
「あぁ、それなら見た。確かアマールの跡継ぎになる、レンファと同じくらいの子だろう?」
「あら、ジョージ様でしたの?」
「名前までは知らなかったが、兄から跡継ぎを譲られて騎士になれなくなったと王宮騎士に話しているのは聞いた事がある」
「アイクも転び掛けたアリアを心配して声を掛けてくれたものな」
「偶々、王宮の渡り廊下から子爵家の皆様の姿が見えたので挨拶に伺っていた最中だったのですが、何も無くて安心して直ぐに戻ってしまい申し訳無い。アリア嬢も無事で何よりです」
義妹の衣装だった事でひしめく貴族でも目を惹いたらしい
「どなたか分かって良かったわねアリア。お礼を贈るのなら協力してよ?」
家同士のやり取りは伯父様にお任せだが手紙くらいなら協力出来る、クラスメートだしね
「有難う。アイク様、お姉様」
アリアの染める頬は愛らしく、若さいっぱいで義母の伯母と子爵家の伯母はキャッキャウフフと2人でひどく楽しげである
が、子爵の伯父様は何処か寂し気…アリア、愛されてるわね
「ユラ様にもお礼したいわ、お姉様」
にこにこな従姉妹に笑顔で頷く
「それでレンファは第二王子の婚約者になるのか?」
突然ぶった斬るアッシュの一声で皆、今までの笑顔が嘘の様に静まり返った
「まぁ、選択として無くは無いと思っていたわ。カサンドラ様が王の側室にならなければ首の皮1枚くらいは希望も有ったけれど、既に婚姻もされていらしてる身、いくら白い結婚だからって解消して今度は第二王子へとはならないでしょう?」
王子妃殿下教育を受けた身で王子に婚約解消された傷物令嬢。
平民から侯爵令嬢になり、伯爵家へ追い出された等と話題に尽きない私を受け入れる貴族家は少ない
ライアットのように愛人や後妻なら有るかも、ぐらいだ。そこへ王になる第二王子の側室なら全てが解決となる訳です
「候補だからな。一応」
義兄様は苦虫を潰したようなお顔も見惚れてしまう程、美しい
「ルファの代で側室制度を見直した時も有ったのだが、ルファの寵愛で3人御子を産んだルシュミールの王妃が公務で子育てが確り出来無いと悩んだそうだ。今の王に側室を儲けよ、と強く願ったがあの子も現王妃のみで良かったのと子も順調に授かり、ただ妃殿下の身体の為に気楽に過ごせるフレデリカを選んだが、フレデリカがナタトリスに嫁ぐまでを王妃や妹のアーシャ姫協力の下、隠されて…まぁ縁無かったと諦めた所、誰でも良いならと名乗り出たカナデ嬢に押され、フレデリカを逃がす手助けをした妻と強引に側室を勧める母への意趣返しに伯爵家以下の令嬢を迎えた訳だ。結局、カナデ嬢にも逃げられたがな」
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