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●132 嵐は突然訪れる
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自分を取り戻し、朝食前の着替えをする。アリアが起きる前に天国の母たちに感謝を祈る。
産みの親と今生も縁は無かったものの慈しみ愛されて育てて頂いたのだから感謝しか無い。
別れは悲しかったし寂しかった。絶望と言う暗闇の中、塞ぎ込み私があの子の記憶が無ければ寂しさを豪華なドレスで散財や使用人をこき使う事で自身の事に価値が有ると思う行動をしていただろう
…たまの散財なら良いのよ?綺麗で可愛いは心トキメクもの。領の住民が潤えばそれがどこかで還元されて国も潤う、流通は輸出輸入にも携わり、他国との交流にも繋がりを持てるし、直接、購入すると店員さんから笑顔を貰えて自己肯定感も上がるもの
でも、それを自分で稼げもしない内からやり続け、人の頑張りで得た物を当たり前にして感謝も無ければ可愛いと思え無いわよね
クロフォード義兄様が居る日は確りナチュラルメイクに淡いオレンジのワンピース型ドレス。アリアはピンクだ。
派手さは無いけれど、髪を両サイド編み込み花形のピンを挿せば可愛い
お揃いの髪型に自己満足して朝食を取ると急な来客にまだ寝ているアッシュと既に出仕されたアイク義兄様を除く全員が息を飲む。
「助けて!」
若い女性の切羽詰まった声、ルアージュ伯爵家は瞳の件も有り、門番も屈強なら執事たちもちょっとやそっとでは倒れない身のこなしをするし、ピナ達も居るのに素通り出来たのは飛び込んで来たミクル姫の後ろにアイク義兄様が居た為だ
青褪めたミクル姫は今にも倒れそうで慌てて立ち上がり抱き締めた
「落ち着いて下さい、ここは安全ですから」
息切れも激しい姫の背を撫で落ち着かせようとする
姫の振り乱した髪をアリアが何とか少しでも整えようと必死だ
「ミクル姫様、レンファランです。解りますか?」
ゆっくり視点を合わせれば溢れる涙が零れ落ちていく
「レンファラン、様ッ助けて」
泣く姫に伯爵と子爵の伯父2人が席に着かせるよう促し、伯母方も姫に甘い果汁の飲み物と食事の指示を。アイク義兄様はクロフォード義兄様に何やら囁いていた
「大丈夫、大丈夫ですからね。ゆっくり息を整えて。甘い果汁たっぷりのジュースを飲んで下さいませ」
「あり、がとう。とっても美味しい」
コクコク喉を鳴らす様は幼女の如く可愛らしい
キュララにホットタオルを渡され化粧っ気の無い顔面に押し当てるとホッと息を吐いた。
「もう少し頂いても良い?」
「何杯でもどうぞ」
「食事はいかがですか?高価な物は有りませんが、うちのシェフたち特製スープも美味ですよ」
義父や義母様の優しい声に姫の向かいに食事が用意されて行く。ゆっくり時間を掛け落ち着かせると漸く笑顔で頂きます、と。
食事が再開され一同安堵した。
…アッシュの分はまぁ寝坊したあの子が悪いと言う事で、ね。
産みの親と今生も縁は無かったものの慈しみ愛されて育てて頂いたのだから感謝しか無い。
別れは悲しかったし寂しかった。絶望と言う暗闇の中、塞ぎ込み私があの子の記憶が無ければ寂しさを豪華なドレスで散財や使用人をこき使う事で自身の事に価値が有ると思う行動をしていただろう
…たまの散財なら良いのよ?綺麗で可愛いは心トキメクもの。領の住民が潤えばそれがどこかで還元されて国も潤う、流通は輸出輸入にも携わり、他国との交流にも繋がりを持てるし、直接、購入すると店員さんから笑顔を貰えて自己肯定感も上がるもの
でも、それを自分で稼げもしない内からやり続け、人の頑張りで得た物を当たり前にして感謝も無ければ可愛いと思え無いわよね
クロフォード義兄様が居る日は確りナチュラルメイクに淡いオレンジのワンピース型ドレス。アリアはピンクだ。
派手さは無いけれど、髪を両サイド編み込み花形のピンを挿せば可愛い
お揃いの髪型に自己満足して朝食を取ると急な来客にまだ寝ているアッシュと既に出仕されたアイク義兄様を除く全員が息を飲む。
「助けて!」
若い女性の切羽詰まった声、ルアージュ伯爵家は瞳の件も有り、門番も屈強なら執事たちもちょっとやそっとでは倒れない身のこなしをするし、ピナ達も居るのに素通り出来たのは飛び込んで来たミクル姫の後ろにアイク義兄様が居た為だ
青褪めたミクル姫は今にも倒れそうで慌てて立ち上がり抱き締めた
「落ち着いて下さい、ここは安全ですから」
息切れも激しい姫の背を撫で落ち着かせようとする
姫の振り乱した髪をアリアが何とか少しでも整えようと必死だ
「ミクル姫様、レンファランです。解りますか?」
ゆっくり視点を合わせれば溢れる涙が零れ落ちていく
「レンファラン、様ッ助けて」
泣く姫に伯爵と子爵の伯父2人が席に着かせるよう促し、伯母方も姫に甘い果汁の飲み物と食事の指示を。アイク義兄様はクロフォード義兄様に何やら囁いていた
「大丈夫、大丈夫ですからね。ゆっくり息を整えて。甘い果汁たっぷりのジュースを飲んで下さいませ」
「あり、がとう。とっても美味しい」
コクコク喉を鳴らす様は幼女の如く可愛らしい
キュララにホットタオルを渡され化粧っ気の無い顔面に押し当てるとホッと息を吐いた。
「もう少し頂いても良い?」
「何杯でもどうぞ」
「食事はいかがですか?高価な物は有りませんが、うちのシェフたち特製スープも美味ですよ」
義父や義母様の優しい声に姫の向かいに食事が用意されて行く。ゆっくり時間を掛け落ち着かせると漸く笑顔で頂きます、と。
食事が再開され一同安堵した。
…アッシュの分はまぁ寝坊したあの子が悪いと言う事で、ね。
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