乙女ゲームで婚約破棄をリアルに体験するのはごめんだ

いつき

文字の大きさ
136 / 202

●136 国と生活

しおりを挟む
「そもそもクロ兄に嫁入りしたら皇帝は継げなくなるし、子どもが銀の髪とは限らなくない?」

ざっと前世のアニメの話をした事は有るけれど自分やアイク義兄様が関わって無くて良かったーで終わったので話をして居ない事が有る。

「最近、思い出したのだけど、前に話したアニメにはゲームと呼ばれる別の媒体が存在して居たの。ゲームには選択肢が幾つも存在して攻略対象と呼ばれたクロフォード義兄様たちの誰かと結ばれると銀の髪の子が産まれ、たんだと思う。私自身はゲームをやってるのは思い出せ無くて、ゲーム販売の存在を思い出しただけなの、でも姫様は…」


「そうよ!アニメではアリストテレス一択からゲームでは分岐か幾つも分かれてミカになったりクロになったりよ!その度にレンファランが邪魔をするからそれを跳ね除けて愛を結ぶの。邪魔なレンファランは脂ギトギトの中年男爵の後妻になるのはアニメと一緒ね」

そこでゲームとはを軽く物語が幾つも違う結末をするのだと捕捉した

まるで話が分からないだろう子爵家の皆はとりあえず後で説明するとして黙っていて下さった

「成る程、銀の髪の子が確定なんだ。だから姫様はクロ兄様に嫁入りしたいんだ」

「そうよ!銀の子さえ産めば父ちゃんも大人しくなるし、母ちゃんも追い出されずに住むし、何年も幼少から言われ続けた髪色だの不義理の子だの、皇国の未来だの、全部収まるんだから」

必死な姫様だが義弟は耳かっぽじって小指に息を掛ける。柄悪くて義母様涙目である

「そんなのこっちは知った事じゃなくないですか?全部自分の都合ばっか押し付けて少しはクロ兄やレンファの気持ちや立場、考えた事有る?まぁ百万が一、クロ兄が姫様と結婚してもレンファをそんな人に後妻?有り得ないし、億万が一でもクロ兄が許す訳無いよ」

「当たり前だろう。例え王令でも断固拒否する」

「レンファはクロ兄の為なら誰とでもとか言ってたけどさー、愛情とか抜きでも妃殿下教育された王家の血を引く身でそうなるなら貴族の階級制度から無くした方が良いよ、実際。そこまで重罪なら死罪のがまだ今の世の中にまかり通る話じゃんね」

「いや、めっちゃ良い人かも知れないでしょ?脂ギトギトでも。だから、その責める瞳止めて義兄様」

「良い人ならとっくに後妻居るわよ、貴族になりたい女性なんて掃いて捨てる程、居るのだから」

義母様が追撃、やはり親子か

「アイク義兄がわざわざ朝早く姫様の身を案じて出仕したけどこれならマルチネット公爵に任せた方が良かったな」

「お前は見送りとか言って朝早く起き過ぎだよ。お陰で寝坊助扱いされてるんだから」

どうやら私の予想より遥かにブラコンだった模様。気持ちは解るぞ、義弟よ
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

公爵令嬢を虐げた自称ヒロインの末路

八代奏多
恋愛
 公爵令嬢のレシアはヒロインを自称する伯爵令嬢のセラフィから毎日のように嫌がらせを受けていた。  王子殿下の婚約者はレシアではなく私が相応しいとセラフィは言うが……  ……そんなこと、絶対にさせませんわよ?

私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~

あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。 「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?

村娘になった悪役令嬢

枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。 ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。 村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。 ※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります) アルファポリスのみ後日談投稿しております。

「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。

パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、 クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。 「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。 完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、 “何も持たずに”去ったその先にあったものとは。 これは誰かのために生きることをやめ、 「私自身の幸せ」を選びなおした、 ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。

もう我慢したくないので自由に生きます~一夫多妻の救済策~

岡暁舟
恋愛
第一王子ヘンデルの妻の一人である、かつての侯爵令嬢マリアは、自分がもはや好かれていないことを悟った。 「これからは自由に生きます」 そう言い張るマリアに対して、ヘンデルは、 「勝手にしろ」 と突き放した。

ヒロインだと言われましたが、人違いです!

みおな
恋愛
 目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。  って、ベタすぎなので勘弁してください。  しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。  私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。

婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。

風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。 ※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。

拝啓~私に婚約破棄を宣告した公爵様へ~

岡暁舟
恋愛
公爵様に宣言された婚約破棄……。あなたは正気ですか?そうですか。ならば、私も全力で行きましょう。全力で!!!

処理中です...