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●140 婚約話
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「ではおっクロフォード侯爵との結婚話は無かった事で宜しいのですね?」
一番大切な事ですからね、確認大事
「当たり前だろう?万が一でも有り得ない。そんな事をすれば姫が王の子でエトワールに帰りたがっていると言っているようなものだ」
アリストならともかく、と続けられる義兄様の言葉にホッと息を付く
第二王子なら兄弟で結婚する訳無いので、姫が王の子では無い証明にはなるからですね
「じゃあレンファの第二王子側妃話は?」
アッシュの追撃にウッと喉奥が鳴る。永久に目を逸らしていたい話題だ
「候補と逃げ道としてアリストも言っていたが…無くは無い話ではある。大抵はカナデ妃及び、後妻だの愛人だのふざけた奴らへの牽制だ」
やはりそうかと肩が落ちる
無いと良いな
でもアニメの様に扱われる訳では無いのだからマシよ?と自身を奮い立たせては落ち込むの繰り返しだったからね。
思えば、カサンドラ様が現王へ側室が決まった辺りからラーナ様は姓のルシュミールからお名を呼ぶ事を許されたのも2人で同じ方を支える可能性を考えての事だったのかも知れない
「アリストの為にレンファの身を捧げるなど腸が煮えくりかえるが、多少の猶予時間だけは状況的に赦すしか無い」
皆の頭にハテナマークが見えるけれど一番は私です。どう言う事でしょうか?
「婚約する可能性が有るけど破棄なり解消なりする可能性が有るって事?」
無邪気なアッシュの言葉にギョッとする
『また』婚約を無くせば傷物令嬢に更なる傷、もう本人に責任が有るとしか思われず今度こそ後妻なり愛人なり…いや、この義兄がそれはさせないか
アニメのラストは私が1年生の終わりで終わる為、先の未来は一応男爵の妻で終わったけれど今を生きる私は私。ミクル姫様の様に変わる未来だって有るわ
「嫌になったらフォーレットに来たら良いわ。私がカミューと貴女を匿ってあげる」
ミクル姫様に励まされ私も微笑むしか出来ない
「カミュー侯爵子息はまだ20になったばかりで外交の話術に寄る高い評価を国内外で得て、新たに爵位を賜りそうだと評判の方です。姫の身を案じ、逃がすルートも最短で用意されて居ましたし、そんな方が側に居れば姫も心強い。皇帝へ姫の現状を知らせるべく今はフォーレットへ向かわれていますが戻るまでは王宮へ帰らずに居た方が安全でしょう」
「成る程。ならば王の手を借りて姫を預かる算段を付けよ。誑かされただの拐かされただの訴えられては事だ」
義父の一声でアイク義兄様が立ち上がり、直ぐに王宮へ向かった。
ついでに腕にへばりついていた義弟も消えた。姫様に挨拶ぐらいしろ、と義姉は思うんですが、私は間違って無いわよね?
一番大切な事ですからね、確認大事
「当たり前だろう?万が一でも有り得ない。そんな事をすれば姫が王の子でエトワールに帰りたがっていると言っているようなものだ」
アリストならともかく、と続けられる義兄様の言葉にホッと息を付く
第二王子なら兄弟で結婚する訳無いので、姫が王の子では無い証明にはなるからですね
「じゃあレンファの第二王子側妃話は?」
アッシュの追撃にウッと喉奥が鳴る。永久に目を逸らしていたい話題だ
「候補と逃げ道としてアリストも言っていたが…無くは無い話ではある。大抵はカナデ妃及び、後妻だの愛人だのふざけた奴らへの牽制だ」
やはりそうかと肩が落ちる
無いと良いな
でもアニメの様に扱われる訳では無いのだからマシよ?と自身を奮い立たせては落ち込むの繰り返しだったからね。
思えば、カサンドラ様が現王へ側室が決まった辺りからラーナ様は姓のルシュミールからお名を呼ぶ事を許されたのも2人で同じ方を支える可能性を考えての事だったのかも知れない
「アリストの為にレンファの身を捧げるなど腸が煮えくりかえるが、多少の猶予時間だけは状況的に赦すしか無い」
皆の頭にハテナマークが見えるけれど一番は私です。どう言う事でしょうか?
「婚約する可能性が有るけど破棄なり解消なりする可能性が有るって事?」
無邪気なアッシュの言葉にギョッとする
『また』婚約を無くせば傷物令嬢に更なる傷、もう本人に責任が有るとしか思われず今度こそ後妻なり愛人なり…いや、この義兄がそれはさせないか
アニメのラストは私が1年生の終わりで終わる為、先の未来は一応男爵の妻で終わったけれど今を生きる私は私。ミクル姫様の様に変わる未来だって有るわ
「嫌になったらフォーレットに来たら良いわ。私がカミューと貴女を匿ってあげる」
ミクル姫様に励まされ私も微笑むしか出来ない
「カミュー侯爵子息はまだ20になったばかりで外交の話術に寄る高い評価を国内外で得て、新たに爵位を賜りそうだと評判の方です。姫の身を案じ、逃がすルートも最短で用意されて居ましたし、そんな方が側に居れば姫も心強い。皇帝へ姫の現状を知らせるべく今はフォーレットへ向かわれていますが戻るまでは王宮へ帰らずに居た方が安全でしょう」
「成る程。ならば王の手を借りて姫を預かる算段を付けよ。誑かされただの拐かされただの訴えられては事だ」
義父の一声でアイク義兄様が立ち上がり、直ぐに王宮へ向かった。
ついでに腕にへばりついていた義弟も消えた。姫様に挨拶ぐらいしろ、と義姉は思うんですが、私は間違って無いわよね?
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