141 / 202
●141 持つべきは友
しおりを挟む
無事、カナデ妃に捕まる事無く姫は安全な場所へ移動した。
武人の多いリナーニャ宅だ。
安全性なら御三家だがアルカディアには年頃のルトラン様が、マルチネットに行った暁には何としてでも公爵の子をとカナデ妃陣営がやっきになるだろうし、代替わりし、若き当主のルシュミール家も姫に変な噂が立ったらお互いに面倒である。
ならばと、学園で同い年の女姓宅の方でなるべく安全な家を考えればリナーニャ.メイランの姿が浮かんだ
リナーニャ宅は伯爵で王都かつ武人を多く排出し、リナーニャ父の伯爵はかつて王の身を守る近衛隊長だった事も有る。
手紙で伺ってみれば即オッケーが出た。若き姫君の駆け落ち先に少しの間居させて欲しいと言ったからそれはもうワクワク待ち侘びて居る様子。
あちらからカミュー侯爵子息が戻り、改めてフォーレットへお帰り頂く算段だ
カナデ妃がまさかアイク義兄様の手引きで此方へ来ていると知らずにのんびり娘の帰宅を待つ方で良かった
何も出来ない箱入り娘、結局は自分の思い通りになるはず、ぐらいに構えていたのだろう
外交官たちも国の為、そしてカナデ妃からの強い要望で圧力を掛けたが、それが自分の子や妻、妹に等、考えたらとんでも無い事だとアイク義兄様に説得されて一応引き下がった模様。
ここはフォーレットでは無いのだ、血は繋がり無くてもアイク義兄様は王家の親族ルアージュの名を持つ。
更に王からも姫を預かる国として無体は許されざる、と書面も託された。
姫の身の保証が出来ないカナデ妃の側に置ける訳無いわ、で姫を匿う宣言もされては他国で堂々と探す事も出来ないだろう。
接点で言えばイルアの侯爵家には既に探りが来たらしいけれど流石、宰相補佐は王宮に在中しているし聞き易かったでしょうね?手掛かり無くて残念。
イルアの家にも前持って連絡し、イルアの親族で有る学園長からも学園を休学する許可は先に取っています、クロフォード義兄様が。なんて手際が宜しいのかしら、流石、義兄様
そんなシゴデキスパダリの義兄たちを持つ私たちはひたすら義父様の側で書面と向き合い中。
指、そろそろタコが出来そうですわ
「書類が終わらない」
「アイク義兄様が帰るまでに終わらせないとお出迎えは無しよ?」
暗に私1人にやらせんなよと圧を掛ければ半眼で見詰め項垂れるアッシュ
「仮にも伯爵家の令嬢と思えん酷さ」
ボサボサでは無いが、しゃれっけ一つも無い義姉にストレート悪口が身に刺さる
「仕方無いだろ、レンファが思い付きで商品を作ってはヒットしてやる事が増え続けてるんだ。書類はレンファしか見れんやつも多いからな」
そう言いつつ伯爵家の経理書類も回って来てますよ、義父様
あのお祖父様を父に持ち、明るいながらも確りしていらっしゃる伯爵当主だけに抜かり無いわ
お義母様もバインダーに書類を纏めていらっしゃいます。家族総出
子爵の皆様は疲れ切った顔で数泊して姫様の移動と共に帰られて行かれた。
アリアには泣きながら何故か謝られたのだけど私、何かしたのかしら?
武人の多いリナーニャ宅だ。
安全性なら御三家だがアルカディアには年頃のルトラン様が、マルチネットに行った暁には何としてでも公爵の子をとカナデ妃陣営がやっきになるだろうし、代替わりし、若き当主のルシュミール家も姫に変な噂が立ったらお互いに面倒である。
ならばと、学園で同い年の女姓宅の方でなるべく安全な家を考えればリナーニャ.メイランの姿が浮かんだ
リナーニャ宅は伯爵で王都かつ武人を多く排出し、リナーニャ父の伯爵はかつて王の身を守る近衛隊長だった事も有る。
手紙で伺ってみれば即オッケーが出た。若き姫君の駆け落ち先に少しの間居させて欲しいと言ったからそれはもうワクワク待ち侘びて居る様子。
あちらからカミュー侯爵子息が戻り、改めてフォーレットへお帰り頂く算段だ
カナデ妃がまさかアイク義兄様の手引きで此方へ来ていると知らずにのんびり娘の帰宅を待つ方で良かった
何も出来ない箱入り娘、結局は自分の思い通りになるはず、ぐらいに構えていたのだろう
外交官たちも国の為、そしてカナデ妃からの強い要望で圧力を掛けたが、それが自分の子や妻、妹に等、考えたらとんでも無い事だとアイク義兄様に説得されて一応引き下がった模様。
ここはフォーレットでは無いのだ、血は繋がり無くてもアイク義兄様は王家の親族ルアージュの名を持つ。
更に王からも姫を預かる国として無体は許されざる、と書面も託された。
姫の身の保証が出来ないカナデ妃の側に置ける訳無いわ、で姫を匿う宣言もされては他国で堂々と探す事も出来ないだろう。
接点で言えばイルアの侯爵家には既に探りが来たらしいけれど流石、宰相補佐は王宮に在中しているし聞き易かったでしょうね?手掛かり無くて残念。
イルアの家にも前持って連絡し、イルアの親族で有る学園長からも学園を休学する許可は先に取っています、クロフォード義兄様が。なんて手際が宜しいのかしら、流石、義兄様
そんなシゴデキスパダリの義兄たちを持つ私たちはひたすら義父様の側で書面と向き合い中。
指、そろそろタコが出来そうですわ
「書類が終わらない」
「アイク義兄様が帰るまでに終わらせないとお出迎えは無しよ?」
暗に私1人にやらせんなよと圧を掛ければ半眼で見詰め項垂れるアッシュ
「仮にも伯爵家の令嬢と思えん酷さ」
ボサボサでは無いが、しゃれっけ一つも無い義姉にストレート悪口が身に刺さる
「仕方無いだろ、レンファが思い付きで商品を作ってはヒットしてやる事が増え続けてるんだ。書類はレンファしか見れんやつも多いからな」
そう言いつつ伯爵家の経理書類も回って来てますよ、義父様
あのお祖父様を父に持ち、明るいながらも確りしていらっしゃる伯爵当主だけに抜かり無いわ
お義母様もバインダーに書類を纏めていらっしゃいます。家族総出
子爵の皆様は疲れ切った顔で数泊して姫様の移動と共に帰られて行かれた。
アリアには泣きながら何故か謝られたのだけど私、何かしたのかしら?
147
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢を虐げた自称ヒロインの末路
八代奏多
恋愛
公爵令嬢のレシアはヒロインを自称する伯爵令嬢のセラフィから毎日のように嫌がらせを受けていた。
王子殿下の婚約者はレシアではなく私が相応しいとセラフィは言うが……
……そんなこと、絶対にさせませんわよ?
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。
パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
もう我慢したくないので自由に生きます~一夫多妻の救済策~
岡暁舟
恋愛
第一王子ヘンデルの妻の一人である、かつての侯爵令嬢マリアは、自分がもはや好かれていないことを悟った。
「これからは自由に生きます」
そう言い張るマリアに対して、ヘンデルは、
「勝手にしろ」
と突き放した。
ヒロインだと言われましたが、人違いです!
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。
って、ベタすぎなので勘弁してください。
しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。
私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。
婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。
風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。
※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる