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◯183 奇跡の…
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自国のクララ公女殿下やエマ公爵令嬢の父、アイザス公爵の名の効果は絶大で、恐らくは下手に謝罪して置けば年下の小娘相手など上手く丸め込める算段だったと思われるエマの顔から表情が抜けた
アイザス公爵からクララ様と同い年の上の令嬢が嫁に行きたがらないと前情報が有ったのだが、まさか私と関わるとは夢にも思わなかったに違いない。
私だって令嬢が、しかも他国の高位令嬢が直接、領地に来るなんて想像しなかったもの
自国の令嬢だって直接、アポイント無しで急に来るなんて有り得ない。
これで領地の民が令嬢に何かしたら賠償金だの慰謝料だの、最悪クロフォード様が令嬢を責任を取り、嫁に向かい入れたり、なんて事まで考えられる。
それ狙いだとしたら凄いわ
けれど、まさかエルグラム領地の責任者として現れたのが私。と、エルグラムで無くなったのまでご存知だったらさぞ、驚かれた事でしょうね
指先で頬と顎を抑え様子を見るも、令嬢はフラフラと後退し、倒れる前にポールが支え椅子に座らせた。
代表者が公爵令嬢、私が伯爵令嬢で絶対の自信で好き勝手にしていたカレイドのメンバーがたじろぐとポールが館内を出次第、帰国の準備をする様に促す。
バルガだけ納得行かない様に睨んで来たが、流石にクララ公女殿下の名を穢す訳に行かないのか黙ってエマの横に立った
皆が下がり、最初から腰を掛けていた初老の男性がふと私を見詰め立ち上がると制止するポールの声が聴こえないのか私に近付き、瞳に悲鳴を上げ、私も些か面食らってしまった
《奇跡の瞳!!まさか!まさか!!…おぉ、神よ》
跪き両手を組んで私に祈る姿勢を見せるが私は神では有りません
《ガッド爺!どうしたんだ》
バルガが慌ててガッドと呼ばれた爺と呼ぶにはまだ若い男性の肩を揺すぶるが、ガッドの声を聞いた他の腰掛けていた者が全員立って私に跪き両手を組むと若者たちから戸惑う声が溢れる
《我が国には金色と碧の瞳を持つ者は奇跡が起こる伝承が有り、全ての願いが叶う。と、されているのだ…!》
ガッドが掠れた呻き声を漏らすと私はハッと口元に手を押し当てた
アイク義兄様が仰ってた、瞳を見て来た貴族はカレイド語だったかも知れない、ってまさか?
でも、まさかその話が真実だと思い込んだ何者かが居て、我が国の王族の瞳が当て嵌まると思い込まれていたら?
王族は警備が厳重で、しかも王家から他国に嫁入りも婿入りも無い(ミカエリス様は例外だ)
そんなエトワール国で狙い易いのはこちらへ嫁入り、もしくは婿入りしてからのカレイドへ流出、もしくは王にならなかった公爵の子孫狙い?
公爵も準王族と警備は厚いけれど、更に位が下がれば近付くのは容易、まして領地ともなれば気も緩むわ…
金と青って前世の超有名なアニメじゃないのよ。と金色の野に降り立ったワンピースが青の少女を瞼に浮かべ逃避する。
勿論、両親や侯爵夫妻を狙った犯人がカレイドの何者かとは限らない、でもそんな伝承が有るのと、呪いの有名な国だけに心に引っ掛かりを覚えた
ポールと戸惑うバルガがガッドの肩を持ちゆっくりと椅子へ向かわせる
エマ公爵令嬢もハッとした顔をしていたが、私は微苦笑し扇子で口元を覆った
アイザス公爵からクララ様と同い年の上の令嬢が嫁に行きたがらないと前情報が有ったのだが、まさか私と関わるとは夢にも思わなかったに違いない。
私だって令嬢が、しかも他国の高位令嬢が直接、領地に来るなんて想像しなかったもの
自国の令嬢だって直接、アポイント無しで急に来るなんて有り得ない。
これで領地の民が令嬢に何かしたら賠償金だの慰謝料だの、最悪クロフォード様が令嬢を責任を取り、嫁に向かい入れたり、なんて事まで考えられる。
それ狙いだとしたら凄いわ
けれど、まさかエルグラム領地の責任者として現れたのが私。と、エルグラムで無くなったのまでご存知だったらさぞ、驚かれた事でしょうね
指先で頬と顎を抑え様子を見るも、令嬢はフラフラと後退し、倒れる前にポールが支え椅子に座らせた。
代表者が公爵令嬢、私が伯爵令嬢で絶対の自信で好き勝手にしていたカレイドのメンバーがたじろぐとポールが館内を出次第、帰国の準備をする様に促す。
バルガだけ納得行かない様に睨んで来たが、流石にクララ公女殿下の名を穢す訳に行かないのか黙ってエマの横に立った
皆が下がり、最初から腰を掛けていた初老の男性がふと私を見詰め立ち上がると制止するポールの声が聴こえないのか私に近付き、瞳に悲鳴を上げ、私も些か面食らってしまった
《奇跡の瞳!!まさか!まさか!!…おぉ、神よ》
跪き両手を組んで私に祈る姿勢を見せるが私は神では有りません
《ガッド爺!どうしたんだ》
バルガが慌ててガッドと呼ばれた爺と呼ぶにはまだ若い男性の肩を揺すぶるが、ガッドの声を聞いた他の腰掛けていた者が全員立って私に跪き両手を組むと若者たちから戸惑う声が溢れる
《我が国には金色と碧の瞳を持つ者は奇跡が起こる伝承が有り、全ての願いが叶う。と、されているのだ…!》
ガッドが掠れた呻き声を漏らすと私はハッと口元に手を押し当てた
アイク義兄様が仰ってた、瞳を見て来た貴族はカレイド語だったかも知れない、ってまさか?
でも、まさかその話が真実だと思い込んだ何者かが居て、我が国の王族の瞳が当て嵌まると思い込まれていたら?
王族は警備が厳重で、しかも王家から他国に嫁入りも婿入りも無い(ミカエリス様は例外だ)
そんなエトワール国で狙い易いのはこちらへ嫁入り、もしくは婿入りしてからのカレイドへ流出、もしくは王にならなかった公爵の子孫狙い?
公爵も準王族と警備は厚いけれど、更に位が下がれば近付くのは容易、まして領地ともなれば気も緩むわ…
金と青って前世の超有名なアニメじゃないのよ。と金色の野に降り立ったワンピースが青の少女を瞼に浮かべ逃避する。
勿論、両親や侯爵夫妻を狙った犯人がカレイドの何者かとは限らない、でもそんな伝承が有るのと、呪いの有名な国だけに心に引っ掛かりを覚えた
ポールと戸惑うバルガがガッドの肩を持ちゆっくりと椅子へ向かわせる
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