乙女ゲームで婚約破棄をリアルに体験するのはごめんだ

いつき

文字の大きさ
186 / 202

◯186 まさかの真実

しおりを挟む
人災かつ、首謀者が目の前と有って怒声が凄い。カレイドも言語が分かっているエマ嬢が自国の人に説明して皆、ランディ様へ白い目を向けていた

マイヤミ首都では無く、近隣の水源を選び、そこに住んでいて家族を喪った者、中には小さな子どもを亡くし、この病が無くなる為にとエトワールまで遠い旅を歩んだものも居るそう

私も一応、話せるし解るけれどアイク義兄様のように流暢には話せないから聞き役に徹していた。が、まさかマイヤミがそんな事態になってるなんて夢にも思わなかった…

〘アイク義兄様、ランディ様は聖王子、の座を狙える程の高位貴族なのですか?〙

〘うーん、微妙かな?〙

〘失礼過ぎる発言は止めて貰おうか!〙

ランディ様が怒りか動揺か分からないけれど慌てたように遮って来るのをアイク義兄様は瞳を細め見据える

〘本当の事だろう?お母上が現聖王の義理の姉でも前聖王側室の連れ子で有って、聖王を継ぐマイヤミの血が入って居ないのだから〙

聖王様よりちょっと歳上のお義姉様の子らしいランディ様。

聖王と血が繋がって居ない事で新たにシノノメ家を起こし、家臣に降りられた。しかも母親と同じ出身国のカレイドから来た方と婚姻を結ばれた為に和名じゃなくてカレイドよりの名前になった、と

それは…流石に聖王は継げないかも

〘何故、他国の、しかもこんなに離れた国のものがそれを…〙

〘外交官を舐めないで頂きたい。それに今回の人災を解決したのはタカマツリ聖王子のお陰だ〙

〘ハァ?あのボンクラが?まさか!〙

〘脳有る鷹は爪を隠すのを知らないのか?幼い頃から身を狙われ捲っていたからボンクラの振りをして首謀者を油断させる為に言いなりになったように見せ掛けていたのだ。近隣の都市のみで急に発生した病原菌をタカマツリが水源が怪しいのでは?と調べさせた事で殺された獣が近くの林に捨てられた事にも気付く事が出来たのだから〙

〘タカマツリが!?まさか、あんなにのほほんと笑うしか無かった癖に、そんな訳有る筈が無い!!〙

〘原因が分からない程度に体力を落とさせてから、徐々に広がる流行り病だと、流行り病のせいで体力が落ちたのかどちらが先か分からないのを上手く使ったつもりだろうが、あちらの方が上手だったと言うだけだ〙

淡々と真実のみを告げる義兄様、動揺するのはカレイドもだった。まさかの同じカレイド人からの飛び火にエマ嬢からも焦りが見えた

マイヤミでは異国の血を取り入れるのは年々、子どもが出来難い聖王及びマイヤミの高位貴族では当たり前らしい。

だが、やはり聖王になれるのは血を継いだ者だけ。

しかし、聖王の子が誰も居なければ?そう考えての事だったのかな?

〘タカマツリ聖王子及びナナカ嬢は既に帰国されているから着き次第、シノノメ家はお取り潰しになり、元聖王女の方は捕まるだろう。…これでマイヤミは落ち着くと助かる〙

アイク義兄様は大きく息を吐き出した
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

公爵令嬢を虐げた自称ヒロインの末路

八代奏多
恋愛
 公爵令嬢のレシアはヒロインを自称する伯爵令嬢のセラフィから毎日のように嫌がらせを受けていた。  王子殿下の婚約者はレシアではなく私が相応しいとセラフィは言うが……  ……そんなこと、絶対にさせませんわよ?

私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~

あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。 「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?

村娘になった悪役令嬢

枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。 ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。 村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。 ※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります) アルファポリスのみ後日談投稿しております。

「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。

パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、 クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。 「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。 完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、 “何も持たずに”去ったその先にあったものとは。 これは誰かのために生きることをやめ、 「私自身の幸せ」を選びなおした、 ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。

もう我慢したくないので自由に生きます~一夫多妻の救済策~

岡暁舟
恋愛
第一王子ヘンデルの妻の一人である、かつての侯爵令嬢マリアは、自分がもはや好かれていないことを悟った。 「これからは自由に生きます」 そう言い張るマリアに対して、ヘンデルは、 「勝手にしろ」 と突き放した。

ヒロインだと言われましたが、人違いです!

みおな
恋愛
 目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。  って、ベタすぎなので勘弁してください。  しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。  私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。

婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。

風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。 ※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。

拝啓~私に婚約破棄を宣告した公爵様へ~

岡暁舟
恋愛
公爵様に宣言された婚約破棄……。あなたは正気ですか?そうですか。ならば、私も全力で行きましょう。全力で!!!

処理中です...