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◯193 そして繋がる
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《エトワール国出身の詩人だから物語の象徴として王族の容姿で詩を紡いだのだろう、物語の話が本当ならその瞳を持っていれば奇跡が起こる、起こせるぐらいなら…前エルグラム侯爵は賊に襲われる事も、侯爵夫人を喪う事も無く、レンファの両親だって生きていた筈だ》
アイク義兄様の重い独白に私は深く頷いた
襲われたのは、最早ただの事実だけれど、アイク義兄様の呟きに悲鳴をあげたのはエマ嬢だったか…
《エマ様、バルガ様、ご存知の通り平民から私は貴族になりましたが、私の実の両親は元々貴族です。この国は跡継ぎ以外は平民になるので私が平民だった事も真実ですが、前エルグラム侯爵が襲われた時、馬車に同乗していた実の両親は亡くなり私は養女としてエルグラム侯爵家に迎えられました》
拙いカレイド語でも何とか伝わった様子で頷くバルガ様。エマ嬢が青醒めた表情で固まっているのは、もしかしたら襲った賊に心当たり、もしくはただ同胞の可能性を感じているのかも知れない
《国内でも偶々、生き残った侯爵が残された私に同情して引き取ったとか私が第3王子と婚約解消をしたから伯爵家へ出された等、何も知らない貴族から噂が有るので勘違いされがちですが、そもそも私の母は"ルアージュ"です》
驚いた様子でエマ嬢も、カレイド語が解るランディ様達も私を見た
《そして先々代、エルグラム侯爵とルアージュ伯爵は兄弟だ。つまりレンファランはエルグラム侯爵家の血も持っている》
アイク義兄様の補足でエマ嬢が青褪めた顔から更に血の気が引いて真っ白になっていく。元々が白いから余計に貧血で倒れそうだ
侯爵家でもエルグラムだけは特別な事を知っていたら、そうなるのかも知れない
即ち血にエルシャ姫と言う王族の血が入っていると言う事。
証が瞳に残されているのだ
《エトワール王族…アリストテレス王太子殿下の婚約者…だけで無く。そんな…》
《もっ申し訳有りませんでした!》
バルガは慌てて片膝を付き、頭を下げた
他国でも伯爵令嬢相手なら好き放題にやっても大したこと無いと思っていたら実は王族の血が入った令嬢でした、と言った感じかしら?
しかし、前持って調べたら簡単に解る事では有ったのに
エルシャ姫がエルグラム侯爵に降嫁している時点で警戒すべきでは無かろうか。
まぁ、私の実母がルアージュは分からないにしても、エルグラム事業の責任者に未だ私の名前が残っていたら、私なら絶対にこんな真似しないわ
バルガが頭を下げたのと同時にカレイドの民が、ランディから周りに説明を聞いたマイヤミからも悲鳴と共に頭を下げる
『ご理解頂けたなら今度こそ国へお帰り下さいませ。エトワール国、そしてエルグラム領に居るなとは申しませんが、住むなら国のマナーなどを覚えて下さいね』
共通語で述べて私は一礼し、アイク義兄様と部屋を立ち去った
ランディ様はそのまま護衛兵がマイヤミの護衛に引き渡すとして、後は各々、自国の外交官にお任せしようと思う
移動したソファに腰掛け、やっと終わったとばかりに安堵の溜息が溢れていく
「皆、お疲れ様。一息付いたら全員集まってパーティーにしましょうね」
「畏まりました。お嬢様が来て1日で終わって助かりましたよ」
ジェームズが紅茶を珍しく淹れてくれたのは労りの気持ちが籠められているのだろう。苦笑してアイク義兄様と一息入れつつ今回の件を纏めたのだった
アイク義兄様の重い独白に私は深く頷いた
襲われたのは、最早ただの事実だけれど、アイク義兄様の呟きに悲鳴をあげたのはエマ嬢だったか…
《エマ様、バルガ様、ご存知の通り平民から私は貴族になりましたが、私の実の両親は元々貴族です。この国は跡継ぎ以外は平民になるので私が平民だった事も真実ですが、前エルグラム侯爵が襲われた時、馬車に同乗していた実の両親は亡くなり私は養女としてエルグラム侯爵家に迎えられました》
拙いカレイド語でも何とか伝わった様子で頷くバルガ様。エマ嬢が青醒めた表情で固まっているのは、もしかしたら襲った賊に心当たり、もしくはただ同胞の可能性を感じているのかも知れない
《国内でも偶々、生き残った侯爵が残された私に同情して引き取ったとか私が第3王子と婚約解消をしたから伯爵家へ出された等、何も知らない貴族から噂が有るので勘違いされがちですが、そもそも私の母は"ルアージュ"です》
驚いた様子でエマ嬢も、カレイド語が解るランディ様達も私を見た
《そして先々代、エルグラム侯爵とルアージュ伯爵は兄弟だ。つまりレンファランはエルグラム侯爵家の血も持っている》
アイク義兄様の補足でエマ嬢が青褪めた顔から更に血の気が引いて真っ白になっていく。元々が白いから余計に貧血で倒れそうだ
侯爵家でもエルグラムだけは特別な事を知っていたら、そうなるのかも知れない
即ち血にエルシャ姫と言う王族の血が入っていると言う事。
証が瞳に残されているのだ
《エトワール王族…アリストテレス王太子殿下の婚約者…だけで無く。そんな…》
《もっ申し訳有りませんでした!》
バルガは慌てて片膝を付き、頭を下げた
他国でも伯爵令嬢相手なら好き放題にやっても大したこと無いと思っていたら実は王族の血が入った令嬢でした、と言った感じかしら?
しかし、前持って調べたら簡単に解る事では有ったのに
エルシャ姫がエルグラム侯爵に降嫁している時点で警戒すべきでは無かろうか。
まぁ、私の実母がルアージュは分からないにしても、エルグラム事業の責任者に未だ私の名前が残っていたら、私なら絶対にこんな真似しないわ
バルガが頭を下げたのと同時にカレイドの民が、ランディから周りに説明を聞いたマイヤミからも悲鳴と共に頭を下げる
『ご理解頂けたなら今度こそ国へお帰り下さいませ。エトワール国、そしてエルグラム領に居るなとは申しませんが、住むなら国のマナーなどを覚えて下さいね』
共通語で述べて私は一礼し、アイク義兄様と部屋を立ち去った
ランディ様はそのまま護衛兵がマイヤミの護衛に引き渡すとして、後は各々、自国の外交官にお任せしようと思う
移動したソファに腰掛け、やっと終わったとばかりに安堵の溜息が溢れていく
「皆、お疲れ様。一息付いたら全員集まってパーティーにしましょうね」
「畏まりました。お嬢様が来て1日で終わって助かりましたよ」
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