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それから、ジョンと悪魔との奇妙な交流が始まった。
『お前、なんでこんな辺鄙な田舎にいるの?』
悪魔は、私の事が気になるのかそんなことを聞いて来た。
「生まれた時、私は不吉で醜くて、だから、両親に嫌われたんですよ」
私が簡単な説明をすると、悪魔は苦虫を噛み潰したような顔をした。
本当に表情豊かだ。
「生まれたばかりの顔を見て勝手に決めたのか?」
ジョンも同様で明らかに苛立った口調で問いかけて来た。
「そうですね。私が醜いから邪悪な心を持ち家門を駄目にすると思ったようです」
「なんて身勝手な……」
ジョンが怒ってくれるとなぜか嬉しかった。
長年「いらないもの」として扱われて来たせいか、それに慣れきっていて、親の身勝手さに怒りが湧いては来なくなっていたのだ。
代わりに怒ってくれる人がいる。それだけで、孤独が癒えた気がする。
『お前の両親は面白いな。なあ、邪悪なものほど美しいじゃないのか。って、俺は思うんだよな』
悪魔は私の両親に軽く引きつつも、面白いことを言い出した。
つまり醜い私は邪悪ではない。と、励ましているのかもしれない。
「つまり、自分がとても美しいと?」
しかし、どうやら違ったようだ。
『当然だ!』
ジョンの呆れ混じりの問いかけに、当然のように返事をする悪魔。
「……人面瘡のくせに」
そして、お前が言うな。という、顔をするジョン。
『黙れ!』
怒り出す悪魔。
二人とも面白いと私は思った。そして、とても羨ましい。
「二人とも仲良しなのね」
「なんだと!?」
『ふざけるなよ!お前、目が腐ってるのか!どう見ても最悪だろ!』
怒るところも息がぴったりで本当に二人の仲の良さを感じてしまう。
「そういうところもそっくり。うふふ」
面白くて笑うと気がつけば本音がぽろりと出ていた。
「私ね。一人でも誰かとお話しできるジョンが羨ましいの。だって一人ぼっちだと寂しくて孤独なんですもの」
私の言葉に二人は何とも言えない表情で顔を見合わせは。
「……半分やろうか?」
『おい、やめろ!』
こんなにも幸せな日がずっと続けばいいのに……。
ずっと三人でいたい。
しかし、その願いは叶えられる事はなかった。
『お前、なんでこんな辺鄙な田舎にいるの?』
悪魔は、私の事が気になるのかそんなことを聞いて来た。
「生まれた時、私は不吉で醜くて、だから、両親に嫌われたんですよ」
私が簡単な説明をすると、悪魔は苦虫を噛み潰したような顔をした。
本当に表情豊かだ。
「生まれたばかりの顔を見て勝手に決めたのか?」
ジョンも同様で明らかに苛立った口調で問いかけて来た。
「そうですね。私が醜いから邪悪な心を持ち家門を駄目にすると思ったようです」
「なんて身勝手な……」
ジョンが怒ってくれるとなぜか嬉しかった。
長年「いらないもの」として扱われて来たせいか、それに慣れきっていて、親の身勝手さに怒りが湧いては来なくなっていたのだ。
代わりに怒ってくれる人がいる。それだけで、孤独が癒えた気がする。
『お前の両親は面白いな。なあ、邪悪なものほど美しいじゃないのか。って、俺は思うんだよな』
悪魔は私の両親に軽く引きつつも、面白いことを言い出した。
つまり醜い私は邪悪ではない。と、励ましているのかもしれない。
「つまり、自分がとても美しいと?」
しかし、どうやら違ったようだ。
『当然だ!』
ジョンの呆れ混じりの問いかけに、当然のように返事をする悪魔。
「……人面瘡のくせに」
そして、お前が言うな。という、顔をするジョン。
『黙れ!』
怒り出す悪魔。
二人とも面白いと私は思った。そして、とても羨ましい。
「二人とも仲良しなのね」
「なんだと!?」
『ふざけるなよ!お前、目が腐ってるのか!どう見ても最悪だろ!』
怒るところも息がぴったりで本当に二人の仲の良さを感じてしまう。
「そういうところもそっくり。うふふ」
面白くて笑うと気がつけば本音がぽろりと出ていた。
「私ね。一人でも誰かとお話しできるジョンが羨ましいの。だって一人ぼっちだと寂しくて孤独なんですもの」
私の言葉に二人は何とも言えない表情で顔を見合わせは。
「……半分やろうか?」
『おい、やめろ!』
こんなにも幸せな日がずっと続けばいいのに……。
ずっと三人でいたい。
しかし、その願いは叶えられる事はなかった。
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