【完結】それでも僕は貴方だけを愛してる 〜大手企業副社長秘書α×不憫訳あり美人子持ちΩの純愛ー

葉月

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愛おしいということは、愛しているということは 〜内藤昴 スピンオフ〜

ヒート ②

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 鈴木が越してきてから、この部屋に入るのは今日が初めて。

 部屋の中はむせかえるほどの甘い鈴木の香り。
 鈴木はベッドの上で、布団の中に潜り込んでいて姿は見えない。
 甘い香りの中で溺れそうになるが、平常心を装いながら鈴木に近寄る。

「鈴木……大丈夫か?」
 サイドテーブルにトレイを置きベッドのへりに座ると、こんもりとした布団の上から鈴木の体の上に手を置くと、布団の下の鈴木びくりとする。
「薬、取ろうか?」
「……。薬、今、持ってなくて……」

 はぁはぁと息苦しそうな鈴木の声がする。
 まずい。本格的にまずい。
 このまま布団を引き剥がし、本能のまま鈴木を抱きたい。
 でもそんなことはできない。


 楔が限界まで固くなっている。
 布団に置いていていない左手の手の爪が掌に食い込むほど握り締め、どうにか理性を奮い立たせる。
「何かあったら呼んでくれ。すぐに行くから」
 思考がまだ働く間に部屋を出ようと、ベッドから立ちあがろうとすると、
「待って」
 布団の中から鈴木の腕が出てきて、俺の服を掴み引っ張った。

「行かないで……ください」
 ゆっくりと鈴木が布団の中から出てくる。
「俺、今まで、薬で……ヒートを止めてたから……急なヒート……初めてで……」
「え?」
 薬で止めてた?
「1人で治めたこと……なくて……」
「……」
「助けて、ください……」
 鈴木はベッドから下り俺に抱きついた。

 !!
 服越しに熱をもった鈴木の身体が触れる。
 熱った身体をどうにかしようとしたのだろう。
 床にジャケットとズボンは脱ぎ捨てられ、ワイシャツのボタンは全て外されている。
 はだけたワイシャツからぷっくりと尖ったピンク色の乳首と、楔が硬くなっていて下着の上からでも形がわかる。
 鈴木の楔は固くそりかえり、俺の太ももに当たっている。
 口の中の生唾をゴクリと飲んだ。
 俺が鈴木から視線を外すと、
「お願い、助けて……」
 潤んだ瞳の鈴木に下から見上げられ、次の瞬間、俺は考える間も無く鈴木をベッドに押し倒していた。


「本当にいいの?」
 いいわけない!
 頭の中で、もう1人の俺が叫ぶ。
「本当に、抱くよ?」
 こっくりと鈴木が頷く。
 できるだけ鈴木を怖がらせないように、ゆっくりと唇と唇を重ねた。

 何度か軽いキスをすると、固くなっていた鈴木の身体の力が解けていき、俺は鈴木の唇を舌でこじ開け口内に舌を滑り込ませる。
 鈴木の舌に自分の舌を絡み合わせると、鈴木がまたビックと身体に力を入れる。

 怖がらせてはいけない。怖がらせてはいけない。
 耳を甘噛みし首すじを何度も啄む。
「ぁっ…」
 啄みながら甘噛みすると、鈴木から甘い吐息が漏れ、身体の力が抜けていく。
 首筋から肩、そしてピンク色をした乳首までキスをする。
 そして小さな乳首を口に含ませた途端、
「あぁぁ…っ」
 鈴木の腰がビクッと上がり、ブワッっと香りが濃くなった。
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