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四
36.5話 意外な繋がり
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「佐々木...千隼...。」
名前を聞いた相馬はぼーっと千隼の名前を口遊みながら目を泳がせた。そんな相馬に首を傾げながら千隼が「あの...。」と小さな声で話しかけた。
「少しお腹空いちゃって...何か頼んでもいいですか?もし良かったら相馬さんも何か頼んでください!ここは自分がお代持つので気にせず!!」
そう言ってメニューを広げると一目散に千隼はデザートのページを見始めた。
そしていちごかチョコかで悩んでいると、それに気づいた相馬は「じゃあ俺こっちにするから千隼くんはこっちで。」といちごとチョコどちらも指察し笑って言った。
「え...!」
「二つ頼んで半分こすればどっちも食べれるよ~って思ったんだけどどうかな。流石に初対面でそれは嫌だったりする?」
「ぜっ、全然!むしろミラクルハッピーって感じです。すみません、気を遣わせちゃって。...まじ超嬉しいです。」
思わず本音を漏らした千隼を見て確信ついたように相馬は千隼をじっと見つめると、不意に「千隼くんってお兄さんいたりしない?」と千隼に聞いた。
その問いかけに驚いた千隼は思わず飲んでいたカフェラテを口元からタラッと少し流すと急いでペーバータオルで拭き取った。
「あっ、すみません驚いてつい...。居ます、一個上の兄が一人。自分と外見も性格も全然違うタイプですけど...。」
「あぁ、やっぱり。」
千隼の話を聞いて笑って返すと、相馬は自分が佐々木と同じクラスだと言う事を説明した。
「俺、人の名前覚えるの苦手すぎてその佐々木くんの下の名前覚えてないんだけど多分その子の弟くんなんだなって言うのは分かったよ。佐々木くん前に弟いるって言ってたし、あとさっきそのシロップを入れるのを見てね。」
そう言われると、端に置いてある使い終わったガムシロップを見て千隼はぽかんと口を開けた。
「それ、佐々木くんも全く同じやり方してたから。先端のところの三角のやつ、下の部分だけ取って上に数箇所刺して入れるって言うやつ。変わったやり方だなーって思ったけど千隼くんも自然とそれしてたからさ。だからもしかしてって思って聞いた。あ、あとなんとなく雰囲気が佐々木くんに似てた。」
途中まで納得したように頷いていたけれど最後の一言であからさまに嫌そうな顔をするとそれを見た相馬は「似てるって言われるの嫌なの?」と笑いながら言い、そこからたわいもない話をした。
一通り話しを終えそろそろ出ようとなった時には元カノが退席してから早一時間以上が経過していた。その事を知った千隼は申し訳なさそうに相馬に口を開いた。
「色々話し付き合わせちゃってごめんなさい。今更感ありますけど、今日時間とか大丈夫でした?」
その問いかけを聞いた相馬は思い出したように携帯を見ると、何通ものL◯NEが友人たちからきている事にやっと気がついた。
「うん、千隼くんのお兄さんたちとご飯に行く約束してるけどこのまま向かうから大丈夫だよ。」
そう言って身支度を整えると相馬は伝票を持ってレジに向かった。
「え、それって確か待ち合わせ時間もう過ぎてますよね...?すみません、僕のせいで。」
急足で相馬の後を追った千隼が謝るとカードを出しながら「俺が時間忘れて千隼くんと話すの楽しんでただけだから。」と嫌な顔一つせずに返答した。
「待って...!会計はおれがっ!」
「ん~ん、千隼くん年下でしょ。だからこういう時は大人しく奢られるべきだよ。」
スマートに会計を終えた相馬に千隼がどうしたらいいかとあたふたしているとそれを見た相馬は店を出た後で「じゃあ今日の借りで今度お兄さんにジュース奢ってもらうからそれでチャラって事にしよう。」と言った。
その提案に対して千隼が「もう何個でも好きなだけ買ってもらってください。」と言うと相馬は声を出して笑った。
「あ、そうそう。千隼くん、L◯NE交換しようよ。これも何かの縁だし。友達の弟っていうのもあって仲良くしたいと思っちゃった。」
「っ!もちろんです!是非お願いします!」
流石、兄貴の友達...コミュニケーション能力高すぎる。と思った千隼は感心しながら自分の携帯を差し出しQRコードを表示させた。
交換が完了すると数少ないL◯NEの友達が増えたことに喜んでいるとそんな千隼に相馬は「これからも千隼くんって呼んでいい?」と聞いた。
「はい!もうなんでも...呼びやすいように呼んでもらえれば...!」
「ありがと~。佐々木くんだとどっちのこと呼んでるかわからなくなりそうだから千隼くんにするね。今日は楽しかった。またお話ししようね。」
気さくにそう最後に言うと相馬は別れ際に千隼の頭をぽんっと撫でてから手を振って去っていった。
明るく手を振り返したあと相馬の姿が見えなくなると千隼ははぁ、と大きく息を吐いた。
「怒ってなくてよかった~...奢らせちゃったし連絡先交換もしてくれたし...それに兄貴の友達なのに相馬さんめっちゃいい人だったし。」
そんな事を内心思いながら家に帰っているとその相馬から連絡が入った。
「今日はありがと~。結局綾瀬さんとのことはよくわからなかったけど女の子って色々あったりするから気をつけるんだよ。あと帰りも変な人に捕まらないようにね~。」
その連絡を見て千隼は開いた口がしばらく塞がらなかった。
......やっぱり兄貴の友達なだけあるわ。この言い方はきっと過去に女性絡みで何かあったやつだ...。経験者は語るだわな...にしても気遣いの面に関しては新山さんと同じくらいしっかりしてるなぁ...。
その返信にどう返そうか悩んでいると、新山からも連絡が入った。店に着いてこれからご飯を食べると言う内容で、時間が合えばあとで開いた時間に電話をしようと言う誘いのものでもあった。
それを見た千隼は緊張が解けたように嬉しそうに微笑みすぐに既読をつけ返事を返した。
そして今日あった話を早く打ち明けたいと思いながら家に帰って早めにシャワーを浴びた。
名前を聞いた相馬はぼーっと千隼の名前を口遊みながら目を泳がせた。そんな相馬に首を傾げながら千隼が「あの...。」と小さな声で話しかけた。
「少しお腹空いちゃって...何か頼んでもいいですか?もし良かったら相馬さんも何か頼んでください!ここは自分がお代持つので気にせず!!」
そう言ってメニューを広げると一目散に千隼はデザートのページを見始めた。
そしていちごかチョコかで悩んでいると、それに気づいた相馬は「じゃあ俺こっちにするから千隼くんはこっちで。」といちごとチョコどちらも指察し笑って言った。
「え...!」
「二つ頼んで半分こすればどっちも食べれるよ~って思ったんだけどどうかな。流石に初対面でそれは嫌だったりする?」
「ぜっ、全然!むしろミラクルハッピーって感じです。すみません、気を遣わせちゃって。...まじ超嬉しいです。」
思わず本音を漏らした千隼を見て確信ついたように相馬は千隼をじっと見つめると、不意に「千隼くんってお兄さんいたりしない?」と千隼に聞いた。
その問いかけに驚いた千隼は思わず飲んでいたカフェラテを口元からタラッと少し流すと急いでペーバータオルで拭き取った。
「あっ、すみません驚いてつい...。居ます、一個上の兄が一人。自分と外見も性格も全然違うタイプですけど...。」
「あぁ、やっぱり。」
千隼の話を聞いて笑って返すと、相馬は自分が佐々木と同じクラスだと言う事を説明した。
「俺、人の名前覚えるの苦手すぎてその佐々木くんの下の名前覚えてないんだけど多分その子の弟くんなんだなって言うのは分かったよ。佐々木くん前に弟いるって言ってたし、あとさっきそのシロップを入れるのを見てね。」
そう言われると、端に置いてある使い終わったガムシロップを見て千隼はぽかんと口を開けた。
「それ、佐々木くんも全く同じやり方してたから。先端のところの三角のやつ、下の部分だけ取って上に数箇所刺して入れるって言うやつ。変わったやり方だなーって思ったけど千隼くんも自然とそれしてたからさ。だからもしかしてって思って聞いた。あ、あとなんとなく雰囲気が佐々木くんに似てた。」
途中まで納得したように頷いていたけれど最後の一言であからさまに嫌そうな顔をするとそれを見た相馬は「似てるって言われるの嫌なの?」と笑いながら言い、そこからたわいもない話をした。
一通り話しを終えそろそろ出ようとなった時には元カノが退席してから早一時間以上が経過していた。その事を知った千隼は申し訳なさそうに相馬に口を開いた。
「色々話し付き合わせちゃってごめんなさい。今更感ありますけど、今日時間とか大丈夫でした?」
その問いかけを聞いた相馬は思い出したように携帯を見ると、何通ものL◯NEが友人たちからきている事にやっと気がついた。
「うん、千隼くんのお兄さんたちとご飯に行く約束してるけどこのまま向かうから大丈夫だよ。」
そう言って身支度を整えると相馬は伝票を持ってレジに向かった。
「え、それって確か待ち合わせ時間もう過ぎてますよね...?すみません、僕のせいで。」
急足で相馬の後を追った千隼が謝るとカードを出しながら「俺が時間忘れて千隼くんと話すの楽しんでただけだから。」と嫌な顔一つせずに返答した。
「待って...!会計はおれがっ!」
「ん~ん、千隼くん年下でしょ。だからこういう時は大人しく奢られるべきだよ。」
スマートに会計を終えた相馬に千隼がどうしたらいいかとあたふたしているとそれを見た相馬は店を出た後で「じゃあ今日の借りで今度お兄さんにジュース奢ってもらうからそれでチャラって事にしよう。」と言った。
その提案に対して千隼が「もう何個でも好きなだけ買ってもらってください。」と言うと相馬は声を出して笑った。
「あ、そうそう。千隼くん、L◯NE交換しようよ。これも何かの縁だし。友達の弟っていうのもあって仲良くしたいと思っちゃった。」
「っ!もちろんです!是非お願いします!」
流石、兄貴の友達...コミュニケーション能力高すぎる。と思った千隼は感心しながら自分の携帯を差し出しQRコードを表示させた。
交換が完了すると数少ないL◯NEの友達が増えたことに喜んでいるとそんな千隼に相馬は「これからも千隼くんって呼んでいい?」と聞いた。
「はい!もうなんでも...呼びやすいように呼んでもらえれば...!」
「ありがと~。佐々木くんだとどっちのこと呼んでるかわからなくなりそうだから千隼くんにするね。今日は楽しかった。またお話ししようね。」
気さくにそう最後に言うと相馬は別れ際に千隼の頭をぽんっと撫でてから手を振って去っていった。
明るく手を振り返したあと相馬の姿が見えなくなると千隼ははぁ、と大きく息を吐いた。
「怒ってなくてよかった~...奢らせちゃったし連絡先交換もしてくれたし...それに兄貴の友達なのに相馬さんめっちゃいい人だったし。」
そんな事を内心思いながら家に帰っているとその相馬から連絡が入った。
「今日はありがと~。結局綾瀬さんとのことはよくわからなかったけど女の子って色々あったりするから気をつけるんだよ。あと帰りも変な人に捕まらないようにね~。」
その連絡を見て千隼は開いた口がしばらく塞がらなかった。
......やっぱり兄貴の友達なだけあるわ。この言い方はきっと過去に女性絡みで何かあったやつだ...。経験者は語るだわな...にしても気遣いの面に関しては新山さんと同じくらいしっかりしてるなぁ...。
その返信にどう返そうか悩んでいると、新山からも連絡が入った。店に着いてこれからご飯を食べると言う内容で、時間が合えばあとで開いた時間に電話をしようと言う誘いのものでもあった。
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