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五
54話 周りのカップル
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晴れて家族仲を修復させたおれは、朝一番にその事を直接新山さんに伝えたくて一緒に登校をした。
「マジ?良かったじゃん。さすが佐々木家。俺んちより遥かに早く解決できちゃってんじゃん。」
自分のことをように嬉しそうにそう言ってくれた新山さんにお礼を言うと新山さんは「千隼も頑張ったね。」と何度も何度も褒めてくれた。
「あの~...いや、うん。全然いいんだけどね?全然いいんだけども、一応...その解決に多少なりとも貢献した俺もここにいるってことだけはまじで一応主張しとくね?」
右手を上げながら千隼たちのすぐ後ろからそう佐々木が声をかけると千隼と新山はその様子を見て笑った。
「はいはい、兄貴には感謝してるよ。すごくとてもまじでちょうありがとう。」
「佐々木でかした!俺の可愛い千隼くんのためにありがとう。まじでお前使えるな!」
「うん。二人揃って滅びろって心の底から思ったわ。なんでもいいからなんかばち当たってくれ。小指ぶつけるとかそんなんでもいいから、じゃないと俺の気が晴れんわ。」
呆れた顔でそう話した佐々木に平謝りをすると、千隼と新山は佐々木に肩を組んでだる絡みをした。
「...ってなわけでここ数日で一波乱あったんだけど無事解決したって話。なんか気持ちスッキリ爽快すぎて話したくてうずうずしたから事後報告ってことで話したわ。」
午前中の授業が終わりお昼の時間に千隼が内田と有馬に家族の話をすると、突然のことで内田は頭が追いついていない様子だった。一方有馬は「良かったじゃん!」と笑って話を聞いた後で片手に持っていた携帯でまた画面を見てはタイプを始めた。
「それはそうと有馬はなんか忙しそうだな。なんかあったの?またゲーム?」
忙しそうに画面と睨めっこをする有馬に千隼が首を傾げながら聞くと「違うよ。恋人にL◯NE返してた。」とサラッと言った。
「あ、なんだ。恋人か......ん...は?恋人!?いつ!?何人!?どこで!?」
驚いて食べていた菓子パンを飲み込むと同時に咳払いをしながら千隼が聞き返した。その横で内田も追い討ちをかけるように爆弾発言をした有馬に声が出ない様子だった。
「そうそう~できたんだよ。一人ばかしね。付き合ったのほんの数日前よ。最近ちょょいちょい休日に出かけるようになってこの前ついにって感じかなぁ。とりあえず今のところは順調よ。」
余すことなくペラペラと聞きたかったことを全て自分から話してくれた有馬に千隼は「なに出会いなの?」と聞くとその声に被せるように屋上に来た人物が有馬に声をかけた。
「唯。」
その声の主の方を千隼と内田が見ると、そこに立っていたのは高瀬だった。
「悪いちょい待ってて、すぐ戻る。一緒に自販行く約束してたんだわ。」
そう言って立ち上がると高瀬の方に歩いていく有馬は思い出したように後ろを振り返った。
「あー...自販機出会い、かな。」
そう言って困惑する千隼と内田を置いて屋上から去っていった。数秒時間が空いた後でやっと物事を理解した千隼と内田は共にハッとした表情をして顔を合わせた。
「まじであれからどうしたら付き合うまで発展すんだよ。あいつすげぇな。」
「いや有馬ならやりかねないぞ。恋愛上級者だよ、あいつは。よし...これからなんかあったら内田じゃなくて有馬に聞くわ!有馬しか勝たんわ。」
「おい、親友あっさりと蹴り捨てんな。今までの恩返せ。」
半ギレしながら話した内田に千隼は楽しそうに子供のような無邪気な笑みを浮かべた。
帰りは俺の学校の方が早くに終わったから新山さんの学校の近くまで迎えに行った。今日は新山さんはバイトがないらしく、家族との和解を祝しておれ(おまけの兄貴)にパンケーキをご馳走してくれるらしい。男三人で入っていけるような店なのかは疑問だけど、甘いものが好きなおれからすると行く以外の選択肢はなかった。
兄貴は食べ物よりもおれたちの邪魔をするのが目的なのは目に見えていたけど、そんなことはどうでもいいと思えるほどおれは楽しみだった。
「あれ、赤城じゃん。芦野くんと帰ってるー。あいつらこの時間に帰んの珍しくね?いつも周りと時間ずらして帰んのにね。」
「あ?あー、マジじゃん。芦野くんなんか周りキョロキョロしてるしなんかあったんかね。」
佐々木と新山の会話を聞きながらそっち見ると、確かに赤城先輩とその横に見たことのない人が隣に立っていた。見た目と雰囲気からして兄貴や新山さん、赤城先輩とは違ったような感じがしてどう言う繋がりなのかと千隼が困惑していると、隣で会話をする佐々木たちの話に千隼は耳を傾けた。
「やば、あいつ芦野くんといる時あからさますぎだろ。何あの表情、まじできしょいな。」
「あれで抑えてる方とか頭おかしいよな。まぁでも芦野くんのあの感じ癒されるのは分からんくもない。」
話を聞きながら赤城先輩を見ると、確かに赤城先輩は絆されているのか明らかにおれや兄貴たちに向けている時の表情ではない顔をその人に見せていた。
あれ、でも赤城先輩って彼女居たよな...いくら同性とはいえど友達とその距離感って彼女嫌でしょ。それに相手の人も相手の人だよ。赤城先輩彼女いるの知ってるんだろうから少しは気使ってあげればいいのに...。
心の中でそう思ったキョロキョロと辺りを見渡した。周囲には女子生徒も何人かいて、もしこの中の誰かが赤城先輩の彼女だとしたら...と考えると居ても立っても居られず「よしっ!」と言って赤城たちのそばに駆け寄った。
「おい...っ、お前邪魔すんなっ!」
「え、千隼?」
突然の千隼の行動に動揺した佐々木と新山が咄嗟に声をかけるもそれを無視して千隼は赤城に話しかけた。
「ね、なんでそっち乗るの。一緒にこっち乗ろうよ。」
そう言って嫌そうにする赤城を半ば強引に自分たちの車両に列に連れていくと一緒に電車に乗った。
しかしその後も自分たちの方には目もくれずずっとその友達に話しかける赤城にだんだんモヤモヤが募り、その後は当てつけのように嫌な言い方をその人の前で言った。
赤城に気づかせるためにやったことだったのにその都度赤城はあからさまにその子を立てるような行動を取ったり当てつけにように大事にしてる雰囲気を醸し出してきたのに対して思わず「彼女に愛想尽かされるよ。」と千隼は赤城に釘を刺した。
しかし返ってきたのは予想を遥かに超える言葉だった。
「恋、俺に愛想尽かした?」
その問いかけに隣に立っていた友達が思い切り首を横に振ると赤城は優しい笑みを浮かべて「んじゃ問題ないわな。」と言って友達に手をとって歩いて行ってしまった。
その行動を見た千隼はようやく全てを理解し突然慌てたように佐々木と新山に駆け寄った。
「え!え!赤城先輩の恋人ってさっきの子なの?」
千隼のその質問に笑いながら頷いた二人に千隼は呆然とした。
自分の勘違いした無駄なお節介のせいで邪魔をした挙句、恋人さんに死ぬほど悪態をつけてしまった。
そんな自分の失態を後悔するとその場でぼーっと立ち尽くし「おれ最低なことしちゃった。」とボソッと呟いた千隼を見て新山は優しく笑うと「明日芦野くんにお前が謝ってたって言っておくよ。」と千隼のことをフォローした。
そんなことがあった後に兄貴と新山さんと一緒に食べたパンケーキは、オリジナルのレモンソースの効果もあってかとても甘酸っぱく感じた。
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※補足
こちらの話は“フィクション”の「41話 彼氏の友達の恋人」と同じ日を描いています。
電車で千隼の絡みや、赤城が芦野くんに話している内容が鮮明に描かれているので是非合わせてご拝読ください。
「マジ?良かったじゃん。さすが佐々木家。俺んちより遥かに早く解決できちゃってんじゃん。」
自分のことをように嬉しそうにそう言ってくれた新山さんにお礼を言うと新山さんは「千隼も頑張ったね。」と何度も何度も褒めてくれた。
「あの~...いや、うん。全然いいんだけどね?全然いいんだけども、一応...その解決に多少なりとも貢献した俺もここにいるってことだけはまじで一応主張しとくね?」
右手を上げながら千隼たちのすぐ後ろからそう佐々木が声をかけると千隼と新山はその様子を見て笑った。
「はいはい、兄貴には感謝してるよ。すごくとてもまじでちょうありがとう。」
「佐々木でかした!俺の可愛い千隼くんのためにありがとう。まじでお前使えるな!」
「うん。二人揃って滅びろって心の底から思ったわ。なんでもいいからなんかばち当たってくれ。小指ぶつけるとかそんなんでもいいから、じゃないと俺の気が晴れんわ。」
呆れた顔でそう話した佐々木に平謝りをすると、千隼と新山は佐々木に肩を組んでだる絡みをした。
「...ってなわけでここ数日で一波乱あったんだけど無事解決したって話。なんか気持ちスッキリ爽快すぎて話したくてうずうずしたから事後報告ってことで話したわ。」
午前中の授業が終わりお昼の時間に千隼が内田と有馬に家族の話をすると、突然のことで内田は頭が追いついていない様子だった。一方有馬は「良かったじゃん!」と笑って話を聞いた後で片手に持っていた携帯でまた画面を見てはタイプを始めた。
「それはそうと有馬はなんか忙しそうだな。なんかあったの?またゲーム?」
忙しそうに画面と睨めっこをする有馬に千隼が首を傾げながら聞くと「違うよ。恋人にL◯NE返してた。」とサラッと言った。
「あ、なんだ。恋人か......ん...は?恋人!?いつ!?何人!?どこで!?」
驚いて食べていた菓子パンを飲み込むと同時に咳払いをしながら千隼が聞き返した。その横で内田も追い討ちをかけるように爆弾発言をした有馬に声が出ない様子だった。
「そうそう~できたんだよ。一人ばかしね。付き合ったのほんの数日前よ。最近ちょょいちょい休日に出かけるようになってこの前ついにって感じかなぁ。とりあえず今のところは順調よ。」
余すことなくペラペラと聞きたかったことを全て自分から話してくれた有馬に千隼は「なに出会いなの?」と聞くとその声に被せるように屋上に来た人物が有馬に声をかけた。
「唯。」
その声の主の方を千隼と内田が見ると、そこに立っていたのは高瀬だった。
「悪いちょい待ってて、すぐ戻る。一緒に自販行く約束してたんだわ。」
そう言って立ち上がると高瀬の方に歩いていく有馬は思い出したように後ろを振り返った。
「あー...自販機出会い、かな。」
そう言って困惑する千隼と内田を置いて屋上から去っていった。数秒時間が空いた後でやっと物事を理解した千隼と内田は共にハッとした表情をして顔を合わせた。
「まじであれからどうしたら付き合うまで発展すんだよ。あいつすげぇな。」
「いや有馬ならやりかねないぞ。恋愛上級者だよ、あいつは。よし...これからなんかあったら内田じゃなくて有馬に聞くわ!有馬しか勝たんわ。」
「おい、親友あっさりと蹴り捨てんな。今までの恩返せ。」
半ギレしながら話した内田に千隼は楽しそうに子供のような無邪気な笑みを浮かべた。
帰りは俺の学校の方が早くに終わったから新山さんの学校の近くまで迎えに行った。今日は新山さんはバイトがないらしく、家族との和解を祝しておれ(おまけの兄貴)にパンケーキをご馳走してくれるらしい。男三人で入っていけるような店なのかは疑問だけど、甘いものが好きなおれからすると行く以外の選択肢はなかった。
兄貴は食べ物よりもおれたちの邪魔をするのが目的なのは目に見えていたけど、そんなことはどうでもいいと思えるほどおれは楽しみだった。
「あれ、赤城じゃん。芦野くんと帰ってるー。あいつらこの時間に帰んの珍しくね?いつも周りと時間ずらして帰んのにね。」
「あ?あー、マジじゃん。芦野くんなんか周りキョロキョロしてるしなんかあったんかね。」
佐々木と新山の会話を聞きながらそっち見ると、確かに赤城先輩とその横に見たことのない人が隣に立っていた。見た目と雰囲気からして兄貴や新山さん、赤城先輩とは違ったような感じがしてどう言う繋がりなのかと千隼が困惑していると、隣で会話をする佐々木たちの話に千隼は耳を傾けた。
「やば、あいつ芦野くんといる時あからさますぎだろ。何あの表情、まじできしょいな。」
「あれで抑えてる方とか頭おかしいよな。まぁでも芦野くんのあの感じ癒されるのは分からんくもない。」
話を聞きながら赤城先輩を見ると、確かに赤城先輩は絆されているのか明らかにおれや兄貴たちに向けている時の表情ではない顔をその人に見せていた。
あれ、でも赤城先輩って彼女居たよな...いくら同性とはいえど友達とその距離感って彼女嫌でしょ。それに相手の人も相手の人だよ。赤城先輩彼女いるの知ってるんだろうから少しは気使ってあげればいいのに...。
心の中でそう思ったキョロキョロと辺りを見渡した。周囲には女子生徒も何人かいて、もしこの中の誰かが赤城先輩の彼女だとしたら...と考えると居ても立っても居られず「よしっ!」と言って赤城たちのそばに駆け寄った。
「おい...っ、お前邪魔すんなっ!」
「え、千隼?」
突然の千隼の行動に動揺した佐々木と新山が咄嗟に声をかけるもそれを無視して千隼は赤城に話しかけた。
「ね、なんでそっち乗るの。一緒にこっち乗ろうよ。」
そう言って嫌そうにする赤城を半ば強引に自分たちの車両に列に連れていくと一緒に電車に乗った。
しかしその後も自分たちの方には目もくれずずっとその友達に話しかける赤城にだんだんモヤモヤが募り、その後は当てつけのように嫌な言い方をその人の前で言った。
赤城に気づかせるためにやったことだったのにその都度赤城はあからさまにその子を立てるような行動を取ったり当てつけにように大事にしてる雰囲気を醸し出してきたのに対して思わず「彼女に愛想尽かされるよ。」と千隼は赤城に釘を刺した。
しかし返ってきたのは予想を遥かに超える言葉だった。
「恋、俺に愛想尽かした?」
その問いかけに隣に立っていた友達が思い切り首を横に振ると赤城は優しい笑みを浮かべて「んじゃ問題ないわな。」と言って友達に手をとって歩いて行ってしまった。
その行動を見た千隼はようやく全てを理解し突然慌てたように佐々木と新山に駆け寄った。
「え!え!赤城先輩の恋人ってさっきの子なの?」
千隼のその質問に笑いながら頷いた二人に千隼は呆然とした。
自分の勘違いした無駄なお節介のせいで邪魔をした挙句、恋人さんに死ぬほど悪態をつけてしまった。
そんな自分の失態を後悔するとその場でぼーっと立ち尽くし「おれ最低なことしちゃった。」とボソッと呟いた千隼を見て新山は優しく笑うと「明日芦野くんにお前が謝ってたって言っておくよ。」と千隼のことをフォローした。
そんなことがあった後に兄貴と新山さんと一緒に食べたパンケーキは、オリジナルのレモンソースの効果もあってかとても甘酸っぱく感じた。
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※補足
こちらの話は“フィクション”の「41話 彼氏の友達の恋人」と同じ日を描いています。
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