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七
66話 冬休み目前
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「内田~、お前冬休みの予定あんの?」
二学期終わりにさしかかりテストも数日前に終わった影響で、残りの授業は終業式までの間ほとんどが「自習」となっていた。先生も不在の教室はやたらガヤガヤとしていて、一足先に課題に手をつけ始めてる生徒やテストを終えて気が緩み友達と雑談をする人で溢れかえっていた。
そんな中、千隼は席を移動し内田と有馬と机を囲んで携帯ゲームをしていた。
「おい、その言い方だと俺が休み中に全く予定なさそうなヤツみたいな感じに聞こえんだろ。やめろよ、ちゃんとあるわ。」
「とか言いながら内田課題やるのが予定とか言いそうな顔してるじゃん。ちーちゃんは?恋人とどっか行く約束でもしてるのー?」
便乗するように千隼の話にのると立て続けに有馬が千隼に聞いた。
「どっか行こうとは話してるけど詳しくはまだかなぁ。寒いの苦手だからできれば屋内であってほしいとは思ってるけどね。」
「あーだったら××駅前の二ヶ月前にできたショッピングモール行ってみてよ!この前行ったんだけど色々入ってて普通に一日楽しめたよ。日も経ってきたからかだいぶお客さんも安定してきて見やすかったよ~!」
ゲームに集中しつつも話を盛り上げる有馬に「お前って器用だよな。」と内田が関心するとそんな内田に飲み終えたパックジュースを渡し「褒めたお礼にそれあげるよ。」と有馬はゴミを押し付けた。
「...マジこいつのどこが良かったのかあの先輩に詰めたいくらいだわ。」
「え~、良いところの塊だよ。ね?ちーちゃん。」
「......うん。有馬は優しいし気遣いできる。あと色々使える。」
「あぁ、それは千隼限定な?」
「俺可愛い子好きだから~。ついつい可愛いちーちゃんには贔屓しちゃうんだよ。内田ももうちょい可愛い要素あればしてるよ多分...いやきっとね!」
ヘラヘラ笑いながら話す有馬の上履きを軽く踏むと内田は呆れたように流した。
そんな二人をそばで見ていた千隼は他人事のように見ていると、携帯がブルブルと鳴って画面に目を移すとL◯NEのバナーが表示されていた。送り主を見ると相手は相馬で珍しいと思った千隼はすぐにトークを開いた。
「今度会って話したいことがあるんだけど時間くれたりする?」
突然来たL◯NEに驚きつつも千隼はすぐに会うことを了承した。候補で出された日付が近ったのに対して「何か急ぎの用事なのかも。」と思い二日後に会うことに決めた。
そんなこんなでいきなり携帯を真剣に弄り出した千隼を見て内田と有馬がどうしたのかと聞くと、千隼は相馬から会おうと言われたことをそのまま二人にも話をし「また会ったらなんだったか詳しく話すよ。」と言った。
そして迎えた当日。
新山にも一応、相馬と会うことを伝えた千隼は待ち合わせのカフェに入りソワソワして相馬の到着を待っているとその15分後、店にやってきた相馬が千隼に気付き向かいの席に座った。
「待たしてごめんね、お待たせ。」
「いやいや!むしろ僕の学校の近くにしてもらっちゃってすみません...ありがとうございます!」
久しぶりに会うせいか少し緊張混じりで話をする千隼を見てクスッと笑うと相馬はまだ見ていなかったメニューを開いて千隼に見せた。
「ここのお店このパンケーキと季節のフルーツのやつが有名らしいよ。新山くんから千隼くんが甘い物好きだって聞いたからさ。せっかく会うんだし俺なりにちょっとリサーチしてみた。」
そう話をした相馬に「ありがとうございます!」と千隼が嬉しそうにキラキラした瞳で言うと相馬も柔らかい笑みを浮かべた。
注文を終え先に運ばれてきたドリンクを飲んでいる時に「そういえば...」と千隼が口を開いた。
「その...お話ってなんでしょうか?直接聞きたいって言ってたから何の話か気になって...。」
ソワソワしながら話題を振るとそれを聞いた相馬は「あーえっとね...」と言葉を濁した後で言葉を発そうとしたところで「あ。」と中断をした。そして相馬が千隼の斜め後ろを呆然と見ているの気付き千隼も振り返るとそこには赤城の姿があった。
「え、赤城先輩!?」
「おい...そこはもう気づかないでいろよ。俺もたった今二人がいるの気づいて店変えるか悩んでたんだわ。」
大きな声で名前を呼ばれた赤城が渋々立ち上がるとめんどくさそうに二人のそばに寄ってそう言った。
「流石に視界に赤城くんほどのイケメンが入ったら反応しちゃうよ。一人でここ来たのー?」
「相馬、お前口が上手いな。うん...ここ母親の職場近くでさ。仕事帰りに買い物行くらしくて荷物係任されたから終わるまで待ってんのよ。」
そんな調子でそのまま二、三分ほどその場で話をしていると気を利かせた店員が元いた赤城のテーブルから赤城のドリンクを持ってきて二人の席のテーブルに置いた。それを見た千隼と相馬が堪えきれずにクスクスと笑うと赤城は運んでくれた店員にお礼を言って自分の荷物をそっちの席まで運び相馬の隣に座った。
「この帰りずらい感じになったのマジでやだわ。」
「赤城先輩諦めなって。おれらと楽しくお話ししようぜ~!」
「そうだよ、仲間は多い方が楽しいって。」
「...なんでお前らはそんな楽しそうなんだよ。つか反応遅れたけどなんでここが仲良いんだよ、謎いわ。」
冷静にツッコミを入れた赤城に二人して笑うと、二人は知り合った経緯を赤城に話した。
「~で?今日はなに目的で会うことになったん?ちゃんとした理由ないと新山お前が二人で誰かと会うの絶対許可しないっしょ?」
「あ、そうだった!えっと...なんの話だったんでしたっけ?赤城先輩で話逸れちゃいましたよね。すみません。」
改めて千隼が相馬にそう聞くと、相馬は「あー...」と悩んだ表情をした後で赤城の顔を見つめた。
「......まぁ赤城くんなら大丈夫...か。」
ボソッとそう呟くと真剣な顔をして相馬は二人に自分が聞いた話を話した。
二学期終わりにさしかかりテストも数日前に終わった影響で、残りの授業は終業式までの間ほとんどが「自習」となっていた。先生も不在の教室はやたらガヤガヤとしていて、一足先に課題に手をつけ始めてる生徒やテストを終えて気が緩み友達と雑談をする人で溢れかえっていた。
そんな中、千隼は席を移動し内田と有馬と机を囲んで携帯ゲームをしていた。
「おい、その言い方だと俺が休み中に全く予定なさそうなヤツみたいな感じに聞こえんだろ。やめろよ、ちゃんとあるわ。」
「とか言いながら内田課題やるのが予定とか言いそうな顔してるじゃん。ちーちゃんは?恋人とどっか行く約束でもしてるのー?」
便乗するように千隼の話にのると立て続けに有馬が千隼に聞いた。
「どっか行こうとは話してるけど詳しくはまだかなぁ。寒いの苦手だからできれば屋内であってほしいとは思ってるけどね。」
「あーだったら××駅前の二ヶ月前にできたショッピングモール行ってみてよ!この前行ったんだけど色々入ってて普通に一日楽しめたよ。日も経ってきたからかだいぶお客さんも安定してきて見やすかったよ~!」
ゲームに集中しつつも話を盛り上げる有馬に「お前って器用だよな。」と内田が関心するとそんな内田に飲み終えたパックジュースを渡し「褒めたお礼にそれあげるよ。」と有馬はゴミを押し付けた。
「...マジこいつのどこが良かったのかあの先輩に詰めたいくらいだわ。」
「え~、良いところの塊だよ。ね?ちーちゃん。」
「......うん。有馬は優しいし気遣いできる。あと色々使える。」
「あぁ、それは千隼限定な?」
「俺可愛い子好きだから~。ついつい可愛いちーちゃんには贔屓しちゃうんだよ。内田ももうちょい可愛い要素あればしてるよ多分...いやきっとね!」
ヘラヘラ笑いながら話す有馬の上履きを軽く踏むと内田は呆れたように流した。
そんな二人をそばで見ていた千隼は他人事のように見ていると、携帯がブルブルと鳴って画面に目を移すとL◯NEのバナーが表示されていた。送り主を見ると相手は相馬で珍しいと思った千隼はすぐにトークを開いた。
「今度会って話したいことがあるんだけど時間くれたりする?」
突然来たL◯NEに驚きつつも千隼はすぐに会うことを了承した。候補で出された日付が近ったのに対して「何か急ぎの用事なのかも。」と思い二日後に会うことに決めた。
そんなこんなでいきなり携帯を真剣に弄り出した千隼を見て内田と有馬がどうしたのかと聞くと、千隼は相馬から会おうと言われたことをそのまま二人にも話をし「また会ったらなんだったか詳しく話すよ。」と言った。
そして迎えた当日。
新山にも一応、相馬と会うことを伝えた千隼は待ち合わせのカフェに入りソワソワして相馬の到着を待っているとその15分後、店にやってきた相馬が千隼に気付き向かいの席に座った。
「待たしてごめんね、お待たせ。」
「いやいや!むしろ僕の学校の近くにしてもらっちゃってすみません...ありがとうございます!」
久しぶりに会うせいか少し緊張混じりで話をする千隼を見てクスッと笑うと相馬はまだ見ていなかったメニューを開いて千隼に見せた。
「ここのお店このパンケーキと季節のフルーツのやつが有名らしいよ。新山くんから千隼くんが甘い物好きだって聞いたからさ。せっかく会うんだし俺なりにちょっとリサーチしてみた。」
そう話をした相馬に「ありがとうございます!」と千隼が嬉しそうにキラキラした瞳で言うと相馬も柔らかい笑みを浮かべた。
注文を終え先に運ばれてきたドリンクを飲んでいる時に「そういえば...」と千隼が口を開いた。
「その...お話ってなんでしょうか?直接聞きたいって言ってたから何の話か気になって...。」
ソワソワしながら話題を振るとそれを聞いた相馬は「あーえっとね...」と言葉を濁した後で言葉を発そうとしたところで「あ。」と中断をした。そして相馬が千隼の斜め後ろを呆然と見ているの気付き千隼も振り返るとそこには赤城の姿があった。
「え、赤城先輩!?」
「おい...そこはもう気づかないでいろよ。俺もたった今二人がいるの気づいて店変えるか悩んでたんだわ。」
大きな声で名前を呼ばれた赤城が渋々立ち上がるとめんどくさそうに二人のそばに寄ってそう言った。
「流石に視界に赤城くんほどのイケメンが入ったら反応しちゃうよ。一人でここ来たのー?」
「相馬、お前口が上手いな。うん...ここ母親の職場近くでさ。仕事帰りに買い物行くらしくて荷物係任されたから終わるまで待ってんのよ。」
そんな調子でそのまま二、三分ほどその場で話をしていると気を利かせた店員が元いた赤城のテーブルから赤城のドリンクを持ってきて二人の席のテーブルに置いた。それを見た千隼と相馬が堪えきれずにクスクスと笑うと赤城は運んでくれた店員にお礼を言って自分の荷物をそっちの席まで運び相馬の隣に座った。
「この帰りずらい感じになったのマジでやだわ。」
「赤城先輩諦めなって。おれらと楽しくお話ししようぜ~!」
「そうだよ、仲間は多い方が楽しいって。」
「...なんでお前らはそんな楽しそうなんだよ。つか反応遅れたけどなんでここが仲良いんだよ、謎いわ。」
冷静にツッコミを入れた赤城に二人して笑うと、二人は知り合った経緯を赤城に話した。
「~で?今日はなに目的で会うことになったん?ちゃんとした理由ないと新山お前が二人で誰かと会うの絶対許可しないっしょ?」
「あ、そうだった!えっと...なんの話だったんでしたっけ?赤城先輩で話逸れちゃいましたよね。すみません。」
改めて千隼が相馬にそう聞くと、相馬は「あー...」と悩んだ表情をした後で赤城の顔を見つめた。
「......まぁ赤城くんなら大丈夫...か。」
ボソッとそう呟くと真剣な顔をして相馬は二人に自分が聞いた話を話した。
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