平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜

ミクリ21

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1学期

51◆梓視点

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「竜城」

寮に帰る途中で、生徒会長の暁さんに呼び止められた。

「あ、暁さん」

「こんにちは、竜城君」

暁さんの隣には、当たり前のように副会長さんがいた。

なんか……副会長さんって暁さんの、保護者感をすごく感じる。

「副会長さん」

「由良と呼んでください」

穏やかに微笑み、由良さんはそう言った。

「え、はい」

俺は、断る理由もないような気がして返事をしたんだ。

すると………。

「なっ!?俺の時は、名字呼びしかしないのに!!」

「それはさておき。何か用ですか?」

「スルー!?」

暁さんがワンワン吠えているけど、今は由良さんに話を聞こう。

だって、由良さん………暁さんのお母さんだから………。

「今、変なこと考えませんでしたか?」

由良さん、ちょっと声が低くなった。

「え!?い…いいえ」

「そうですか。実は、夏休みに生徒会メンバーは湖の近くの別荘に行くんです。良ければ、一緒に来ませんか?」

穏やかな声と微笑みに戻り、俺は安心した。

「え…なんで俺を?」

「お話したいことがあるからです」

「今じゃダメなんですか?」

「ふふ、どうせなら一緒に遊びたいので、話は口実ですよ。どうですか?」

湖か………。

兄ちゃんのブラコン卒業のためにも、あんまり兄ちゃんの側にいない方がいいかな………?

「うーん……わかりました。湖行ってみたいから行きます!」

「では、日程は後程………巴、行きますよ。いじけないでください!」

暁さん……いじけて体育座りしていた。

え!?

「ぐすんぐすん……皆して酷い………。俺、生徒会長なのに………」

「はいはい。生徒会長ですね。ほら、立ってください」

………完全にお母さんだ。

由良さん……完全にお母さんだ。

そして、暁さんは手のやける息子だ。

とりあえず、俺は困ったことがあったらお母さん(由良さん)に相談しようと思った。

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