54 / 94
1学期
51◆梓視点
しおりを挟む
「竜城」
寮に帰る途中で、生徒会長の暁さんに呼び止められた。
「あ、暁さん」
「こんにちは、竜城君」
暁さんの隣には、当たり前のように副会長さんがいた。
なんか……副会長さんって暁さんの、保護者感をすごく感じる。
「副会長さん」
「由良と呼んでください」
穏やかに微笑み、由良さんはそう言った。
「え、はい」
俺は、断る理由もないような気がして返事をしたんだ。
すると………。
「なっ!?俺の時は、名字呼びしかしないのに!!」
「それはさておき。何か用ですか?」
「スルー!?」
暁さんがワンワン吠えているけど、今は由良さんに話を聞こう。
だって、由良さん………暁さんのお母さんだから………。
「今、変なこと考えませんでしたか?」
由良さん、ちょっと声が低くなった。
「え!?い…いいえ」
「そうですか。実は、夏休みに生徒会メンバーは湖の近くの別荘に行くんです。良ければ、一緒に来ませんか?」
穏やかな声と微笑みに戻り、俺は安心した。
「え…なんで俺を?」
「お話したいことがあるからです」
「今じゃダメなんですか?」
「ふふ、どうせなら一緒に遊びたいので、話は口実ですよ。どうですか?」
湖か………。
兄ちゃんのブラコン卒業のためにも、あんまり兄ちゃんの側にいない方がいいかな………?
「うーん……わかりました。湖行ってみたいから行きます!」
「では、日程は後程………巴、行きますよ。いじけないでください!」
暁さん……いじけて体育座りしていた。
え!?
「ぐすんぐすん……皆して酷い………。俺、生徒会長なのに………」
「はいはい。生徒会長ですね。ほら、立ってください」
………完全にお母さんだ。
由良さん……完全にお母さんだ。
そして、暁さんは手のやける息子だ。
とりあえず、俺は困ったことがあったらお母さん(由良さん)に相談しようと思った。
寮に帰る途中で、生徒会長の暁さんに呼び止められた。
「あ、暁さん」
「こんにちは、竜城君」
暁さんの隣には、当たり前のように副会長さんがいた。
なんか……副会長さんって暁さんの、保護者感をすごく感じる。
「副会長さん」
「由良と呼んでください」
穏やかに微笑み、由良さんはそう言った。
「え、はい」
俺は、断る理由もないような気がして返事をしたんだ。
すると………。
「なっ!?俺の時は、名字呼びしかしないのに!!」
「それはさておき。何か用ですか?」
「スルー!?」
暁さんがワンワン吠えているけど、今は由良さんに話を聞こう。
だって、由良さん………暁さんのお母さんだから………。
「今、変なこと考えませんでしたか?」
由良さん、ちょっと声が低くなった。
「え!?い…いいえ」
「そうですか。実は、夏休みに生徒会メンバーは湖の近くの別荘に行くんです。良ければ、一緒に来ませんか?」
穏やかな声と微笑みに戻り、俺は安心した。
「え…なんで俺を?」
「お話したいことがあるからです」
「今じゃダメなんですか?」
「ふふ、どうせなら一緒に遊びたいので、話は口実ですよ。どうですか?」
湖か………。
兄ちゃんのブラコン卒業のためにも、あんまり兄ちゃんの側にいない方がいいかな………?
「うーん……わかりました。湖行ってみたいから行きます!」
「では、日程は後程………巴、行きますよ。いじけないでください!」
暁さん……いじけて体育座りしていた。
え!?
「ぐすんぐすん……皆して酷い………。俺、生徒会長なのに………」
「はいはい。生徒会長ですね。ほら、立ってください」
………完全にお母さんだ。
由良さん……完全にお母さんだ。
そして、暁さんは手のやける息子だ。
とりあえず、俺は困ったことがあったらお母さん(由良さん)に相談しようと思った。
0
あなたにおすすめの小説
目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。
しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。
基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。
一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。
それでも宜しければどうぞ。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる