平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜

ミクリ21

文字の大きさ
76 / 94
夏休み

73◆巴視点

しおりを挟む
湖の水は、少しひんやりしていて気持ちがいい。

俺は腰まで水の中に入り、気持ち良さにうっとりしていた。

夏の暑さはキツいが、こうして水浴びをできるのは純粋に楽しいよな。

「巴さん」

「梓、どうした?」

「………落とし物どうぞ」

「え!?」

呆れた眼差しの梓に手渡されたのは、俺の水着だった。

俺の特徴的なブーメランな水着!

どうして梓が持っているんだと思って、俺は自分の下半身を見たら………俺の水着がなかった。

「な…なんで………!!」

「移動中に、だんだん脱げていっていましたよ。それは見事にスルスルと脱げていっていましたよ。そんでもって、水面に脱げた水着が浮いちゃってましたよ」

なんてことだ!

梓の『脱げないといいですね』という言葉がフラグだったなんて!!

俺は恥ずかしい気持ちを抑えて、急いで水着を穿いた。

「気をつけないと、いつかフルチン大王って言われますよ」

「言われねぇよ!!」

俺は、好き好んでフルチンになったわけじゃないんだよ!

俺はイラッときて、こうなったら梓の水着も脱がしてやる!と梓に襲いかかった。

「いきなり何をするんですか!?」

「梓、フルチンを笑う者はフルチンに泣くんだよ」

「何言ってるんですか!?」

梓の水着を脱がそうとする俺と、それを阻止しようとしている梓。

そんな俺達の激しい攻防に気づいた由良は、止めに入ってきた。

「やめなさい!仲良くしなさい!巴、梓君に嫌われたいんですか?」

「ぐっ!それは………っ!」

梓に嫌われたいのかと由良に聞かれ、俺は咄嗟に梓の水着から手を離した。

………梓に嫌われたくないからだ。

クソッ!

これが惚れた弱みというものなのか!

これでは、仕返ししたいのに仕返しできないじゃないか!



「梓君、巴がすみません」

「いえ、大丈夫です」

あぁ………。

なんか、目の前で梓の由良への好感度が上がったような気がする。

めちゃくちゃ悔しいぜ!ムキィ!
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。 彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。 ……あ。 音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。 しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。 やばい、どうしよう。

陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 まったり書いていきます。 2024.05.14 閲覧ありがとうございます。 午後4時に更新します。 よろしくお願いします。 栞、お気に入り嬉しいです。 いつもありがとうございます。 2024.05.29 閲覧ありがとうございます。 m(_ _)m 明日のおまけで完結します。 反応ありがとうございます。 とても嬉しいです。 明後日より新作が始まります。 良かったら覗いてみてください。 (^O^)

平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。

しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。 基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。 一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。 それでも宜しければどうぞ。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

私の庇護欲を掻き立てるのです

まめ
BL
ぼんやりとした受けが、よく分からないうちに攻めに囲われていく話。

ハイスペックストーカーに追われています

たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!! と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。 完結しました。

処理中です...