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夏休み
73◆巴視点
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湖の水は、少しひんやりしていて気持ちがいい。
俺は腰まで水の中に入り、気持ち良さにうっとりしていた。
夏の暑さはキツいが、こうして水浴びをできるのは純粋に楽しいよな。
「巴さん」
「梓、どうした?」
「………落とし物どうぞ」
「え!?」
呆れた眼差しの梓に手渡されたのは、俺の水着だった。
俺の特徴的なブーメランな水着!
どうして梓が持っているんだと思って、俺は自分の下半身を見たら………俺の水着がなかった。
「な…なんで………!!」
「移動中に、だんだん脱げていっていましたよ。それは見事にスルスルと脱げていっていましたよ。そんでもって、水面に脱げた水着が浮いちゃってましたよ」
なんてことだ!
梓の『脱げないといいですね』という言葉がフラグだったなんて!!
俺は恥ずかしい気持ちを抑えて、急いで水着を穿いた。
「気をつけないと、いつかフルチン大王って言われますよ」
「言われねぇよ!!」
俺は、好き好んでフルチンになったわけじゃないんだよ!
俺はイラッときて、こうなったら梓の水着も脱がしてやる!と梓に襲いかかった。
「いきなり何をするんですか!?」
「梓、フルチンを笑う者はフルチンに泣くんだよ」
「何言ってるんですか!?」
梓の水着を脱がそうとする俺と、それを阻止しようとしている梓。
そんな俺達の激しい攻防に気づいた由良は、止めに入ってきた。
「やめなさい!仲良くしなさい!巴、梓君に嫌われたいんですか?」
「ぐっ!それは………っ!」
梓に嫌われたいのかと由良に聞かれ、俺は咄嗟に梓の水着から手を離した。
………梓に嫌われたくないからだ。
クソッ!
これが惚れた弱みというものなのか!
これでは、仕返ししたいのに仕返しできないじゃないか!
「梓君、巴がすみません」
「いえ、大丈夫です」
あぁ………。
なんか、目の前で梓の由良への好感度が上がったような気がする。
めちゃくちゃ悔しいぜ!ムキィ!
俺は腰まで水の中に入り、気持ち良さにうっとりしていた。
夏の暑さはキツいが、こうして水浴びをできるのは純粋に楽しいよな。
「巴さん」
「梓、どうした?」
「………落とし物どうぞ」
「え!?」
呆れた眼差しの梓に手渡されたのは、俺の水着だった。
俺の特徴的なブーメランな水着!
どうして梓が持っているんだと思って、俺は自分の下半身を見たら………俺の水着がなかった。
「な…なんで………!!」
「移動中に、だんだん脱げていっていましたよ。それは見事にスルスルと脱げていっていましたよ。そんでもって、水面に脱げた水着が浮いちゃってましたよ」
なんてことだ!
梓の『脱げないといいですね』という言葉がフラグだったなんて!!
俺は恥ずかしい気持ちを抑えて、急いで水着を穿いた。
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「言われねぇよ!!」
俺は、好き好んでフルチンになったわけじゃないんだよ!
俺はイラッときて、こうなったら梓の水着も脱がしてやる!と梓に襲いかかった。
「いきなり何をするんですか!?」
「梓、フルチンを笑う者はフルチンに泣くんだよ」
「何言ってるんですか!?」
梓の水着を脱がそうとする俺と、それを阻止しようとしている梓。
そんな俺達の激しい攻防に気づいた由良は、止めに入ってきた。
「やめなさい!仲良くしなさい!巴、梓君に嫌われたいんですか?」
「ぐっ!それは………っ!」
梓に嫌われたいのかと由良に聞かれ、俺は咄嗟に梓の水着から手を離した。
………梓に嫌われたくないからだ。
クソッ!
これが惚れた弱みというものなのか!
これでは、仕返ししたいのに仕返しできないじゃないか!
「梓君、巴がすみません」
「いえ、大丈夫です」
あぁ………。
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