生涯年収

コユメ

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その日以来、僕は夢子を疑うようになっていた。
でも何で僕に人を殺させようとしているのか?その疑問があった。
夢子には僕に殺人をさせるメリットが無い結局殺した人間のお金は殺した人の元にいくのだから、だったら何故?
もしかして…僕が夢子の履歴を見たせい?その腹いせに…?
僕もしょせん人殺しだと言いたいのだろうか?
一体何が目的かも分からないままだった。
しばらくしてメールでNo.4の後に誰かが入ったと書いてあった。
僕は口座に入った多額のお金を見るたびに罪悪感に苛まれていた。
最初に殺した暮林は、まごうことなき悪人だった。
でも店長は其処まででは無かったように気がする僕が店長の最後を知っているせいかも知れないが…そんな店長を殺してしまった。
いくら罪に問われないとしても納得行くものでは無い。
自分が殺したと言う事は変わり無い…
他のメンバーは、これにどう折り合いをつけているのだろうか?
それとも、それら事態麻痺してしまっているのだろうか?
僕もいつか、そうなってしまうのだろうか?
この終わりの無い贖罪に苛まれながら生きて行くのだろうか?
今はただ苦しい
外に出たくない
人に会いたくない
大学も行けていない、でもそろそろ行かないと、岩崎も大分心配してくれているし
このまま閉じ籠ったままじゃ駄目な事は、分かっている
分かっているが、しばらくはそっとしておいて欲しかった。
テーブルの上のスマホが鳴った。
どうせ岩崎だろうと

「岩崎?」

すると気まずげな声で

「あの、私だけど…」

夢子だった。
咄嗟に店長に依頼したのは女だったと言っていたのを思い出してしまった。

「…あ、うん、どうかした?」

僕は今どんな顔をしている?
いつも道理に返せているのだろうか?
それとも…

「あの…最近休んでいるから、心配で…」

それは本心なのか?
僕に一体何をさせたいんだ?
聞きたいけど夢子じゃないかもしれない…が夢子かも知れない疑心暗鬼になっていた。

「ゴホッ!少し風邪ひいて…」

嘘をついた。
すると

「え!そうなの?私そっちに行こうか?」

僕は内心慌てて

「いや、大丈夫、熱とかは無いし岩崎が色々してくれてるし明日には行けそうだから」

「そっか、岩崎君が…」

「ああ、だから大丈夫。」

「…そうなんだね、分かった…じゃあまた…お休み」

「ああ、うんありがとう」

電話を切った。
どっと疲れが出た。
夢子には、まだ僕が引っ越した事を言っていない
岩崎には前のアパートが取り壊しで出て新しい所の住所を伝えてあるが夢子には、あまり知られたく無かったので岩崎に口止めをした。
店長の言葉を信じるなら夢子は怪しい…
疑いたくは無いがメンバーと言う事が後をひいてしまう
夢子の行動は目を光らしておこうと決めた。

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