35 / 61
035:ギルドで雑談
しおりを挟む
スライムの確認のために冒険者ギルドにやってきた。受付にはリサさんが居る。以前にお喋りが過ぎて一緒に別の職員に怒られた仲の。
「リサさん。こんにちわぁ」
「あら。ジンさん。こんにちは。本日はどの様なご利用で?」
「はい。実はですね、出していた依頼の査定と評価に来ました」
「あっ、ってことはもしかして。スライムですか?」
「そうです。ギルド宿舎のトイレ用のですね」
「おぉ。やった。これで我が宿舎も!」
「あはは。はい。まぁそうですねスライムによりますけど、あと10日ほどの我慢です」
「じゃあちょっと、確認してきますね」
そう言ってリサさんは、後ろの方で何やら資料をめくり始めた。そして戻ってきて言った。
「うん。確かに。本日の昼前にここのギルドにスライムが持ち込まれて預かっていますね。取りに行ってきますね」
俺は、それに慌てる。
「重いですよ? 俺も一緒に行きましょうか?」
「あら? いいんですか?」
「えぇ」
俺は頷いて、リサさんの後ろについていく。その際にも少しお喋り。
「どうですか、最近は?」
「そうですねぇ……」
そう言ってキョロキョロとあたりを見回してから話し始めた。
「まだ、確定じゃないんですけど」
そう言い置いてから更に話を続けるリサさん。
「実はですねゴブリンの数が増えているみたいなんですよねぇ」
「冬場だからじゃないですか?」
冬場は餌を求めて魔物の行動範囲が上がる。そうすると森の奥から出て来るパターンが多いのだ。それを指摘してみる。
「私も最初はそう思ったんですね。でも、どうもそうでもないみたいな? 範囲の分布に偏りが出てるというか。うぅん。どう説明したものか」
なるほど。確信はないから、確定情報じゃないけどと前置きしたわけか。
「まぁ杞憂ならいいんですが……」
「ゴブリンキングなんてのが出てきてる可能性……ですか?」
「えぇ。ゴブリンキングは第3種特定危険生物に分類されます。見た目は普通のゴブリンよりわずかに大きい程度だそうですが、その力は桁違いだとか」
なるほど。色んな情報に触れるからこその勘。以外に侮れないんだよな。
「勘違い、だといいですね」
「えぇ」
ギルドの倉庫についた。そこで捕獲器で安眠するスライム。俺はさっそく確認する。すると、ちゃんと生きている。
「ん? ちょっと大きい、か?」
どうも冬場のスライムにしては大きいようだ。これなら培養は要らないな。
「この大きさなら明後日までにはスラリンに出来ますよ」
「本当ですか!」
「はい。明後日までにスラリンして、明々後日はトイレの方に結界を刻みたいと思います」
「やった。ありがとうございます!」
その後は、ギルドのカウンターで査定表に「良」と書き込み、お金を預けてから帰宅したのだった。
「リサさん。こんにちわぁ」
「あら。ジンさん。こんにちは。本日はどの様なご利用で?」
「はい。実はですね、出していた依頼の査定と評価に来ました」
「あっ、ってことはもしかして。スライムですか?」
「そうです。ギルド宿舎のトイレ用のですね」
「おぉ。やった。これで我が宿舎も!」
「あはは。はい。まぁそうですねスライムによりますけど、あと10日ほどの我慢です」
「じゃあちょっと、確認してきますね」
そう言ってリサさんは、後ろの方で何やら資料をめくり始めた。そして戻ってきて言った。
「うん。確かに。本日の昼前にここのギルドにスライムが持ち込まれて預かっていますね。取りに行ってきますね」
俺は、それに慌てる。
「重いですよ? 俺も一緒に行きましょうか?」
「あら? いいんですか?」
「えぇ」
俺は頷いて、リサさんの後ろについていく。その際にも少しお喋り。
「どうですか、最近は?」
「そうですねぇ……」
そう言ってキョロキョロとあたりを見回してから話し始めた。
「まだ、確定じゃないんですけど」
そう言い置いてから更に話を続けるリサさん。
「実はですねゴブリンの数が増えているみたいなんですよねぇ」
「冬場だからじゃないですか?」
冬場は餌を求めて魔物の行動範囲が上がる。そうすると森の奥から出て来るパターンが多いのだ。それを指摘してみる。
「私も最初はそう思ったんですね。でも、どうもそうでもないみたいな? 範囲の分布に偏りが出てるというか。うぅん。どう説明したものか」
なるほど。確信はないから、確定情報じゃないけどと前置きしたわけか。
「まぁ杞憂ならいいんですが……」
「ゴブリンキングなんてのが出てきてる可能性……ですか?」
「えぇ。ゴブリンキングは第3種特定危険生物に分類されます。見た目は普通のゴブリンよりわずかに大きい程度だそうですが、その力は桁違いだとか」
なるほど。色んな情報に触れるからこその勘。以外に侮れないんだよな。
「勘違い、だといいですね」
「えぇ」
ギルドの倉庫についた。そこで捕獲器で安眠するスライム。俺はさっそく確認する。すると、ちゃんと生きている。
「ん? ちょっと大きい、か?」
どうも冬場のスライムにしては大きいようだ。これなら培養は要らないな。
「この大きさなら明後日までにはスラリンに出来ますよ」
「本当ですか!」
「はい。明後日までにスラリンして、明々後日はトイレの方に結界を刻みたいと思います」
「やった。ありがとうございます!」
その後は、ギルドのカウンターで査定表に「良」と書き込み、お金を預けてから帰宅したのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる