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第16章 光 ― スポットライトの向こうへ
309話 一転・涙のメグちゃん
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夏「そうなると、家族で引っ越したり、家を転々としないといけなくなるから、落ち着かないだろう──とのことでした。
ダンス教室もしばらく行かない方がいいと言われました。
あれだけ人がいたら、次はもっと期待されて、皆さんに迷惑をかける恐れがあるそうです。
それと、イベント当日は家族で絶対に外に出ないか、みんなで出かけるか──どちらかにした方がいいそうです。
窓からも絶対に顔を出すな、と。誰かが望遠で見ているかもしれないからだそうです。
あと、イベントには絶対に顔を出してはいけないそうです。
一度でも顔を出したら、物品を買わずに俺を待つ人が増えて、周囲が渋滞して危険だというんです。
──以上です。ごめんなさい。メグちゃんには本当に申し訳ないです」
メグ「あ、いえいえ……こちらこそ、簡単に考えてしまって……本当に申し訳ありませんでした」
──そう言って、ポロポロと泣き出してしまった。
夏がメグちゃんの手を取って、そっと抱きしめ、背中を撫でていた。
「うっ、っ、うっ……」と嗚咽を漏らして泣いている。
これは、しばらく収まりそうにない。
院長「メグちゃん、大丈夫だよ。
場所を変えれば進めていいって言ってるし、別店舗を持たせてくれるって言うんだから、大したもんだよ。
ちゃんとアイデアは実現できるよ。
確かに病院でやると制限が出てくるけど、専門の店舗を持てば、いろんなことができる。
それに、少なくとも1回は試しにできるんだから、絶対にやろうよ」
桐生「そうですよ。まずは1回やりましょう。そして、店舗を作ってくれるくらいファンを呼びましょう!」
村瀬「<一回限りのコンサート御礼祭り>っていうのはどうですか?」
神崎「わー、いいねえ!すごくいいアイデアじゃない?
それなら“1回だけ”って思われるから、大勢来るかもしれないけど、2回目は期待されないから負担も少ない。
それで、写真を撮ってあげる係をステラビートに頼んだらいいんじゃない?
ステラビートはまだファンがいないでしょう?
等身大のパネルと写真が撮れるって、すごくいいスポットになると思うよ。
どこかに真似されそうなくらい。
だから、ファン作りというか、名前を覚えてもらうチャンスにするといいんじゃないかな。
これはステラビートの仕事のひとつだよ。
土日のイベントが主になってきたら、月曜日を休みにしてもらってもいいしね」
藤堂「それに、レッスンは火曜から開始にしてもいいですよね?
月曜は土日のイベントの“お疲れ休み”にすれば、気兼ねなく活動できますし。
他の音楽メンバーも、希望者は出てもらっていいと思います。
とにかく、顔と名前をファンの人に覚えてもらうのが一番ですよ。
赤いキャップでも、みんなで被りますか?
NATSUのTシャツを着て、各自帽子に名前を書いて──」
院長「わー、みんな良いアイデアを出すねえ。
そうなんだよね、音楽メンバーはコンサートで一回しか出てないから、まだ馴染みがないもんね。
これから夏と一緒に活動するなら、どんどん売り込まないと。
そしたら、そのうちに皆も独立して活動できるようになる気がするよ」
桐生「そうですね。<一回限りの御礼祭り>なら、音楽メンバーを全員呼びましょう。
月曜休みにしますよ。
そうだ、そこで生演奏をしたらどうですか?
音を小さめのBGM程度にすればいいと思います。
キーボードだけでもいいし、弦楽だけの合奏を入れて、理事の曲を演奏したり──いろんなことができると思いますよ」
村瀬「ただし、告知には“夏は出ません”と、ちゃんと事前に書かないとダメですね。
玄関の外に貼ってもいいと思います」
桐生「そうだね。そうしないと、音楽メンバーを見てもらえないからさ。
すべてはこれからだよ。メグちゃん、これから忙しくなるよ。
もっとアイデアを出していいよ。どんどんやるからね。
店舗を作ったら、もっと商品も増やせるし、楽しくなるよ」
メグ「はい……皆さん、本当にありがとうございます。また頑張ります!」
__ところが、翌日はまた新たな嵐が__。
ダンス教室もしばらく行かない方がいいと言われました。
あれだけ人がいたら、次はもっと期待されて、皆さんに迷惑をかける恐れがあるそうです。
それと、イベント当日は家族で絶対に外に出ないか、みんなで出かけるか──どちらかにした方がいいそうです。
窓からも絶対に顔を出すな、と。誰かが望遠で見ているかもしれないからだそうです。
あと、イベントには絶対に顔を出してはいけないそうです。
一度でも顔を出したら、物品を買わずに俺を待つ人が増えて、周囲が渋滞して危険だというんです。
──以上です。ごめんなさい。メグちゃんには本当に申し訳ないです」
メグ「あ、いえいえ……こちらこそ、簡単に考えてしまって……本当に申し訳ありませんでした」
──そう言って、ポロポロと泣き出してしまった。
夏がメグちゃんの手を取って、そっと抱きしめ、背中を撫でていた。
「うっ、っ、うっ……」と嗚咽を漏らして泣いている。
これは、しばらく収まりそうにない。
院長「メグちゃん、大丈夫だよ。
場所を変えれば進めていいって言ってるし、別店舗を持たせてくれるって言うんだから、大したもんだよ。
ちゃんとアイデアは実現できるよ。
確かに病院でやると制限が出てくるけど、専門の店舗を持てば、いろんなことができる。
それに、少なくとも1回は試しにできるんだから、絶対にやろうよ」
桐生「そうですよ。まずは1回やりましょう。そして、店舗を作ってくれるくらいファンを呼びましょう!」
村瀬「<一回限りのコンサート御礼祭り>っていうのはどうですか?」
神崎「わー、いいねえ!すごくいいアイデアじゃない?
それなら“1回だけ”って思われるから、大勢来るかもしれないけど、2回目は期待されないから負担も少ない。
それで、写真を撮ってあげる係をステラビートに頼んだらいいんじゃない?
ステラビートはまだファンがいないでしょう?
等身大のパネルと写真が撮れるって、すごくいいスポットになると思うよ。
どこかに真似されそうなくらい。
だから、ファン作りというか、名前を覚えてもらうチャンスにするといいんじゃないかな。
これはステラビートの仕事のひとつだよ。
土日のイベントが主になってきたら、月曜日を休みにしてもらってもいいしね」
藤堂「それに、レッスンは火曜から開始にしてもいいですよね?
月曜は土日のイベントの“お疲れ休み”にすれば、気兼ねなく活動できますし。
他の音楽メンバーも、希望者は出てもらっていいと思います。
とにかく、顔と名前をファンの人に覚えてもらうのが一番ですよ。
赤いキャップでも、みんなで被りますか?
NATSUのTシャツを着て、各自帽子に名前を書いて──」
院長「わー、みんな良いアイデアを出すねえ。
そうなんだよね、音楽メンバーはコンサートで一回しか出てないから、まだ馴染みがないもんね。
これから夏と一緒に活動するなら、どんどん売り込まないと。
そしたら、そのうちに皆も独立して活動できるようになる気がするよ」
桐生「そうですね。<一回限りの御礼祭り>なら、音楽メンバーを全員呼びましょう。
月曜休みにしますよ。
そうだ、そこで生演奏をしたらどうですか?
音を小さめのBGM程度にすればいいと思います。
キーボードだけでもいいし、弦楽だけの合奏を入れて、理事の曲を演奏したり──いろんなことができると思いますよ」
村瀬「ただし、告知には“夏は出ません”と、ちゃんと事前に書かないとダメですね。
玄関の外に貼ってもいいと思います」
桐生「そうだね。そうしないと、音楽メンバーを見てもらえないからさ。
すべてはこれからだよ。メグちゃん、これから忙しくなるよ。
もっとアイデアを出していいよ。どんどんやるからね。
店舗を作ったら、もっと商品も増やせるし、楽しくなるよ」
メグ「はい……皆さん、本当にありがとうございます。また頑張ります!」
__ところが、翌日はまた新たな嵐が__。
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