314 / 357
第16章 光 ― スポットライトの向こうへ
312話 イベント前夜、動き出す舞台裏
しおりを挟む
それからのスタッフの動きは、驚くほど速かった。
等身大パネルの完成予定は1か月後。
それに合わせて、イベントのお知らせも発表された。
ネットでは、参加希望を「YES」か「NO」でクリックしてもらう方式に。
──これは、かなり目安になる。ありがたい。
フード部門では、病院の女子スタッフたちがメニューを決定。
カフェからは中村の協力のもと、友谷くんが出張出店してくれることになった。
パン屋も人をつけて、別ブースで出店してくれるそうだ。
「夏が一番のお気に入りのシェフ」と書いたPOPをデーンと壁に張ったんだよ。
だから友谷くんの名前を知られたよね。
中村も喜んでいた。もちろん、カフェの名前もちゃんと出す。
──まあ、出してくれるだけでありがたいからね。
他の病院スタッフは、人の入場整理を担当してくれることになった。
山野さんも「当日は出勤して、駐車場係を統括します」と申し出てくれた。
──本当に1000人も来てくれるのかなあ?
メグちゃんは、特典を大急ぎで発注して「1000人分、対応します!」と張り切っていた。
さて、一番大事なダンサーや音楽家たち。
このイベントをすごく喜んでくれて、
「出し物も自分たちで考えるので、任せてください」とのこと。
──へえ~、すごいね。
スケジュールができたら、桐生さんに渡すそうだ。
本館の一階で、どれくらいのことができるのか?
正直、あまりスペースはない。
グッズ販売とカフェのイートインコーナーで、かなり場所を取ってしまう。
それに、等身大パネルでの写真撮影もある。
これは、病院の写真クラブが担当してくれることになった。
本当はステラビートに頼もうとしていたけど、
「イベントで踊るから忙しいです」とのこと。
もちろん、みずきさんやレオさんが監督についてくれる。
うちのスタッフだから当然か。
──ああ~、なんでこんなに気忙しくて、忙しいんだろう?
病院だけやってた頃のほうが、まだ時間があったな。
──今さら遅い。
莉子がぼやいていた。
「私だって手伝いたかったし、楽しみたかったよ」
──まあ、それはね。あとで録画で楽しもうよ。
……と言いながらも、こっそり院長室で監視カメラの映像を見たいな‥‥‥。
──ああ~、俺は裏切り者だ。
でも多分、どこかに行っても上の空だと思う。
それは、莉子も同じだよ。
──そうだ!
監視カメラの映像、家から見られないかな?
すぐ手配した。(笑)
──これで、家に籠ること決定!
等身大パネルの完成予定は1か月後。
それに合わせて、イベントのお知らせも発表された。
ネットでは、参加希望を「YES」か「NO」でクリックしてもらう方式に。
──これは、かなり目安になる。ありがたい。
フード部門では、病院の女子スタッフたちがメニューを決定。
カフェからは中村の協力のもと、友谷くんが出張出店してくれることになった。
パン屋も人をつけて、別ブースで出店してくれるそうだ。
「夏が一番のお気に入りのシェフ」と書いたPOPをデーンと壁に張ったんだよ。
だから友谷くんの名前を知られたよね。
中村も喜んでいた。もちろん、カフェの名前もちゃんと出す。
──まあ、出してくれるだけでありがたいからね。
他の病院スタッフは、人の入場整理を担当してくれることになった。
山野さんも「当日は出勤して、駐車場係を統括します」と申し出てくれた。
──本当に1000人も来てくれるのかなあ?
メグちゃんは、特典を大急ぎで発注して「1000人分、対応します!」と張り切っていた。
さて、一番大事なダンサーや音楽家たち。
このイベントをすごく喜んでくれて、
「出し物も自分たちで考えるので、任せてください」とのこと。
──へえ~、すごいね。
スケジュールができたら、桐生さんに渡すそうだ。
本館の一階で、どれくらいのことができるのか?
正直、あまりスペースはない。
グッズ販売とカフェのイートインコーナーで、かなり場所を取ってしまう。
それに、等身大パネルでの写真撮影もある。
これは、病院の写真クラブが担当してくれることになった。
本当はステラビートに頼もうとしていたけど、
「イベントで踊るから忙しいです」とのこと。
もちろん、みずきさんやレオさんが監督についてくれる。
うちのスタッフだから当然か。
──ああ~、なんでこんなに気忙しくて、忙しいんだろう?
病院だけやってた頃のほうが、まだ時間があったな。
──今さら遅い。
莉子がぼやいていた。
「私だって手伝いたかったし、楽しみたかったよ」
──まあ、それはね。あとで録画で楽しもうよ。
……と言いながらも、こっそり院長室で監視カメラの映像を見たいな‥‥‥。
──ああ~、俺は裏切り者だ。
でも多分、どこかに行っても上の空だと思う。
それは、莉子も同じだよ。
──そうだ!
監視カメラの映像、家から見られないかな?
すぐ手配した。(笑)
──これで、家に籠ること決定!
4
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
網代さんを怒らせたい
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「なあ。僕たち、付き合わないか?」
彼がなにを言っているのかわからなかった。
たったいま、私たちは恋愛できない体質かもしれないと告白しあったばかりなのに。
しかし彼曰く、これは練習なのらしい。
それっぽいことをしてみれば、恋がわかるかもしれない。
それでもダメなら、本当にそういう体質だったのだと諦めがつく。
それはそうかもしれないと、私は彼と付き合いはじめたのだけれど……。
和倉千代子(わくらちよこ) 23
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
デザイナー
黒髪パッツン前髪、おかっぱ頭であだ名は〝市松〟
ただし、そう呼ぶのは網代のみ
なんでもすぐに信じてしまい、いつも網代に騙されている
仕事も頑張る努力家
×
網代立生(あじろたつき) 28
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
営業兼事務
背が高く、一見優しげ
しかしけっこう慇懃無礼に毒を吐く
人の好き嫌いが激しい
常識の通じないヤツが大嫌い
恋愛のできないふたりの関係は恋に発展するのか……!?
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
純愛以上、溺愛以上〜無愛想から始まった社長令息の豹変愛は彼女を甘く包み込む~
芙月みひろ
恋愛
保険会社の事務職として勤務する
早瀬佳奈26才。
友達に頼み込まれて行った飲み会で
腹立たしいほど無愛想な高原宗輔30才と出会う。
あまりの不愉快さに
二度と会いたくないと思っていたにも関わらず
再び仕事で顔を合わせることになる。
上司のパワハラめいた嫌がらせに悩まされていた中
ふと見せる彼の優しい一面に触れて
佳奈は次第に高原に心を傾け出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる