陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ

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おまけ

猫カフェ

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(こ、これってデート…だよね?)

心海はパニックに陥っている。なぜなら律と瑛太に挟まれているからだ。二人と手を繋ぎ歩いているこの状況を、心海は未だに受容出来ないでいる。

「ここちゃん、猫カフェ楽しみだね!」

「心海、沢山楽しもうな」

「う、うん、二人共ありがとう!」

戸惑いながらもそう答えると、律の瞳に剣呑な光が宿る。

「王子様は帰っていただいても」

「おや?負けを確信したのかな?」

「ちっげーよ!邪魔すんな!!心海は俺が好きなんだからな!」

「瑛太くんと3人でいた方が緊張しないかも…」

「ほら、ここちゃんはこう言ってるし」

「っ…わぁったよ!」

お目当ての猫カフェはなんだか不思議な場所だった。猫たちが寛いでいるのは変わりないが、店内の装飾が異様に凝っている。

「わ、なんかお洒落!」

心海が小さく叫ぶと、スタッフらしき青年がメニューを持ってやって来た。

「いらっしゃいませ。当店のご利用は初めてですが?」

心海たちは頷く。青年には不思議な色気があり、つい目を惹かれてしまう。

「まずはドリンクを頼んでいただきます。猫たちは大人しいですが、無理やり撫でたりするのは怖がるのでやめてあげてくださいね」

「約束します!」

心海がふんすと鼻息荒く言うと、青年はくすりと笑った。

「そんなに気を張らなくても大丈夫ですよ」

優しい物言いに心海もホッとする。それぞれ、好きなドリンクと、猫のおやつを注文し、心海たちは猫たちの様子を見守っていた。一匹の猫がこちらに近寄ってきて鳴く。

「な、撫でていいのかな?」

「キングは一番人懐こいので大丈夫ですよ」

青年が飲み物の載ったトレイを片手に言う。
心海はおそるおそるキングという名の猫の背を撫でた。

「わ、ふかふか」

「ね?癒やされるでしょう?」

「はい!とっても!」

「ゆっくりしていってくださいね」

猫のおやつの効果もあり色々な猫たちがそばにやってきて、体を撫でさせてくれた。

「猫ちゃんたち、可愛かったー」

店を出た3人は満足していた。ふと、心海はくるっと振り返った。

「ここちゃん?どうしたの?」

「ううん、なんでもない」

「夕飯どうするよ?」

「ラーメン食べる!」

心海たちは気が付いていないが、そこは普通の猫カフェではない。

おわり
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