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それから俺たちは魔王城に向かって進んだ。ルネがいるお陰か、モンスターは近付いてこない。そんなこんなですでに一週間が経過している。魔王城到着までいよいよ数日に迫っていた。
「あれはなんだ?」
「村がある…!」
レジスタンスのヒトたちもどんどん俺たちの仲間に加わる。みんな同じことを思っている。【魔王を倒す】と。そんな時、小さな村を見つけた。当然、地図上にはない。それでも俺たちはかなり消耗している。それに喜ばないはずがない。村で必要な物を揃えようという者もいた。
「ショーゴ、どう思う?」
ピンフィーネさんに低く聞かれる。俺は考えた。
そして、これしかないと結論をくだす。
「俺だけで村の偵察に行ってきます」
「僕も行くよ!」
俺は、ルネの頭を撫でた。
「大丈夫だよ、ルネ。必ず戻ってくるから」
ハクが頭を擦り付けてきたので二人を抱き締めた。俺の大好きな仲間たちだ。
「ショーゴ、これを」
ピンフィーネさんが渡してくれたのは特上の回復薬だった。
「何かあった時のためだ、持っていきなさい」
「ありがとうございます」
俺は村に近付いた。すごく静かだ。人なんているのか?村を見回しながら歩く。あ、と思った瞬間、棒切れで殴りかかられていた。慌てて盾で防ぐ。
「ウウウ」
いつの間にか手に武器を持った人たちに囲まれていた。ここでやられるわけにはいかない。俺はオーラを解放していた。村人たちが一瞬で黒い煙に変わっていく。この人たち魔王が作り出した人たちだったのか!
襲い掛かってきた村人が次々に黒い煙に変わっていく。最後の一人が消えた。
「うむ…やるようだな」
「?!」
建物の陰からひげを蓄えたおじさんが出てくる。この独特な気。もしかして!
「あの、ソウエンさんのお師匠様ですか?」
「あぁ、いかにも。まさか作られた村人を一瞬で滅するとはこれまた愉快」
はっはっは、とお師匠様は大きな声で笑った。
「その様子だと、ソウエンに弓の初歩くらいは学んだようだな」
「はい!教えて頂きました!」
「お前、名は?吾輩はエンオウ。弓の使い手の一人である」
「俺は翔吾です。あのエンオウ様は何故ここに?」
「エンオウでよいわ。吾輩はここから魔王の様子を窺っていた。魔王の作り出した村人はオーラで相手を見定める。吾輩はそれを消していたからな。見付からずに済んだ」
そうだったのか…。俺は何も考えずに村に入ってしまったからな。そういうことも考えて動かなきゃいけない。俺は内心しょんぼりしていた。
エンオウさんがそんな様子の俺を見て笑う。
「どうした、ショーゴ。お前は魔王の手下を滅したのだぞ。なかなか出来ることではないわ」
「俺は自分の力で強くなりたいんです」
エンオウさんがふむ、と頷く。それは面白いものを見つけたという興味深そうな表情だった。
「ならば魔王を倒した暁には修行をつけてやろう。いつなにが起きるか分からないからな」
「本当ですか?」
「男に二言はない。だがまずは…」
エンオウさんが遠目に見える魔王城を見つめた。そうだ、まだ倒さなきゃいけない相手がいる。
「ショーゴよ、この村は何故ここにあると思う?」
「え?」
俺は考えた。
「えーと、村に入ってきたヒトを殺すため…でしょうか?」
エンオウさんが頷く。
「もちろんだ。だがもう一つ狙いがある。魔王はこの世界を自分の力で一新しようとしている」
俺は驚いてしまった。世界を一新だって?征服より質が悪いじゃないか。
「魔王はまるで、無邪気な子供のようだ。だから自分のために人間やモンスターを作り、遊びと称してこの世界の者を虐殺している。まあこれは推測だがな」
エンオウさんの言葉に俺は怒りを隠せなかった。そんなこと許せない。魔王は絶対に倒さなければ。
「エンオウさん、俺と来てくれませんか?みんなが村のそばで待っているんです」
「あぁ、もちろんだ。だがその前に」
俺たちがみんなの元に戻ると、ルネに抱き着かれた。
「ショーゴ!よかった!!」
「ショーゴ、龍姫様を止めるのはなかなかに骨が折れたぞ」
「すみません、団長」
ハクも鼻を鳴らしている。彼女も一生懸命ルネを止めてくれたらしいな。
「ピンフィーネ!僕はそんなワガママ言ってないよ!!」
「何を言うのですか、散々ショーゴが迷子になっているかもと辺りをフラフラされて」
「ルネ、団長に謝って」
「はぁい、ごめんなさーい」
「はっはっは、全く愉快だな、この一団は。して、ソウエンは居るのか?」
「ここに」
ソウエンさんが音もなく現れたのには驚いた。
エンオウさんも当然のように頷く。
「あなたがエンオウ様?」
ピンフィーネさんが進み出て自己紹介をした。
「私は騎士団の長、ピンフィーネと申します。あなたの武勇、風の便りで聞いておりました」
「団長よ、よくこれだけの騎士をその細腕で纏め上げたな」
「は」
二人共、桁外れに強いもんな。お互いの力量を認めあったんだろう。がっちり握手をしている。対魔王軍団は今ここに集結したんだ。騎士さんやレジスタンスのモンスターのみんなが歓声を上げている。
「吾輩とショーゴからは僅かながら手土産がある」
そう言ってエンオウさんがどこからか食料を取り出した。そう、あの村にはかなりの量の食料があったのだ。エンオウさんが言うには、魔王によって作られた村人は狩りこそすれど、食事を摂る気配がなかったそうだ。もったいない。
ということで、RPGよろしく根こそぎもらってきたのである。
魔王城を陥落させるためには、力が要る。力を付けるにはやはり食事だ。俺たちはそこから更に進んだ先にある川のほとりにテントを張った。随分近くに魔王城が見えるようになったな。向こうには見張りすら立っていない。俺たちは、今日の深夜に城に攻め入ることになったのである。
✢✢✢
「ペンダント…か」
食事の最中、エンオウさんにヴァンから聞いた話をした。最古龍の大事なペンダントなのだ。情報があれば欲しい。
「うーむ…」
エンオウさんが唸っているな。苦笑を噛み殺しているような表情だ。
「あの、情報が一つでも欲しくて…」
「うーむ…」
エンオウさんが唸り声しかあげなくなってしまったぞ。
「心当たりはあるがな。だが俄かに信じられん。奴はコロニーに移ったと聞いたがな」
「あのその方の名前は?」
「カイエン。吾輩の従兄弟である」
エンオウさんの親戚?
「カイエンは強い。生死を問わない戦いならお前に分があるが、それは本意じゃあるまい?」
「もちろんです」
人の命を奪うなんて出来ない。
「龍姫はすぐペンダントを返して欲しいと?」
俺は隣でウトウトしているルネの頭を撫でた。それはどうなんだろう。あまり慌てている素振りは見せないから分からない。ルネはどうしたいのかな。黙ってしまった俺にエンオウさんは笑った。
「まあいい。今夜より皆で戦うのだからな」
「はい。絶対に勝ちましょう」
エンオウさんが頷く。戦いまでもうすぐだ。
「あれはなんだ?」
「村がある…!」
レジスタンスのヒトたちもどんどん俺たちの仲間に加わる。みんな同じことを思っている。【魔王を倒す】と。そんな時、小さな村を見つけた。当然、地図上にはない。それでも俺たちはかなり消耗している。それに喜ばないはずがない。村で必要な物を揃えようという者もいた。
「ショーゴ、どう思う?」
ピンフィーネさんに低く聞かれる。俺は考えた。
そして、これしかないと結論をくだす。
「俺だけで村の偵察に行ってきます」
「僕も行くよ!」
俺は、ルネの頭を撫でた。
「大丈夫だよ、ルネ。必ず戻ってくるから」
ハクが頭を擦り付けてきたので二人を抱き締めた。俺の大好きな仲間たちだ。
「ショーゴ、これを」
ピンフィーネさんが渡してくれたのは特上の回復薬だった。
「何かあった時のためだ、持っていきなさい」
「ありがとうございます」
俺は村に近付いた。すごく静かだ。人なんているのか?村を見回しながら歩く。あ、と思った瞬間、棒切れで殴りかかられていた。慌てて盾で防ぐ。
「ウウウ」
いつの間にか手に武器を持った人たちに囲まれていた。ここでやられるわけにはいかない。俺はオーラを解放していた。村人たちが一瞬で黒い煙に変わっていく。この人たち魔王が作り出した人たちだったのか!
襲い掛かってきた村人が次々に黒い煙に変わっていく。最後の一人が消えた。
「うむ…やるようだな」
「?!」
建物の陰からひげを蓄えたおじさんが出てくる。この独特な気。もしかして!
「あの、ソウエンさんのお師匠様ですか?」
「あぁ、いかにも。まさか作られた村人を一瞬で滅するとはこれまた愉快」
はっはっは、とお師匠様は大きな声で笑った。
「その様子だと、ソウエンに弓の初歩くらいは学んだようだな」
「はい!教えて頂きました!」
「お前、名は?吾輩はエンオウ。弓の使い手の一人である」
「俺は翔吾です。あのエンオウ様は何故ここに?」
「エンオウでよいわ。吾輩はここから魔王の様子を窺っていた。魔王の作り出した村人はオーラで相手を見定める。吾輩はそれを消していたからな。見付からずに済んだ」
そうだったのか…。俺は何も考えずに村に入ってしまったからな。そういうことも考えて動かなきゃいけない。俺は内心しょんぼりしていた。
エンオウさんがそんな様子の俺を見て笑う。
「どうした、ショーゴ。お前は魔王の手下を滅したのだぞ。なかなか出来ることではないわ」
「俺は自分の力で強くなりたいんです」
エンオウさんがふむ、と頷く。それは面白いものを見つけたという興味深そうな表情だった。
「ならば魔王を倒した暁には修行をつけてやろう。いつなにが起きるか分からないからな」
「本当ですか?」
「男に二言はない。だがまずは…」
エンオウさんが遠目に見える魔王城を見つめた。そうだ、まだ倒さなきゃいけない相手がいる。
「ショーゴよ、この村は何故ここにあると思う?」
「え?」
俺は考えた。
「えーと、村に入ってきたヒトを殺すため…でしょうか?」
エンオウさんが頷く。
「もちろんだ。だがもう一つ狙いがある。魔王はこの世界を自分の力で一新しようとしている」
俺は驚いてしまった。世界を一新だって?征服より質が悪いじゃないか。
「魔王はまるで、無邪気な子供のようだ。だから自分のために人間やモンスターを作り、遊びと称してこの世界の者を虐殺している。まあこれは推測だがな」
エンオウさんの言葉に俺は怒りを隠せなかった。そんなこと許せない。魔王は絶対に倒さなければ。
「エンオウさん、俺と来てくれませんか?みんなが村のそばで待っているんです」
「あぁ、もちろんだ。だがその前に」
俺たちがみんなの元に戻ると、ルネに抱き着かれた。
「ショーゴ!よかった!!」
「ショーゴ、龍姫様を止めるのはなかなかに骨が折れたぞ」
「すみません、団長」
ハクも鼻を鳴らしている。彼女も一生懸命ルネを止めてくれたらしいな。
「ピンフィーネ!僕はそんなワガママ言ってないよ!!」
「何を言うのですか、散々ショーゴが迷子になっているかもと辺りをフラフラされて」
「ルネ、団長に謝って」
「はぁい、ごめんなさーい」
「はっはっは、全く愉快だな、この一団は。して、ソウエンは居るのか?」
「ここに」
ソウエンさんが音もなく現れたのには驚いた。
エンオウさんも当然のように頷く。
「あなたがエンオウ様?」
ピンフィーネさんが進み出て自己紹介をした。
「私は騎士団の長、ピンフィーネと申します。あなたの武勇、風の便りで聞いておりました」
「団長よ、よくこれだけの騎士をその細腕で纏め上げたな」
「は」
二人共、桁外れに強いもんな。お互いの力量を認めあったんだろう。がっちり握手をしている。対魔王軍団は今ここに集結したんだ。騎士さんやレジスタンスのモンスターのみんなが歓声を上げている。
「吾輩とショーゴからは僅かながら手土産がある」
そう言ってエンオウさんがどこからか食料を取り出した。そう、あの村にはかなりの量の食料があったのだ。エンオウさんが言うには、魔王によって作られた村人は狩りこそすれど、食事を摂る気配がなかったそうだ。もったいない。
ということで、RPGよろしく根こそぎもらってきたのである。
魔王城を陥落させるためには、力が要る。力を付けるにはやはり食事だ。俺たちはそこから更に進んだ先にある川のほとりにテントを張った。随分近くに魔王城が見えるようになったな。向こうには見張りすら立っていない。俺たちは、今日の深夜に城に攻め入ることになったのである。
✢✢✢
「ペンダント…か」
食事の最中、エンオウさんにヴァンから聞いた話をした。最古龍の大事なペンダントなのだ。情報があれば欲しい。
「うーむ…」
エンオウさんが唸っているな。苦笑を噛み殺しているような表情だ。
「あの、情報が一つでも欲しくて…」
「うーむ…」
エンオウさんが唸り声しかあげなくなってしまったぞ。
「心当たりはあるがな。だが俄かに信じられん。奴はコロニーに移ったと聞いたがな」
「あのその方の名前は?」
「カイエン。吾輩の従兄弟である」
エンオウさんの親戚?
「カイエンは強い。生死を問わない戦いならお前に分があるが、それは本意じゃあるまい?」
「もちろんです」
人の命を奪うなんて出来ない。
「龍姫はすぐペンダントを返して欲しいと?」
俺は隣でウトウトしているルネの頭を撫でた。それはどうなんだろう。あまり慌てている素振りは見せないから分からない。ルネはどうしたいのかな。黙ってしまった俺にエンオウさんは笑った。
「まあいい。今夜より皆で戦うのだからな」
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