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1ここは何処ですか?
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「アイタタタ……」
ハンドルに突っ伏した頭を抑えながら顔を上げた。
雲一つない澄んだ青空……
天国?
フロントガラスの向こうに見えているのは、どこかの庭園のようだけど。
ここはどこ?
こんな素晴らしい庭園に寄る予定は入っていないかったよな。
ていうか、さっきまで車で峠道を走っていて……
だんだんと記憶が蘇って来る。
えっと、今朝オートキャンプ場を後にして、私はキャンピングカーで次の目的地に向かって峠道を走行中だった。
道路に散らばった落石があり、それを避けるためにハンドルを切った。と、同時にカーブの先から大型トラックが猛スピードで現れ衝突。
二台とも谷底に落下した。
私は落ちる途中で意識を失ったんだと思う。
なのに、なぜいま、無傷でハンドルを握っている?
それに目の前に広がる風景は谷底ではない。
死んでいないの?
そのままボーとしていると、フワフワしたものが目の前に現れた。
【ごめんね】
「えっ、なに?」
【運が悪かったんだよ】
「誰?どこから聞こえてくるの?」
【君の目の前】
私の目の前にはフワフワとした球体が浮かんでいる。
「ど、どういう事。夢を見てるの?」
【夢じゃないよ。僕は神様のお使いみたいなもの】
「……?」
【ここは異世界】
「異世界ですって!」
私は思わず周りをキョロキョロと見回した。
「異世界なんて小説の中だけの世界じゃない。本当にある訳がないわ」
【でも、あるんだ】
「うそでしょう……ねえ、私はどうなったの?」
【君はブレーキが故障したトラックと衝突して山道から落下したんだ】
「……ああ、そうか、そんな状態であのトラックは下り坂をおりて来たんだ。トラックも一緒に落ちたでしょう?」
【うん、落ちたよ】
「なんで、トラックはここにいないの?」
【トラックはあの谷底で大破した】
「私は?」
【君の車も落ちて大破してる。だけど、途中で抜け殻のように分離して、君と車はこの世界に来てしまったんだ】
「そ、そんな馬鹿な」
【何か神様の手違いがあったんだと思う】
「神様って……えっ、今更だけど私は死んだんだよね?」
【うん、死んだよ】
「…………」
【そんなにガッカリしないで。これから君はこの世界で生きていくことが出来るんだから】
「そんな事を言われても。異世界で、それもたった一人で生きていくなんて無理だと思うわ」
【それは……でも神様がね。文明も違う世界では可哀そうだからって、罪滅ぼしという事で、この車は『永久仕様で至れり尽くせり』にしてくれたらしいよ】
「『永久仕様で至れり尽くせり』何よ、それ!」
【うーん、ガソリンは無理らしいけれど、電気で動く物は電力が無くても使えるみたい。もちろん水も使い放題だよ。車内に今あるものは食料品や備品も全て使えば勝手に補充されるって。トイレも使用したら流せば汚物はその場で消えるって言ってた。要はキャンピングカーの中はいつも同じ状態って事】
「それって、魔法みたいじゃない」
【ホントだね(笑)だからどこでも暮らしていける】
「いやいや、そういう事ではないよね? そのほかの事はどうするのよ」
【それは。君が落ちた場所が良いところだったから心配いらないと思う】
「意味が分からないんですけど。ここってどこなの?」
【すぐに分かるよ。じゃぁ、僕は行くね】
「えっ、ちょっとまっ……」
フワフワの球体は言いたい事を言って消えてしまった。
確かに神様の使いというフワフワが言った事は、現実的に受け止められなかった。だからといって、今の状況に対して嘆き悲しむという感情は沸いて来ない。それは、あの状況で生存しているとは到底思えなかったからだ。
取り敢えず、車から降りて確認してみよう。
祖父が買ってくれたキャンピングカーを確認するも無傷だ。
「いくら『至れり尽くせり』の車であっても、ガソリンが切れたらもう走れないし、たった一人でどうやって生きてくのよ」
そんな独り言を言いながら周囲を見回して見る。先程も言ったように谷底ではない。
「緑豊かな先に見えるのはお城?」
ポケットからスマホを取り出して位置情報を……を確認してみるも、当然圏外と表示さてれいる。
どう見ても日本の景色じゃないわ。
天国?二度も同じ言葉が浮かぶ。
あのフワフワは違うと言っていた。
ならば本当に異世界に迷い込んでしまったという事か?
車の横にしゃがみこんで頭を抱えていると、遠くからパカパカという音が聞こえて来た。
そしてそれはドカドカという地響きに変わった。
――――――――――――――
※内容はかなりご都合主義でございます。
見切り発車してしまったので、ストックが数話しかございません故、更新はかなりのんびりにとなります。
ハンドルに突っ伏した頭を抑えながら顔を上げた。
雲一つない澄んだ青空……
天国?
フロントガラスの向こうに見えているのは、どこかの庭園のようだけど。
ここはどこ?
こんな素晴らしい庭園に寄る予定は入っていないかったよな。
ていうか、さっきまで車で峠道を走っていて……
だんだんと記憶が蘇って来る。
えっと、今朝オートキャンプ場を後にして、私はキャンピングカーで次の目的地に向かって峠道を走行中だった。
道路に散らばった落石があり、それを避けるためにハンドルを切った。と、同時にカーブの先から大型トラックが猛スピードで現れ衝突。
二台とも谷底に落下した。
私は落ちる途中で意識を失ったんだと思う。
なのに、なぜいま、無傷でハンドルを握っている?
それに目の前に広がる風景は谷底ではない。
死んでいないの?
そのままボーとしていると、フワフワしたものが目の前に現れた。
【ごめんね】
「えっ、なに?」
【運が悪かったんだよ】
「誰?どこから聞こえてくるの?」
【君の目の前】
私の目の前にはフワフワとした球体が浮かんでいる。
「ど、どういう事。夢を見てるの?」
【夢じゃないよ。僕は神様のお使いみたいなもの】
「……?」
【ここは異世界】
「異世界ですって!」
私は思わず周りをキョロキョロと見回した。
「異世界なんて小説の中だけの世界じゃない。本当にある訳がないわ」
【でも、あるんだ】
「うそでしょう……ねえ、私はどうなったの?」
【君はブレーキが故障したトラックと衝突して山道から落下したんだ】
「……ああ、そうか、そんな状態であのトラックは下り坂をおりて来たんだ。トラックも一緒に落ちたでしょう?」
【うん、落ちたよ】
「なんで、トラックはここにいないの?」
【トラックはあの谷底で大破した】
「私は?」
【君の車も落ちて大破してる。だけど、途中で抜け殻のように分離して、君と車はこの世界に来てしまったんだ】
「そ、そんな馬鹿な」
【何か神様の手違いがあったんだと思う】
「神様って……えっ、今更だけど私は死んだんだよね?」
【うん、死んだよ】
「…………」
【そんなにガッカリしないで。これから君はこの世界で生きていくことが出来るんだから】
「そんな事を言われても。異世界で、それもたった一人で生きていくなんて無理だと思うわ」
【それは……でも神様がね。文明も違う世界では可哀そうだからって、罪滅ぼしという事で、この車は『永久仕様で至れり尽くせり』にしてくれたらしいよ】
「『永久仕様で至れり尽くせり』何よ、それ!」
【うーん、ガソリンは無理らしいけれど、電気で動く物は電力が無くても使えるみたい。もちろん水も使い放題だよ。車内に今あるものは食料品や備品も全て使えば勝手に補充されるって。トイレも使用したら流せば汚物はその場で消えるって言ってた。要はキャンピングカーの中はいつも同じ状態って事】
「それって、魔法みたいじゃない」
【ホントだね(笑)だからどこでも暮らしていける】
「いやいや、そういう事ではないよね? そのほかの事はどうするのよ」
【それは。君が落ちた場所が良いところだったから心配いらないと思う】
「意味が分からないんですけど。ここってどこなの?」
【すぐに分かるよ。じゃぁ、僕は行くね】
「えっ、ちょっとまっ……」
フワフワの球体は言いたい事を言って消えてしまった。
確かに神様の使いというフワフワが言った事は、現実的に受け止められなかった。だからといって、今の状況に対して嘆き悲しむという感情は沸いて来ない。それは、あの状況で生存しているとは到底思えなかったからだ。
取り敢えず、車から降りて確認してみよう。
祖父が買ってくれたキャンピングカーを確認するも無傷だ。
「いくら『至れり尽くせり』の車であっても、ガソリンが切れたらもう走れないし、たった一人でどうやって生きてくのよ」
そんな独り言を言いながら周囲を見回して見る。先程も言ったように谷底ではない。
「緑豊かな先に見えるのはお城?」
ポケットからスマホを取り出して位置情報を……を確認してみるも、当然圏外と表示さてれいる。
どう見ても日本の景色じゃないわ。
天国?二度も同じ言葉が浮かぶ。
あのフワフワは違うと言っていた。
ならば本当に異世界に迷い込んでしまったという事か?
車の横にしゃがみこんで頭を抱えていると、遠くからパカパカという音が聞こえて来た。
そしてそれはドカドカという地響きに変わった。
――――――――――――――
※内容はかなりご都合主義でございます。
見切り発車してしまったので、ストックが数話しかございません故、更新はかなりのんびりにとなります。
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