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ギャップに萌えする花嫁と、翻弄される花婿
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シャンティのあずかり知らぬところで、ギルフォードとモニータが密談を交わしている頃、当の本人は花嫁の控室で完全に意識を飛ばしていた。
そしてギルフォードが、入室したことにも気付いていなかった。もちろんずっと側にいたメイドオブオナーが入れ替わりに退室したことにも。
「……ん」
シャンティは身じろぎしながら目を開けた。
目に映る景色が知らないところで、何度も瞬きを繰り返してしまう。
どうやら自分は、長椅子に座ったまま眠っていたようだ。
ただ部屋は明るい。だからこれは昼寝の類だろう。あと妙に身体が窮屈だ。あれ?と思い視線を下に向ければ、真っ白なドレスが飛び込んできた。そして怒涛のようにこれまでの一連の出来事が、脳裏に蘇る。
と、同時に背後から男の声が聞こえてきた。
「ああ、起きたようだな」
思わず長椅子の背に手を置いて振り返れば、そこには悪魔軍人もといギルフォードがいた。
彼は、花嫁のドレッサーを机代わりにして、何か書類を書き込んでいた。椅子に座り脚を組んでいるが膝には、いくつかのファイルがある。
そのどれもが黒や濃紺のシンプルかつ無機質なもの。ギルフォードが自分が目を覚ますまで仕事をしていたのは一目瞭然だった。
ちなみにギルフォードは、あの仰々しいジャケットは脱いで軽装だが、シャツもズボンも真っ白で、ほぼほぼ花婿の衣裳のままだった。
───……という状況判断は、置いておいて、シャンティは兎にも角にも、彼に向かってやらなければならないのはこれだった。
「ごめんなさいっ」
シャンティは、立ち上がったと当時に勢い良く頭を下げた。
ファイルをドレッサーに置いて、こちら向かおうとしていたギルフォードが、面食らった顔をして足を止めたのが視界の隅で見える。
そしてギルフォードが何か言おうとしているのが気配で伝わってきた。
シャンティはそれを遮るように、再び口を開く。
「私、式の途中から覚えてないんですっ。本当にごめんなさいっ。もしかして、あなたがここにいるってことは、なにか粗相をしてしまいましたか?!どうしよう......あの、本当にごめんなさいっ」
おろおろ、あたふた、あわあわ。
顔をあげたシャンティの目は泳ぎ、顔色は真っ青で、両手は無意味に胸の辺りで右往左往している。
つまり、器用にも人が取り乱すすべての動作をしている。
そんな慌てふためくシャンティを見ながら、ギルフォードは止まっていた足を動かす。そして、シャンティの向かいのソファ席に到着すると、静かに口を開く。
「まずは座ってくれ」
「はいっ」
下級兵士よろしくシャンティは、すちゃっと着席する。
けれど、その動作とは裏腹に表情は狼狽したままだし、口は金魚のように意味もなくパクパクさせている。
そんなシャンティをギルフォードは冷静に見つめている......わけではなく、内心その500倍は動揺している。
ギルフォードの予想では、起きて早々「出ていけ」と怒鳴られるか、「なにしてくれたんじゃい」と胸倉を捕まれるか、そうじゃなくてもそれに限りなく近い態度を取られると思っていた。
なのに、まさかの謝罪。
ギルフォードは軍人だ。
だから如何なる場合にも冷静に対処できる強い精神力と判断力を持っている。が、しかし恋愛に疎く、こうも予想外の展開となれば、頭の中は混乱を極めてしまう。
とはいえ、このまま土下座をしてしまいそうなシャンティを放置して、思考の樹海に足を踏み入れることなどできるわけがない。
「いや、問題ない。式は滞りなく終わった」
「……つまり私はちゃんと花嫁役を演じきれたと?」
「ああ」
おずおずと上目遣いに問うシャンティの仕草が、ギルフォードの弱い部分を刺激する。ぶっちゃけ可愛い。
なんていう気持ちになっていることなど、露知らないシャンティはほっと胸を撫で下ろす。
「あー良かったぁ」
胸に手をあて、今日やっと心からの笑みを浮かべたシャンティは、一仕事を終えた充実感でいっぱいになっている。だから、ギルフォードが目を見張ったことの気づいていなかった。
そしてやっと落ち着きを取り戻したシャンティは、ふと視線を感じてそこに目を向ける。
目の前のギルフォードは、まるで難解な問題にぶつかったように、困惑した顔をしていた。
「シャンディアナ嬢、あえて聞きたいことがある」
「な、なんでしょう」
真面目な口調で前置きをされ、シャンティは続きを促しながらも、もじっと身動ぎをする。
そして布が擦れ合う音と共に、こんな問いを投げられた。
「君は怒っていないのか?」
「は?」
思わず間の抜けた声を出してしまった。
だだギルフォードは、困ったように眉を下げたけれど、馬車の中でのように凄んだりはしない。だからシャンティまで眉を下げてしまう。
なぜなら、シャンティはちっとも怒っていなかったのだ。
シャンティは、人が良い。はっきり言ってお人好しだ。
そして裕福な平民家庭で育った中、両親から優しくも厳しい教育を受けてきた。
───自分の行動に責任を持ちなさい。やると決めたら、最後まできっちりやりなさい、と。
つまりシャンティは、誘拐され脅迫され、ほぼ強引に花嫁の代役を押し付けられたにもかかわらず、あり得ないことに「なんだかんだあったけど、結局、それを選んだのは自分」的な気持ちでいる。
......大変、良い子である。ただきっと亡くなってしまったシャンティの両親は、今でも、お人好しすぎるシャンティを案じて空の上から不安そうにしているだろう。
そして、ギルフォードも自分のしでかしてしまった事を一旦忘れて、本気でシャンティを案じてしまう。
「あの……質問を質問で返して申し訳ないですが」
「構わない。続けてくれ」
「私が怒る理由は……どこにあるんですか?」
こてんと首を傾げながらそう問えば、ギルフォードはゆっくり瞬きをしたあと、シャンティから顔を背けた。
次いで片手で顔を覆って、こう言った。
「すまない。少し考える時間をもらおう」
「どうぞ、どうぞ」
シャンティが贈り物を差し出すように手のひらをギルフォードに向け、何度も頷けば、そのまま彼は石像と化した。
そしてギルフォードが、入室したことにも気付いていなかった。もちろんずっと側にいたメイドオブオナーが入れ替わりに退室したことにも。
「……ん」
シャンティは身じろぎしながら目を開けた。
目に映る景色が知らないところで、何度も瞬きを繰り返してしまう。
どうやら自分は、長椅子に座ったまま眠っていたようだ。
ただ部屋は明るい。だからこれは昼寝の類だろう。あと妙に身体が窮屈だ。あれ?と思い視線を下に向ければ、真っ白なドレスが飛び込んできた。そして怒涛のようにこれまでの一連の出来事が、脳裏に蘇る。
と、同時に背後から男の声が聞こえてきた。
「ああ、起きたようだな」
思わず長椅子の背に手を置いて振り返れば、そこには悪魔軍人もといギルフォードがいた。
彼は、花嫁のドレッサーを机代わりにして、何か書類を書き込んでいた。椅子に座り脚を組んでいるが膝には、いくつかのファイルがある。
そのどれもが黒や濃紺のシンプルかつ無機質なもの。ギルフォードが自分が目を覚ますまで仕事をしていたのは一目瞭然だった。
ちなみにギルフォードは、あの仰々しいジャケットは脱いで軽装だが、シャツもズボンも真っ白で、ほぼほぼ花婿の衣裳のままだった。
───……という状況判断は、置いておいて、シャンティは兎にも角にも、彼に向かってやらなければならないのはこれだった。
「ごめんなさいっ」
シャンティは、立ち上がったと当時に勢い良く頭を下げた。
ファイルをドレッサーに置いて、こちら向かおうとしていたギルフォードが、面食らった顔をして足を止めたのが視界の隅で見える。
そしてギルフォードが何か言おうとしているのが気配で伝わってきた。
シャンティはそれを遮るように、再び口を開く。
「私、式の途中から覚えてないんですっ。本当にごめんなさいっ。もしかして、あなたがここにいるってことは、なにか粗相をしてしまいましたか?!どうしよう......あの、本当にごめんなさいっ」
おろおろ、あたふた、あわあわ。
顔をあげたシャンティの目は泳ぎ、顔色は真っ青で、両手は無意味に胸の辺りで右往左往している。
つまり、器用にも人が取り乱すすべての動作をしている。
そんな慌てふためくシャンティを見ながら、ギルフォードは止まっていた足を動かす。そして、シャンティの向かいのソファ席に到着すると、静かに口を開く。
「まずは座ってくれ」
「はいっ」
下級兵士よろしくシャンティは、すちゃっと着席する。
けれど、その動作とは裏腹に表情は狼狽したままだし、口は金魚のように意味もなくパクパクさせている。
そんなシャンティをギルフォードは冷静に見つめている......わけではなく、内心その500倍は動揺している。
ギルフォードの予想では、起きて早々「出ていけ」と怒鳴られるか、「なにしてくれたんじゃい」と胸倉を捕まれるか、そうじゃなくてもそれに限りなく近い態度を取られると思っていた。
なのに、まさかの謝罪。
ギルフォードは軍人だ。
だから如何なる場合にも冷静に対処できる強い精神力と判断力を持っている。が、しかし恋愛に疎く、こうも予想外の展開となれば、頭の中は混乱を極めてしまう。
とはいえ、このまま土下座をしてしまいそうなシャンティを放置して、思考の樹海に足を踏み入れることなどできるわけがない。
「いや、問題ない。式は滞りなく終わった」
「……つまり私はちゃんと花嫁役を演じきれたと?」
「ああ」
おずおずと上目遣いに問うシャンティの仕草が、ギルフォードの弱い部分を刺激する。ぶっちゃけ可愛い。
なんていう気持ちになっていることなど、露知らないシャンティはほっと胸を撫で下ろす。
「あー良かったぁ」
胸に手をあて、今日やっと心からの笑みを浮かべたシャンティは、一仕事を終えた充実感でいっぱいになっている。だから、ギルフォードが目を見張ったことの気づいていなかった。
そしてやっと落ち着きを取り戻したシャンティは、ふと視線を感じてそこに目を向ける。
目の前のギルフォードは、まるで難解な問題にぶつかったように、困惑した顔をしていた。
「シャンディアナ嬢、あえて聞きたいことがある」
「な、なんでしょう」
真面目な口調で前置きをされ、シャンティは続きを促しながらも、もじっと身動ぎをする。
そして布が擦れ合う音と共に、こんな問いを投げられた。
「君は怒っていないのか?」
「は?」
思わず間の抜けた声を出してしまった。
だだギルフォードは、困ったように眉を下げたけれど、馬車の中でのように凄んだりはしない。だからシャンティまで眉を下げてしまう。
なぜなら、シャンティはちっとも怒っていなかったのだ。
シャンティは、人が良い。はっきり言ってお人好しだ。
そして裕福な平民家庭で育った中、両親から優しくも厳しい教育を受けてきた。
───自分の行動に責任を持ちなさい。やると決めたら、最後まできっちりやりなさい、と。
つまりシャンティは、誘拐され脅迫され、ほぼ強引に花嫁の代役を押し付けられたにもかかわらず、あり得ないことに「なんだかんだあったけど、結局、それを選んだのは自分」的な気持ちでいる。
......大変、良い子である。ただきっと亡くなってしまったシャンティの両親は、今でも、お人好しすぎるシャンティを案じて空の上から不安そうにしているだろう。
そして、ギルフォードも自分のしでかしてしまった事を一旦忘れて、本気でシャンティを案じてしまう。
「あの……質問を質問で返して申し訳ないですが」
「構わない。続けてくれ」
「私が怒る理由は……どこにあるんですか?」
こてんと首を傾げながらそう問えば、ギルフォードはゆっくり瞬きをしたあと、シャンティから顔を背けた。
次いで片手で顔を覆って、こう言った。
「すまない。少し考える時間をもらおう」
「どうぞ、どうぞ」
シャンティが贈り物を差し出すように手のひらをギルフォードに向け、何度も頷けば、そのまま彼は石像と化した。
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