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#34 謁見
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馬車に乗り込むと軽食が用意されていて、それを見た瞬間に腹が鳴った。サンドウィッチを掴んで口に入れながら腰掛ける。やはり尻が痛い。だがみんなの前でそんな顔をするわけにもいかず、まとめられた書類を眺めながら咀嚼した。
あいつは食事をしたのだろうか。そんなことをふと考えてしまい、涙が出てきそうになる。やっぱり一回ぐらいは殴らないと気が済まない。
「一度、戻られますか?」
ケイシーが対面に座って尋ねる。
「今回の件、皇女の独断だと思うか?」
「はい。裏は取れております」
このまま皇宮へ乗り込んでいってもいいが、婚約者でもない俺が勝手に入れるわけでもない。
「皇宮に入れるかな?」
「手段は色々ありますけど、まず護衛を呼ばれるでしょうねえ」
「父さんに相談するか」
「話はしてありますよ」
淡々とそう語るケイシーにさすが、と思った。
屋敷に戻ってすぐに父さんの執務室へ向かう。歩いていても体が痛い。だが今は立ち止まっている暇なんてないから、思考を巡らせて痛みなど忘れてしまう。大人しく待っているそれこそヒロインのようなこと、俺には絶対できない。
「失礼します」
ドアをノックしてから開けると、まだ疲れた顔をしている父さんが「おかえり」と言って微笑む。今更、朝帰りしてしまったことに罪悪感を覚える。
「……すみません」
「怒ったりしていないよ。ケイシーから聞いたよ。アルフレッド君が宝石の運搬に志願したんだって? 友達がそんなことになれば、会いに行くのは当然だよ」
友達、という部分に引っかかって、更に父さんには申し訳なくなる。だがそんなことを気にしている時間はない。
「皇女に脅されて命令されたんです」
「うん。それでヴィンスはどうしたいの?」
「一先ず、皇女と話をしたいんですが、俺はもうあの方の婚約者ではありません」
「そうだね。皇女とはそう簡単に会えるわけではないね。しかも皇女は”一応”謹慎中だ」
父さんの言う通り、彼女は父親でもある皇帝の命に背いてアルフレッドのところへ行ったのだ。婚約破棄だって穏便に済ませるため、こちらは皇女に対して賠償も何も求めなかったというのに、どうしてアルフレッドに怒りの矛先を向けたのか。
「まずは皇帝陛下に拝謁したほうが良さそうですね」
「手紙はもう出してあるから、皇宮へ行きなさい」
「分かりました」
今回の件、内密に進めるつもりはないようだ。皇女が自分の権力を振りかざして平民を脅迫したのだ。これを知った皇帝はどう思うだろうか。ただでさえ新年祭は中止になり、竜の対応に追われて疲弊している中、自分の娘が私情で一人を死地に追いやったのだ。
皇帝の面会が終わればすぐにアルフレッドの母は助かるだろう。でももう、山へ行ってしまったアルフレッドは助けられない。
きっと今から追いかけても、アイツは助けを拒絶するはずだ。残される者の気持ちも知らずに。
皇帝との謁見となればさすがに着の身着のままというわけにはいかず、まずは風呂に入って体を清めてからそれなりの衣装に着替える。こんなことをしている時間が無駄に思えるが、礼儀がなってなければ話も聞いてもらえない。
一時間ほどで身支度を整えて再び馬車で皇宮へと向かう。全部終わったらゆっくり寝て、それから存分に泣こうと思った。
今は泣いている余裕などなかった。
断罪なんて証拠さえ集めれば簡単に出来るものかと思っていたが、こういうことはちゃんと手順を踏まなければ認めてもらえないのだな、と思う。よくよく思い出せば簡単に断罪とかしている人たちは後に痛い目に遭っていたりしたので、やっぱり手順踏まないのは良くないんだな、と思った。
父さんが手紙を出してくれていたので皇宮の門では立ち止まらずに通ることができた。入口で停まって馬車から降りる。寒さは日に日にます一方で、皇宮の奥に聳える山は白い雲に覆われていた。
中に入ると玉座ではなく、温室へ案内された。外の寒さを一瞬で忘れてしまうほど中は温かく、美しい花々が咲き誇っている。中央にはテラスがあり、そこには皇帝と皇女が座っていた。
皇帝も人の親、と言うわけか。
「やあ、シェラード公爵令息。よく来てくれた」
「皇帝陛下にご挨拶--……」
「かしこまらなくていい」
こういうことになるなら父さんにも来てもらうべきだった、と思ったが、これは家の問題ではなく俺の問題だ。父さんの力を借りるのは皇帝との謁見だけで、以降は自分の力でどうにかしろ、と言うことなのだろう。
「さぁ、座りなさい。話があるんだってね。シェラード公爵から聞いているよ」
俺は黙っている皇女をちらりと見ながら使用人が引いた椅子に腰かける。ふわりとしていて柔らかいそれは今の俺の体にとても優しい。
「今日、竜のねぐらへ出発した騎士団の中に、学生が混ざっていることをご存じですか?」
「ああ、自ら志願したとクラリッサから聞いているよ」
皇女の表情に変化はない。俺がここに来ると知った時点でアルフレッドのことだというのは本人も分かっているのだろう。素知らぬ顔をしているのが腹立つが、ここで感情的になっても何も意味はない。
「彼の母親が皇宮の地下に閉じ込められています」
「どういうことだ?」
「そのことについては皇女殿下がよくご存じのはずではないでしょうか」
俺と皇帝の視線が皇女に向く。どこまで皇帝に話しているのかは知らないが、顔色一つ変えずにお茶を飲んでいる。
「どういうことだ? クラリッサ」
「彼にはわたくしとシェラード公爵令息の婚約が解消になった責任を取っていただいただけですわ、お父様」
ぐっと拳を握りしめて怒鳴りそうになるのを堪える。
「責任?」
「ええ。彼がわたくしを誘惑したせいでシェラード公爵令息と婚約解消になったんですから、彼には責任を取っていただかなくては。ただ彼がそれを拒んだので、仕方なくお母さまを捕らえさせていただきましたわ。彼が役目を終えれば、解放するつもりです」
貴族の中でも皇族は特別だ。俺との婚約は親の取り決めだったかもしれないが、筆頭貴族の令息との婚約は彼女にとっては特別だという証。そしておそらく彼女が見てきた中で一番美しかったアルフレッドも特別な自分に似合いだと、特別な自分が見出したのだから光栄だと喜ぶのが当然だったのだろう。
けれどそんな皇女の都合のいいように人は動かない。それはただの思い上がりだ。
「皇帝陛下」
皇帝は皇女とアルフレッドのことも調査済みだろう。わざわざ俺が進言しなくても、彼女の言い分が間違っているのは分かっているはずだ。対面にいる皇帝を見ると頭が痛いと言わんばかりに頭を押さえている。
「おい、近衛兵」
「はっ」
すぐそばに控えていたのか、皇帝が呼ぶとすぐに現れる。
「地下牢に捕らえられている女性を開放なさい」
「父上!?」
「お前は黙っていなさい! すまないね、シェラード公爵令息。一旦、席を外させてもらうよ」
重たい体を引きずるように皇帝は近衛兵を何人か引き連れて温室を出て行った。温室はシンと静まり返り、俺と皇女だけがこの場に残された。
あいつは食事をしたのだろうか。そんなことをふと考えてしまい、涙が出てきそうになる。やっぱり一回ぐらいは殴らないと気が済まない。
「一度、戻られますか?」
ケイシーが対面に座って尋ねる。
「今回の件、皇女の独断だと思うか?」
「はい。裏は取れております」
このまま皇宮へ乗り込んでいってもいいが、婚約者でもない俺が勝手に入れるわけでもない。
「皇宮に入れるかな?」
「手段は色々ありますけど、まず護衛を呼ばれるでしょうねえ」
「父さんに相談するか」
「話はしてありますよ」
淡々とそう語るケイシーにさすが、と思った。
屋敷に戻ってすぐに父さんの執務室へ向かう。歩いていても体が痛い。だが今は立ち止まっている暇なんてないから、思考を巡らせて痛みなど忘れてしまう。大人しく待っているそれこそヒロインのようなこと、俺には絶対できない。
「失礼します」
ドアをノックしてから開けると、まだ疲れた顔をしている父さんが「おかえり」と言って微笑む。今更、朝帰りしてしまったことに罪悪感を覚える。
「……すみません」
「怒ったりしていないよ。ケイシーから聞いたよ。アルフレッド君が宝石の運搬に志願したんだって? 友達がそんなことになれば、会いに行くのは当然だよ」
友達、という部分に引っかかって、更に父さんには申し訳なくなる。だがそんなことを気にしている時間はない。
「皇女に脅されて命令されたんです」
「うん。それでヴィンスはどうしたいの?」
「一先ず、皇女と話をしたいんですが、俺はもうあの方の婚約者ではありません」
「そうだね。皇女とはそう簡単に会えるわけではないね。しかも皇女は”一応”謹慎中だ」
父さんの言う通り、彼女は父親でもある皇帝の命に背いてアルフレッドのところへ行ったのだ。婚約破棄だって穏便に済ませるため、こちらは皇女に対して賠償も何も求めなかったというのに、どうしてアルフレッドに怒りの矛先を向けたのか。
「まずは皇帝陛下に拝謁したほうが良さそうですね」
「手紙はもう出してあるから、皇宮へ行きなさい」
「分かりました」
今回の件、内密に進めるつもりはないようだ。皇女が自分の権力を振りかざして平民を脅迫したのだ。これを知った皇帝はどう思うだろうか。ただでさえ新年祭は中止になり、竜の対応に追われて疲弊している中、自分の娘が私情で一人を死地に追いやったのだ。
皇帝の面会が終わればすぐにアルフレッドの母は助かるだろう。でももう、山へ行ってしまったアルフレッドは助けられない。
きっと今から追いかけても、アイツは助けを拒絶するはずだ。残される者の気持ちも知らずに。
皇帝との謁見となればさすがに着の身着のままというわけにはいかず、まずは風呂に入って体を清めてからそれなりの衣装に着替える。こんなことをしている時間が無駄に思えるが、礼儀がなってなければ話も聞いてもらえない。
一時間ほどで身支度を整えて再び馬車で皇宮へと向かう。全部終わったらゆっくり寝て、それから存分に泣こうと思った。
今は泣いている余裕などなかった。
断罪なんて証拠さえ集めれば簡単に出来るものかと思っていたが、こういうことはちゃんと手順を踏まなければ認めてもらえないのだな、と思う。よくよく思い出せば簡単に断罪とかしている人たちは後に痛い目に遭っていたりしたので、やっぱり手順踏まないのは良くないんだな、と思った。
父さんが手紙を出してくれていたので皇宮の門では立ち止まらずに通ることができた。入口で停まって馬車から降りる。寒さは日に日にます一方で、皇宮の奥に聳える山は白い雲に覆われていた。
中に入ると玉座ではなく、温室へ案内された。外の寒さを一瞬で忘れてしまうほど中は温かく、美しい花々が咲き誇っている。中央にはテラスがあり、そこには皇帝と皇女が座っていた。
皇帝も人の親、と言うわけか。
「やあ、シェラード公爵令息。よく来てくれた」
「皇帝陛下にご挨拶--……」
「かしこまらなくていい」
こういうことになるなら父さんにも来てもらうべきだった、と思ったが、これは家の問題ではなく俺の問題だ。父さんの力を借りるのは皇帝との謁見だけで、以降は自分の力でどうにかしろ、と言うことなのだろう。
「さぁ、座りなさい。話があるんだってね。シェラード公爵から聞いているよ」
俺は黙っている皇女をちらりと見ながら使用人が引いた椅子に腰かける。ふわりとしていて柔らかいそれは今の俺の体にとても優しい。
「今日、竜のねぐらへ出発した騎士団の中に、学生が混ざっていることをご存じですか?」
「ああ、自ら志願したとクラリッサから聞いているよ」
皇女の表情に変化はない。俺がここに来ると知った時点でアルフレッドのことだというのは本人も分かっているのだろう。素知らぬ顔をしているのが腹立つが、ここで感情的になっても何も意味はない。
「彼の母親が皇宮の地下に閉じ込められています」
「どういうことだ?」
「そのことについては皇女殿下がよくご存じのはずではないでしょうか」
俺と皇帝の視線が皇女に向く。どこまで皇帝に話しているのかは知らないが、顔色一つ変えずにお茶を飲んでいる。
「どういうことだ? クラリッサ」
「彼にはわたくしとシェラード公爵令息の婚約が解消になった責任を取っていただいただけですわ、お父様」
ぐっと拳を握りしめて怒鳴りそうになるのを堪える。
「責任?」
「ええ。彼がわたくしを誘惑したせいでシェラード公爵令息と婚約解消になったんですから、彼には責任を取っていただかなくては。ただ彼がそれを拒んだので、仕方なくお母さまを捕らえさせていただきましたわ。彼が役目を終えれば、解放するつもりです」
貴族の中でも皇族は特別だ。俺との婚約は親の取り決めだったかもしれないが、筆頭貴族の令息との婚約は彼女にとっては特別だという証。そしておそらく彼女が見てきた中で一番美しかったアルフレッドも特別な自分に似合いだと、特別な自分が見出したのだから光栄だと喜ぶのが当然だったのだろう。
けれどそんな皇女の都合のいいように人は動かない。それはただの思い上がりだ。
「皇帝陛下」
皇帝は皇女とアルフレッドのことも調査済みだろう。わざわざ俺が進言しなくても、彼女の言い分が間違っているのは分かっているはずだ。対面にいる皇帝を見ると頭が痛いと言わんばかりに頭を押さえている。
「おい、近衛兵」
「はっ」
すぐそばに控えていたのか、皇帝が呼ぶとすぐに現れる。
「地下牢に捕らえられている女性を開放なさい」
「父上!?」
「お前は黙っていなさい! すまないね、シェラード公爵令息。一旦、席を外させてもらうよ」
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