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同棲
ep.91
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『ちょっと青山店でゴタゴタがあって…』
「休めてます?」
『……明日休めるから』
私は苦々しげに笑みを溢しながら言った。
そんなに疲れが顔に出ているのだろうか。
隈は出ていないはず。
顔馴染み故に気づいたのかもしれない。
「青山店、なにかあったんですか?」
『メンバーが飛んじゃって。社員が店長一人になっちゃたんだよね…』
「ぇ…」
『中々ヘルプが見つからないから私が駆り出されてるってわけ』
『……ご愁傷様です』
店長、雪原さんは心底同情したように言った。
店頭からメンバーの活気ある声出しを耳にしながら私はデスクに座らせてもらう。
すぐさまミーティングをしたいのだが、まだデスクワークが終わっていない。
ある程度は終わらせなければ。
夕方くらいには店頭へ出てお店の状況を把握したい。
『後ででいいんだけど、月報見せてもらっていい?』
「あ、はい。わかりました」
『急がなくていいよ。手の空いてる時でいいから』
「先月のですか?」
『出来れば数ヶ月分見たいんだけど。どれくらいとってある?』
「一年分はとってありますけど…」
『流石、雪原さん。全部見させてもらっていい?』
「え…全部ですか?」
『うん。状況把握したいから』
「今持ってきます」
『ありがとう』
会社のルールで毎月、紙媒体の月報を店舗責任者に記入してもらっている。
売上の結果から来月の戦略までその一枚を見れば店舗の状況把握が出来るようになっていた。
この店舗の巡回は今日が初めて。
改善点をあげるにもまずはお店の状況を理解しなければ出来ない。
今日も忙しくなりそうだ。
その日、私は十五時までパソコン業務に追われて仕事をした。
雪原さんとミーティングをし、お店の什器やレイアウト変更をしていたら時計の針は二十時を指す手前。
私は挨拶もそこそこに急いでお店を後にした。
やばい。
電車を待つ時間も惜しんだ私はタクシーで蒼ちゃんのマンションに向かった。
この時間では流石に彼も仕事を終えて帰宅しているだろう。
急がなくては。
前回も私は彼を待たせてしまったのだから。
「……お疲れ」
『ごめん……また遅くなって…』
合鍵で蒼ちゃんの部屋の施錠を開け、帰った時には夜の二十一時。
道が混んでいて思ったより時間がかかってしまった。
彼はキッチンで洗い物をしていた。
さすがにこの時間まで夕飯を食べずに待っていてくれるわけはない。
蒼ちゃんはため息を漏らし、呆れたような表情でこちらを見つめている。
遅くなるとは言ったが、二十一時は遅すぎるよね…。
呆れる気持ちも充分理解できた。
私は身体を縮こませながら洗い物をしている彼の側に寄った。
「休めてます?」
『……明日休めるから』
私は苦々しげに笑みを溢しながら言った。
そんなに疲れが顔に出ているのだろうか。
隈は出ていないはず。
顔馴染み故に気づいたのかもしれない。
「青山店、なにかあったんですか?」
『メンバーが飛んじゃって。社員が店長一人になっちゃたんだよね…』
「ぇ…」
『中々ヘルプが見つからないから私が駆り出されてるってわけ』
『……ご愁傷様です』
店長、雪原さんは心底同情したように言った。
店頭からメンバーの活気ある声出しを耳にしながら私はデスクに座らせてもらう。
すぐさまミーティングをしたいのだが、まだデスクワークが終わっていない。
ある程度は終わらせなければ。
夕方くらいには店頭へ出てお店の状況を把握したい。
『後ででいいんだけど、月報見せてもらっていい?』
「あ、はい。わかりました」
『急がなくていいよ。手の空いてる時でいいから』
「先月のですか?」
『出来れば数ヶ月分見たいんだけど。どれくらいとってある?』
「一年分はとってありますけど…」
『流石、雪原さん。全部見させてもらっていい?』
「え…全部ですか?」
『うん。状況把握したいから』
「今持ってきます」
『ありがとう』
会社のルールで毎月、紙媒体の月報を店舗責任者に記入してもらっている。
売上の結果から来月の戦略までその一枚を見れば店舗の状況把握が出来るようになっていた。
この店舗の巡回は今日が初めて。
改善点をあげるにもまずはお店の状況を理解しなければ出来ない。
今日も忙しくなりそうだ。
その日、私は十五時までパソコン業務に追われて仕事をした。
雪原さんとミーティングをし、お店の什器やレイアウト変更をしていたら時計の針は二十時を指す手前。
私は挨拶もそこそこに急いでお店を後にした。
やばい。
電車を待つ時間も惜しんだ私はタクシーで蒼ちゃんのマンションに向かった。
この時間では流石に彼も仕事を終えて帰宅しているだろう。
急がなくては。
前回も私は彼を待たせてしまったのだから。
「……お疲れ」
『ごめん……また遅くなって…』
合鍵で蒼ちゃんの部屋の施錠を開け、帰った時には夜の二十一時。
道が混んでいて思ったより時間がかかってしまった。
彼はキッチンで洗い物をしていた。
さすがにこの時間まで夕飯を食べずに待っていてくれるわけはない。
蒼ちゃんはため息を漏らし、呆れたような表情でこちらを見つめている。
遅くなるとは言ったが、二十一時は遅すぎるよね…。
呆れる気持ちも充分理解できた。
私は身体を縮こませながら洗い物をしている彼の側に寄った。
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