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第2章 魔法の使える世界
第15話 非常識な社長たち
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5階へ降りてきて、すぐにオークがいた。
さっき、社長が言ったような状態に、なかなか持っていけない。
そんな事を思っていたら、フライングにゃんこがペシッと額に猫パンチ ……首が折れ、吹っ飛んでいくオーク。
「まあ、今のは仕方が無い。頑張れ」
横から出てくるコボルトや、グレイウルフなどは、スピードが早く対応が難しい。
すると、社長が横から出てきて、普通にフルスイング。すると誘い込まれるようにグレイウルフはストライクゾーンへ入り、バットを振り抜かれた。
「どうして、わかったんですか?」
「見ていたらわかる? 様になる」
「次。左の通路から、オークが来るぞ。頑張れ」
言われて、通路をみると少ししてオークが現れた。正面側に一翔が回り込んだので、俺は後ろから思い切り殴る。すると、くるりとこちらを向いた。
すぐに一翔が殴る。すると、こちらを無視して向きを変える。
なんだよコレ。少しするとオークは消滅して、俺も多分一翔も、レベルアップをしたようだ。
「ほれ。どんどん行け」
社長の周りでは、見えた瞬間に、すべてのモンスターが消滅していく。
女の人と俺達の前のみ、モンスターが出てくる。
落ち着いてくると分かって来る。
出てくる前に、モンスターの種類を社長が教えてくれていた。
テンパっていたのか、今まで気が付かなかった。
あっという間に5階を制覇。6階へ。
いやしかし、この人達。休憩無しでガンガン進んでいく。俺はすでに体中の筋肉がきしみ。すごく辛い。
そんな事を思っていたら。
「ヒール」
と声が聞こえて、体のきしみが治った。
「ちょっと休憩するか」
社長が宣言。全員の動きが止まった。ただオークなどは出て来るが、視界に入ると勝手に爆散している。
「飲み物は、何が良い?」
「何があるんですか? 今日は、何も準備していませんが?」
俺が質問すると、
「仕事中はこっちで持つから良い、福利厚生だ」
と社長から説明された。
そして、どこからともなく、テーブルと椅子。テーブルの真ん中にはスポーツドリンクやお菓子が出てきた。
「なっなっ」
と、一翔と一緒に驚いていると、
「社外秘だ。喋るなよ」
と言われた。
その時。後ろにちらっとオークが見えたが、音もなく消えていった。
猫が走っていって、魔石をかじっている。
「社長、あの猫。魔石をかじっていますけれど、良いんですか?」
「それも、社外秘だ。喋るなよ」
「はあ。堪能した。スポーツ飲料頂戴」
「ほいよ」
又どこからか、出てきた。
「この方は?」
「あん? あーと、俺の婚約者みたいなものだ。名前は、松沼美月だ」
「みたいなもんじゃなく、婚約者です。よろしくね」
「「はい」」
「いつ婚約したんだよ。あっ思い出した、お前、家の鍵くらい毎回閉めろ。コイツらが忍び込んだときに、鍵がかかっていなかったみたいだぞ」
「ほんほ。ごべん」
「飲みながら、喋るな」
「ったく」
あっ、またモンスターが消滅した。
「社長。後ろで、モンスターが消滅しているみたいですけれど?」
「ああ。フレイヤが見張っていて、くれているからな」
「はい? ほんとに猫ですか?」
「うーん、秘密だ。その秘密を知るものは、世界の深淵を覗くことになる。深淵を覗く時。深淵もまたおまえを覗いている。それに耐えられるなら教えよう」
と凄く怪しい顔をして、社長がどこかのラノベの主人公が言いそうな、怪しいことを言ってくる。
「あーよくわからないですが、遠慮します」
「ドイツの哲学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(1844年~1900年)の著作『善悪の彼岸』の一節だよ」
「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。と言うものだ。主には、人間の内面に対する警鐘らしいけどな」
「特に芳雄。お前、笑いながら戦っていたぞ」
「えっそうなんですか? 確かにレベルアップして、体が思う通りに動き出して、楽しかったですけれど」
「もう。普通に喧嘩はするな。軽く殴っても、多分相手を殺すぞ。一翔も同じだ」
「自分では、わからないんですけどね」
「そんなもんだ。 次にダンジョンに入ったらきっとわかる。あっ体育はあるのか?」
「あっ授業は、あるかもしれないです」
「本番前に、自分の力を試しとけ。絶対だ」
「「はい」」
30分ほど休憩をして。
「さて、後半分だ。さっさと済まそう」
社長がそう言って、テーブルや椅子がまた消えた。
もしかして社長アイテムボックスを持っているのかな? と言うか持っているよね。
そこからは、時間の関係なのか、社長たちがガンガンに倒し1~2匹ずつこっちに回ってくる。それを一翔と一緒に殴り倒す。
あっという間に、6階が終わり7階へ。
すると。モンスターがオーガが主となり、2匹セットや武器を持って出始めた。
ただ社長たちは、歩くだけ。すれ違うとモンスターは消えていく。
美月さんでも、足元や腹にバットを一閃。前かがみになったオーガの脳天に一発という形でガンガン倒している。
俺たちは、それを真似させてもらうことにした。
攻撃をかいくぐり、どこでも良いからひと当てして、前かがみにさせる。そこで控えていたほうが頭部へ一撃。
不思議なことに、最初は見えなかった攻撃が、見えるようになっていた。なにかのノルマのように対処ができる。
最初のゴブリンに、生き物だからとか言っていたのは、自分たちが怖くて言い訳をしていたとしか思えない。実際そうだったと思う。
いじめられていたときも、怖くて嫌が言えず。すぐに、しゃがみこんで縮こまっていた。
あの時。立ち上がっていれば。もしかすると、あの高校に今も通っていたのかもしれない。
でも、やめたおかげで、社長たちに会えたが……。 会い方を間違えると、あのチームの奴らと同じで、強制的に刑務所か、行方不明だったよな。 ……この人達。絶対普通の人間じゃないよ。
さっき、社長が言ったような状態に、なかなか持っていけない。
そんな事を思っていたら、フライングにゃんこがペシッと額に猫パンチ ……首が折れ、吹っ飛んでいくオーク。
「まあ、今のは仕方が無い。頑張れ」
横から出てくるコボルトや、グレイウルフなどは、スピードが早く対応が難しい。
すると、社長が横から出てきて、普通にフルスイング。すると誘い込まれるようにグレイウルフはストライクゾーンへ入り、バットを振り抜かれた。
「どうして、わかったんですか?」
「見ていたらわかる? 様になる」
「次。左の通路から、オークが来るぞ。頑張れ」
言われて、通路をみると少ししてオークが現れた。正面側に一翔が回り込んだので、俺は後ろから思い切り殴る。すると、くるりとこちらを向いた。
すぐに一翔が殴る。すると、こちらを無視して向きを変える。
なんだよコレ。少しするとオークは消滅して、俺も多分一翔も、レベルアップをしたようだ。
「ほれ。どんどん行け」
社長の周りでは、見えた瞬間に、すべてのモンスターが消滅していく。
女の人と俺達の前のみ、モンスターが出てくる。
落ち着いてくると分かって来る。
出てくる前に、モンスターの種類を社長が教えてくれていた。
テンパっていたのか、今まで気が付かなかった。
あっという間に5階を制覇。6階へ。
いやしかし、この人達。休憩無しでガンガン進んでいく。俺はすでに体中の筋肉がきしみ。すごく辛い。
そんな事を思っていたら。
「ヒール」
と声が聞こえて、体のきしみが治った。
「ちょっと休憩するか」
社長が宣言。全員の動きが止まった。ただオークなどは出て来るが、視界に入ると勝手に爆散している。
「飲み物は、何が良い?」
「何があるんですか? 今日は、何も準備していませんが?」
俺が質問すると、
「仕事中はこっちで持つから良い、福利厚生だ」
と社長から説明された。
そして、どこからともなく、テーブルと椅子。テーブルの真ん中にはスポーツドリンクやお菓子が出てきた。
「なっなっ」
と、一翔と一緒に驚いていると、
「社外秘だ。喋るなよ」
と言われた。
その時。後ろにちらっとオークが見えたが、音もなく消えていった。
猫が走っていって、魔石をかじっている。
「社長、あの猫。魔石をかじっていますけれど、良いんですか?」
「それも、社外秘だ。喋るなよ」
「はあ。堪能した。スポーツ飲料頂戴」
「ほいよ」
又どこからか、出てきた。
「この方は?」
「あん? あーと、俺の婚約者みたいなものだ。名前は、松沼美月だ」
「みたいなもんじゃなく、婚約者です。よろしくね」
「「はい」」
「いつ婚約したんだよ。あっ思い出した、お前、家の鍵くらい毎回閉めろ。コイツらが忍び込んだときに、鍵がかかっていなかったみたいだぞ」
「ほんほ。ごべん」
「飲みながら、喋るな」
「ったく」
あっ、またモンスターが消滅した。
「社長。後ろで、モンスターが消滅しているみたいですけれど?」
「ああ。フレイヤが見張っていて、くれているからな」
「はい? ほんとに猫ですか?」
「うーん、秘密だ。その秘密を知るものは、世界の深淵を覗くことになる。深淵を覗く時。深淵もまたおまえを覗いている。それに耐えられるなら教えよう」
と凄く怪しい顔をして、社長がどこかのラノベの主人公が言いそうな、怪しいことを言ってくる。
「あーよくわからないですが、遠慮します」
「ドイツの哲学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(1844年~1900年)の著作『善悪の彼岸』の一節だよ」
「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。と言うものだ。主には、人間の内面に対する警鐘らしいけどな」
「特に芳雄。お前、笑いながら戦っていたぞ」
「えっそうなんですか? 確かにレベルアップして、体が思う通りに動き出して、楽しかったですけれど」
「もう。普通に喧嘩はするな。軽く殴っても、多分相手を殺すぞ。一翔も同じだ」
「自分では、わからないんですけどね」
「そんなもんだ。 次にダンジョンに入ったらきっとわかる。あっ体育はあるのか?」
「あっ授業は、あるかもしれないです」
「本番前に、自分の力を試しとけ。絶対だ」
「「はい」」
30分ほど休憩をして。
「さて、後半分だ。さっさと済まそう」
社長がそう言って、テーブルや椅子がまた消えた。
もしかして社長アイテムボックスを持っているのかな? と言うか持っているよね。
そこからは、時間の関係なのか、社長たちがガンガンに倒し1~2匹ずつこっちに回ってくる。それを一翔と一緒に殴り倒す。
あっという間に、6階が終わり7階へ。
すると。モンスターがオーガが主となり、2匹セットや武器を持って出始めた。
ただ社長たちは、歩くだけ。すれ違うとモンスターは消えていく。
美月さんでも、足元や腹にバットを一閃。前かがみになったオーガの脳天に一発という形でガンガン倒している。
俺たちは、それを真似させてもらうことにした。
攻撃をかいくぐり、どこでも良いからひと当てして、前かがみにさせる。そこで控えていたほうが頭部へ一撃。
不思議なことに、最初は見えなかった攻撃が、見えるようになっていた。なにかのノルマのように対処ができる。
最初のゴブリンに、生き物だからとか言っていたのは、自分たちが怖くて言い訳をしていたとしか思えない。実際そうだったと思う。
いじめられていたときも、怖くて嫌が言えず。すぐに、しゃがみこんで縮こまっていた。
あの時。立ち上がっていれば。もしかすると、あの高校に今も通っていたのかもしれない。
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