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第3章 本格的侵攻開始 か?
第40話 惑星開発責任者コバルトの苦悩
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「長かった、実に長かった。30%まではどんどん上がったのに、50%までの20%増えるのに何で倍の期間が必要だったのだ?」
そう此処は、月のダンジョン。
惑星開発責任者コバルトは、前回手下の竜人兵にダンジョンコアを強化させて深いダンジョンを作成させた。それが失敗だったのかと思案をする。
基本的に深いダンジョンを作るには、大きなコアが必要となる。
コアは、本国の錬成士に作成させているが、大きなコアを作るのは比較的に大変で、一度ダンジョンを作り、そのコアに新しいコアを合成する方が省エネで効果的だ。ただ、手間と労力がかかる。
一気に魔素量を増やそうと計画してやってみたが、結果を見れば失敗だったのだろう。
「効率的に、魔素をばらまくには、やはり数と適度な氾濫が重要か?」
幸いと言っていいのか不明だが、今回、期間が開いたのでコアは潤沢にある。
だが、この星の原住民たちは、こちらが思っているよりも早く、効率的にダンジョンを潰す方法を構築してきている。
そしておかしいのが、この大きな大陸の端にある小さな島だ。
ダンジョンその物が、消滅させられた。
これでは、次にしようと思っていた、ダンジョンのリサイクルができんではないか。
コアさえあれば、ボスになる奴を送り込んで、マスターにすれば良い。それだけで、ダンジョンが復活をするのに。ええい、忌々しい。
「よし決めた、前回の失敗」
そこまで言いかけて、慌てて口を押えるコバルト。周りを見回し、
「前回の効率の悪さを、改善するために。今回はリサイクルの前倒しと、大きめの大陸に集中的にコアを落とそう。それと氾濫のために、ゴブリンからオークまでを増し増しで増殖させよう。ダンジョン内でのコア防衛に、オーガ以上のモンスターを10階以上に配置して、10階までの階層でひたすら、下位の奴らを増殖させて増えれば押し出す」
要点をまとめて納得したようだ。
考えがまとまったのか、今度はひたすら、コバルトはシステムコンソールへと向かい、山となって積まれているダンジョンコアへ一気に条件を入力する。
「さて次は、どのレベルの奴らまで転送してこられるかな? そろそろおバカなワイバーン位なら行けるのじゃないか?」
「おっ、低位の赤と青が大丈夫そうだ。やっと、わが眷属が参加か。よしよし、では低階層をワイバーンどもの巣にしてその奥に配置。ダンジョンはある程度大きくせねばならんから浅くはなるが、特別にこの各大陸の連なる山の中に、一つずつ配置してやろう。身内は大事にせんとなあ。はっはっは」
その頃一司達は、たこ焼きパーティをしていた。
ダンジョンで強化されたせいか、意外とみんなの覚えが早くて、器用にくるくると作っていた。
真魚や、壮二の目がキラキラだ。
そして、必ず起こる惨劇。
「誰だ? わさびをぶち込んだ奴は……」
芳雄が呻く。みんな無言でもぐもぐ。
そして、
「うわ、すっぱい。でも意外といけるかも」
川瀬なつみちゃんも参加中。
一翔は伊織霞ちゃんと、デートだそうだ。
そんな楽しい雰囲気の中、点けっぱなしのテレビの中で、アナウンサーが叫んでいた。
海外からの中継のようで、ダンジョン性の地震があったようだ。
「あれ、おかしいな? 地震があったか?」
「いえ、無かったですね」
みんなが頷く。
地震の騒動が収まった頃、急にモンスターたちの氾濫が各地で起こったらしく、中継先でも大騒ぎになっていた。
オーストラリアでは、ゴブリンがカンガルーに殴られ蹴られ殲滅されていた。
レベルアップにより強化されたカンガルーは、オークをボディブロー一発で倒す姿がショートムービー配信で話題になっていた。
アフリカでも、ライオンたちが獲物を倒しても消えてしまうと、苦情を上げていたそうだ。
ある場所では、移動中のヌーの群れと、氾濫をしたゴブリン、コボルト、グレイウルフやオークの連合軍が文字通りぶつかった。
結果は、ヌーが圧勝して、レベルアップにより新種族キングヌーが誕生したらしい。
ユーラシアでは、王たるジャイアントパンダがモンスター相手に、抱き着きからのローリングでせん滅をしたようだ。
と言うように、各大陸での軍配は野生動物の勝ちのようだが、市街地ではパニックが起きていた。
アメリカでは、子供が一人で町をうろついている。
親が子供を放置している。
虐待だと、多数の通報があり、警察がパニックを起こしたようだ。
通報先に急行すると、当然ゴブリンの為、撃ち殺す。
すると、それを目撃した通行人が、警官が子供を撃ち殺したと、通報が飛び交いパニックは広がっていく。
慌てて政府は、モンスターが徘徊しており、肌の色が緑や青の子供は人間ではなくモンスターだから、すぐに駆除か通報をするように。という通達を大々的に出した。
するとすぐに、自警団と称するシューティングマニアが、銃を片手にモンスター退治をするようになったが、有色はモンスターだ!! 撃ち殺せ。と発言が有ったり、ペットを撃ち殺されたとか様々な問題が出た。
喜んだのはNRA、そう全米ライフル協会である。
「自分や、家族を守れるのは自分だけ。その手に銃を!!」
というキャンペーンを、大々的に打ち出した。
自由の女神の松明を銃に変えたポスターが、いたるところに貼られた。
そんな中、魔素濃度を測定していたコバルトは、一気に3%も上昇したカウンターを見て踊っていた。
そう此処は、月のダンジョン。
惑星開発責任者コバルトは、前回手下の竜人兵にダンジョンコアを強化させて深いダンジョンを作成させた。それが失敗だったのかと思案をする。
基本的に深いダンジョンを作るには、大きなコアが必要となる。
コアは、本国の錬成士に作成させているが、大きなコアを作るのは比較的に大変で、一度ダンジョンを作り、そのコアに新しいコアを合成する方が省エネで効果的だ。ただ、手間と労力がかかる。
一気に魔素量を増やそうと計画してやってみたが、結果を見れば失敗だったのだろう。
「効率的に、魔素をばらまくには、やはり数と適度な氾濫が重要か?」
幸いと言っていいのか不明だが、今回、期間が開いたのでコアは潤沢にある。
だが、この星の原住民たちは、こちらが思っているよりも早く、効率的にダンジョンを潰す方法を構築してきている。
そしておかしいのが、この大きな大陸の端にある小さな島だ。
ダンジョンその物が、消滅させられた。
これでは、次にしようと思っていた、ダンジョンのリサイクルができんではないか。
コアさえあれば、ボスになる奴を送り込んで、マスターにすれば良い。それだけで、ダンジョンが復活をするのに。ええい、忌々しい。
「よし決めた、前回の失敗」
そこまで言いかけて、慌てて口を押えるコバルト。周りを見回し、
「前回の効率の悪さを、改善するために。今回はリサイクルの前倒しと、大きめの大陸に集中的にコアを落とそう。それと氾濫のために、ゴブリンからオークまでを増し増しで増殖させよう。ダンジョン内でのコア防衛に、オーガ以上のモンスターを10階以上に配置して、10階までの階層でひたすら、下位の奴らを増殖させて増えれば押し出す」
要点をまとめて納得したようだ。
考えがまとまったのか、今度はひたすら、コバルトはシステムコンソールへと向かい、山となって積まれているダンジョンコアへ一気に条件を入力する。
「さて次は、どのレベルの奴らまで転送してこられるかな? そろそろおバカなワイバーン位なら行けるのじゃないか?」
「おっ、低位の赤と青が大丈夫そうだ。やっと、わが眷属が参加か。よしよし、では低階層をワイバーンどもの巣にしてその奥に配置。ダンジョンはある程度大きくせねばならんから浅くはなるが、特別にこの各大陸の連なる山の中に、一つずつ配置してやろう。身内は大事にせんとなあ。はっはっは」
その頃一司達は、たこ焼きパーティをしていた。
ダンジョンで強化されたせいか、意外とみんなの覚えが早くて、器用にくるくると作っていた。
真魚や、壮二の目がキラキラだ。
そして、必ず起こる惨劇。
「誰だ? わさびをぶち込んだ奴は……」
芳雄が呻く。みんな無言でもぐもぐ。
そして、
「うわ、すっぱい。でも意外といけるかも」
川瀬なつみちゃんも参加中。
一翔は伊織霞ちゃんと、デートだそうだ。
そんな楽しい雰囲気の中、点けっぱなしのテレビの中で、アナウンサーが叫んでいた。
海外からの中継のようで、ダンジョン性の地震があったようだ。
「あれ、おかしいな? 地震があったか?」
「いえ、無かったですね」
みんなが頷く。
地震の騒動が収まった頃、急にモンスターたちの氾濫が各地で起こったらしく、中継先でも大騒ぎになっていた。
オーストラリアでは、ゴブリンがカンガルーに殴られ蹴られ殲滅されていた。
レベルアップにより強化されたカンガルーは、オークをボディブロー一発で倒す姿がショートムービー配信で話題になっていた。
アフリカでも、ライオンたちが獲物を倒しても消えてしまうと、苦情を上げていたそうだ。
ある場所では、移動中のヌーの群れと、氾濫をしたゴブリン、コボルト、グレイウルフやオークの連合軍が文字通りぶつかった。
結果は、ヌーが圧勝して、レベルアップにより新種族キングヌーが誕生したらしい。
ユーラシアでは、王たるジャイアントパンダがモンスター相手に、抱き着きからのローリングでせん滅をしたようだ。
と言うように、各大陸での軍配は野生動物の勝ちのようだが、市街地ではパニックが起きていた。
アメリカでは、子供が一人で町をうろついている。
親が子供を放置している。
虐待だと、多数の通報があり、警察がパニックを起こしたようだ。
通報先に急行すると、当然ゴブリンの為、撃ち殺す。
すると、それを目撃した通行人が、警官が子供を撃ち殺したと、通報が飛び交いパニックは広がっていく。
慌てて政府は、モンスターが徘徊しており、肌の色が緑や青の子供は人間ではなくモンスターだから、すぐに駆除か通報をするように。という通達を大々的に出した。
するとすぐに、自警団と称するシューティングマニアが、銃を片手にモンスター退治をするようになったが、有色はモンスターだ!! 撃ち殺せ。と発言が有ったり、ペットを撃ち殺されたとか様々な問題が出た。
喜んだのはNRA、そう全米ライフル協会である。
「自分や、家族を守れるのは自分だけ。その手に銃を!!」
というキャンペーンを、大々的に打ち出した。
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そんな中、魔素濃度を測定していたコバルトは、一気に3%も上昇したカウンターを見て踊っていた。
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