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第2章 異世界開拓
第51話 魔王。王都からの使者。そして日本へ
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「見ない顔だな?」
魔王の隣へ行き。わざとらしく声をかける。
「ああ。ふらっとこの町に来た。ただの賢者だ」
ふらっときた賢者? そんな職業があるのか? 後で誰かに聞いてみよう。
「なるほど。賢者さんか。話を聞きたいものだな。おごるからこっちへ来ないか?」
俺たちの、席を指さす。
みんな、にこやかに笑う。
多少含み笑いだが。
「うーんそうだね。ここで会ったのも何かの縁だろう。混ぜてもらおうか」
そう言って、自分のジョッキを持ち、移動してくる。
「みんな。賢者さんだそうだ。聞きたいことがあれば、珍しい話が聞けるかもしれないぞ」
俺がそう言うと、みんなが拍手をする。
おりょ。照れたな。おもしろい。
「早速、聞きたい。いいか?」
真一が話を振ってくる。
「良かろう。ただまあ、答えられるものと答えられないものはある。承知してくれたまえ」
「まあそうだろうな。まあ飲めよ。前払いだ」
真一はのりのり。
うちのメンバーはこのくらいでは? ああ。斉藤さんは緊張状態だな。
「あのな。魔王が使った魔法は何だと思う? あの後、異常にこの辺りの魔力が濃かったんだ。おかしいだろう」
「っっそれは。何か新型の魔法なんだろう」
「いや。おかしいだろう。魔法は、魔力を使う。大規模になれば周辺の魔力は減るものだろう」
「ああっー。そうだな。例えば、魔石に臨界状態にまで魔力を注いで爆発させたとか?」
「魔力。臨界状態ねえ」
俺が思わずつぶやく。
「ねえねえ。どういう事?」
美咲が話に入ってくる。
「なんとなくだが、空き缶にドライアイスを入れて、放置すると爆発する感じじゃないかな?」
そう説明すると、理解できたようだ。
「なるほど。確かにそれなら、現象の後。魔力が濃くてもおかしくない。すると、単なる魔力の暴発で、属性を持っていないんだな」
「そうだね。その辺りが、改善の必要ありだね。属性を持たす事ができれば、もっと少なくて効果をだせる」
「そうか。じゃあ。もう一つ。ダンジョンで、モンスターが出てこられないものがあったんだが。どうしてだ?」
「それは、ダンジョンができて、すぐにモンスターを出すんだ。少ない時間で対象のモンスターが死んでしまうと、ダンジョンがここは危険な出口だと判断してしまう。すると出口を閉ざしてしまう」
「穴はあいていたぞ?」
「ああ。シールドで、対応するようだ」
「そうなんだ」
「なあなあ。魔王はまた来るのか?」
「さあどうだろうな? 一説によると、魔王は見識を広めるために、旅に出たようだ。すぐには、来ないのじゃないだろうか?」
「そうか。まあ来ても弱そうだったから。問題は無いがな」
そう言って、真一が笑う。
「魔王は、弱そうだったか?」
「おう。町の外であったが。弱そうだったぞ」
「そっそうか。弱そうだったか」
「俺一人できっと大丈夫だな。秘密兵器の広大が出るほどでもないだろう」
そう言うと、魔王の顔が引きつる。
「まあ手出しをしてこなければ、やりゃしないけどな。俺たち平和主義だからな」
「そっそれは何より。どうして君達は、そんなに強いのだ」
「ああよく分からず。なんとかの種を飲んだんだよ」
「種? 飲んだ?」
「ああ。イデアの種と言うんだが、知っているのか?」
そう言うと、魔王は考え出す。
「ひょっとして、ダンジョンに数千年に一度出てくる。創造神の理をえることができるものでは? 伝承では、初代魔王は元は人間で、理の種を飲み数千年生き、魔族を創ったと言われる。ただ綺麗に対応できず。体に変化を起こしてしまったとか。完全適応なら、人の及ばぬ力と知をえることができ、神に並ぶことができると伝えられている。おまえ達飲んだのか?」
「おう。飲んだ。体に変化もなかった」
その瞬間。魔王はジョッキを落とす。
「ああすまない。2人ともか?」
「いや。3人だ」
そう言って、美咲を指さす。
「なんと。雌雄がそろった。万物の創造がなる」
そう言ってがっくりと、頭を垂れる。
その後、魔王は反応がなくなり、ふらふらとジョッキを持ったまま出て行ってしまった。
「なんだありゃ?」
「雌雄がそろった。万物の創造がなるって、言っていたな。俺たちの子供が神にでもなるのか?」
「そうなの? 賢いと良いなあ? 私に似て」
「おう。そうだな」
その後、訳も分からず斉藤さんのお祝いはお開きになった。
翌日、王都からの使者がやってきた。
領主。クスティの同級生だそうだ。
「彼なら、王からの信任も厚く。問題ない」と、クスティからお墨付きをもらい俺たちは、報告のため、一度日本へ戻った。
土門さん達へ報告をして、日程を合わせてもらう。
その数日前に、うちで少し慣らせてもらえないかと言われて、承知した。
まあ2日程度だが、その間にビデオを見せ、多少知識を得てもらう。
直接だと時代の差があり、パニックを起こすだけだろうと言うことで配慮した。
戻って、クスティに説明する。
「そうか。広大の家へ。父親がいる? そうか。人の子だったのだな」
そんな、訳の分からない納得をされた。
「さて、行こうか」
魔王の隣へ行き。わざとらしく声をかける。
「ああ。ふらっとこの町に来た。ただの賢者だ」
ふらっときた賢者? そんな職業があるのか? 後で誰かに聞いてみよう。
「なるほど。賢者さんか。話を聞きたいものだな。おごるからこっちへ来ないか?」
俺たちの、席を指さす。
みんな、にこやかに笑う。
多少含み笑いだが。
「うーんそうだね。ここで会ったのも何かの縁だろう。混ぜてもらおうか」
そう言って、自分のジョッキを持ち、移動してくる。
「みんな。賢者さんだそうだ。聞きたいことがあれば、珍しい話が聞けるかもしれないぞ」
俺がそう言うと、みんなが拍手をする。
おりょ。照れたな。おもしろい。
「早速、聞きたい。いいか?」
真一が話を振ってくる。
「良かろう。ただまあ、答えられるものと答えられないものはある。承知してくれたまえ」
「まあそうだろうな。まあ飲めよ。前払いだ」
真一はのりのり。
うちのメンバーはこのくらいでは? ああ。斉藤さんは緊張状態だな。
「あのな。魔王が使った魔法は何だと思う? あの後、異常にこの辺りの魔力が濃かったんだ。おかしいだろう」
「っっそれは。何か新型の魔法なんだろう」
「いや。おかしいだろう。魔法は、魔力を使う。大規模になれば周辺の魔力は減るものだろう」
「ああっー。そうだな。例えば、魔石に臨界状態にまで魔力を注いで爆発させたとか?」
「魔力。臨界状態ねえ」
俺が思わずつぶやく。
「ねえねえ。どういう事?」
美咲が話に入ってくる。
「なんとなくだが、空き缶にドライアイスを入れて、放置すると爆発する感じじゃないかな?」
そう説明すると、理解できたようだ。
「なるほど。確かにそれなら、現象の後。魔力が濃くてもおかしくない。すると、単なる魔力の暴発で、属性を持っていないんだな」
「そうだね。その辺りが、改善の必要ありだね。属性を持たす事ができれば、もっと少なくて効果をだせる」
「そうか。じゃあ。もう一つ。ダンジョンで、モンスターが出てこられないものがあったんだが。どうしてだ?」
「それは、ダンジョンができて、すぐにモンスターを出すんだ。少ない時間で対象のモンスターが死んでしまうと、ダンジョンがここは危険な出口だと判断してしまう。すると出口を閉ざしてしまう」
「穴はあいていたぞ?」
「ああ。シールドで、対応するようだ」
「そうなんだ」
「なあなあ。魔王はまた来るのか?」
「さあどうだろうな? 一説によると、魔王は見識を広めるために、旅に出たようだ。すぐには、来ないのじゃないだろうか?」
「そうか。まあ来ても弱そうだったから。問題は無いがな」
そう言って、真一が笑う。
「魔王は、弱そうだったか?」
「おう。町の外であったが。弱そうだったぞ」
「そっそうか。弱そうだったか」
「俺一人できっと大丈夫だな。秘密兵器の広大が出るほどでもないだろう」
そう言うと、魔王の顔が引きつる。
「まあ手出しをしてこなければ、やりゃしないけどな。俺たち平和主義だからな」
「そっそれは何より。どうして君達は、そんなに強いのだ」
「ああよく分からず。なんとかの種を飲んだんだよ」
「種? 飲んだ?」
「ああ。イデアの種と言うんだが、知っているのか?」
そう言うと、魔王は考え出す。
「ひょっとして、ダンジョンに数千年に一度出てくる。創造神の理をえることができるものでは? 伝承では、初代魔王は元は人間で、理の種を飲み数千年生き、魔族を創ったと言われる。ただ綺麗に対応できず。体に変化を起こしてしまったとか。完全適応なら、人の及ばぬ力と知をえることができ、神に並ぶことができると伝えられている。おまえ達飲んだのか?」
「おう。飲んだ。体に変化もなかった」
その瞬間。魔王はジョッキを落とす。
「ああすまない。2人ともか?」
「いや。3人だ」
そう言って、美咲を指さす。
「なんと。雌雄がそろった。万物の創造がなる」
そう言ってがっくりと、頭を垂れる。
その後、魔王は反応がなくなり、ふらふらとジョッキを持ったまま出て行ってしまった。
「なんだありゃ?」
「雌雄がそろった。万物の創造がなるって、言っていたな。俺たちの子供が神にでもなるのか?」
「そうなの? 賢いと良いなあ? 私に似て」
「おう。そうだな」
その後、訳も分からず斉藤さんのお祝いはお開きになった。
翌日、王都からの使者がやってきた。
領主。クスティの同級生だそうだ。
「彼なら、王からの信任も厚く。問題ない」と、クスティからお墨付きをもらい俺たちは、報告のため、一度日本へ戻った。
土門さん達へ報告をして、日程を合わせてもらう。
その数日前に、うちで少し慣らせてもらえないかと言われて、承知した。
まあ2日程度だが、その間にビデオを見せ、多少知識を得てもらう。
直接だと時代の差があり、パニックを起こすだけだろうと言うことで配慮した。
戻って、クスティに説明する。
「そうか。広大の家へ。父親がいる? そうか。人の子だったのだな」
そんな、訳の分からない納得をされた。
「さて、行こうか」
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