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第2章 異世界開拓
第60話 ダンジョン攻略。モデル1
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皆、わいわいとはしゃぎながら歩いている。
最初、1階の時は緊張し、及び腰で周りをキョロキョロしながら歩いていた。
ところがだ、3階、4階と階が進むにつれ、自然体でそのうち、雑談まで出始めた。
先頭では、戦闘があるたびに、モンスターがひょいと捕まえられて、攻撃方法が教えられる。
基本、体が大きいものは、膝を壊し、頭が下がれば顎や喉を攻撃する。
倒れ込んだら、胸や頭を潰せと。
わかりやすいが、できるかどうか分からない攻撃方法を習う。
そのうち、飽きたと言って、またモンスターが捕まえられる。
あれって、ホブじゃないのか? あんなに簡単に捕まえられるものじゃない気がする。
「おい。誰でもいいから、こいつをぶん殴れ」
それが始まりだった。
どんどんと、ロープで縛られたゴブリン達が連れてこられる。
皆が順番に棍棒で殴る。
近場にいなくなれば、移動する。
そのまま、10階の扉前にある石板に触る。
一階へ戻り、今度は僕たちが班になりながら進んでいく。
結局、その日は2回10階まで行った。
ダンジョンのすぐ近くに、朝にはなかった建物が建っている。
一般的な建物とは違い、簡易的なもので、上水と下水がタンク式だから気を付けろと言われたが、皆多分よく理解できない。
食事は、幾つもののバーベキューコンロというものが出され、最少の班五人組になれと言われて、皆、顔なじみや、全く知らない同士が班となる。
「今の五人が最少の班だ。その単位で、これから攻略をする。顔見せだ。仲良く食え」
その班が、チームとなり。
なんと部屋も一緒だった。
「どうせダンジョンじゃあ雑魚寝だ。なれとけ」
「ああ。まあそうだね」
と、お姉さん方は、部屋に入っていくが、ここって圧倒的に女の人が多い。
簡易的な、シャワー室というのがあるが、男用も女用も女の人ばかり。
「あらごめんね。気にしないから、入って良いよ」
と言われても、男は基本的に俺たち二人に、本当に15歳が来ているのか分からないガキどもばかり。合わせても10人程度。
松田さん達は、家に帰ったようだ。
その日俺たちは、眠れない夜を過ごす。
「女の人ばかりだったね」
「ああ。あのガキどもハーレムだな」
「9対1で、成人していそうなのは二人のみ。大変だわ」
「ああ。まあそれよりもだ。本当は明日にでも、4つに割って並列に教育をしたいんだが。一人監督者がいない。本当は元冒険者に期待したんだがな。来たのがガキどもとはね」
「えー。と言うことは、私も監督者の一人になっているの?」
「当然。神もどきで勇者様だ。俺より強いだろ」
「こんなかわいい子をつかまえて。なんていうことを。言うのよ」
ペしペししばいてくる。
「分かった分かった。理由を話して、協会に直談判してみるか」
さて、実働は3班。
15人くらいがベストかな。
攻撃とフォロー。
けが人が出れば数人がフォローに入り、別動がけが人を連れて離脱。
しばらく、それでやってみるか。
駄目そうなら、俺たちが助太刀か。
「なんか、画期的な方法はないかな」
「ねえ。考え方をあえて変えてみて、今の全員で一度ダンジョンを攻略して、レベルアップと、出てくるモンスターに慣れさせるのはどう?」
「レベルアップの状態で、分けるかどうするのか決めるか」
「そうだな。それでやってみるか。どれ。良い案を出したから。褒めてあげよう」
「きゃあぁ。くすぐったい」
翌朝。
適当に、山と積まれた具だくさんのパンと、飲み物を貰い。
席へ戻り、食べながら、話を聞く。
「と言うことで、全員で一度。ダンジョンを攻略してみることにした。何処も出てくるモンスターは変わらないだろう。要するに一度やって慣れろ。一度やれば、こんなものかで、意外と行けるものだ」
「エッチと、同じでしょうか?」
「そうだな。何事も経験だ」
そういった瞬間、会場の視線がなぜか変わった気がする。
「じゃあまあ行くぞ。行けるところまで行って、石板で帰ってくる。うちはホワイトだからな」
ホワイトってなに? と言うざわめきが広がる。
無視して、全員をダンジョン前に転移させる。
「よっしゃ野郎ども行くぞ」
言ってから、ほとんど野郎がいないことに気がついたが、まあノリだ。
ガンガンと攻略を進める。
今日は講習をしないため、どんどん進む。
後ろは、真一がフォローしているし、大丈夫だろう。
「ねえ窪田さん。おしっこでる」
「おう分かった。皆は前に付いていけ」
「はーい」
「うーん。あそこなんかどうだ」
「はーい。行ってきます」
と言って走って行くが、岩陰だと怖そうで、こっちを見てくる。
「窪田さん。もうちょっと近くで」
そう言って、手招きされる。
「ああ。まあ。近くでなあ。ここで良いか? 周りは見ていてやるから」
そういや、こいつら基本スラムで生活していて、プライベートなんぞ。全然ないところだったか。すぐ後ろで、音がするが気にしないのだろう。
「はぁー。すっきり。窪田さんも。すっきりする?」
へっ。と思ったが、危なくズボンが脱がされるところだった。
「残念だな。あほなこと言ってないで、隊に戻れ」
かっこつけたが、せめてもだ。
平手で、お尻を叩く。
「きゃん」
「おバカなことを、言うからだ」
そう。もう少し、妙齢なら危なかった。
栄養状況にもよるのか、どう見てもこの子。小学生くらいなんだよな。
危なかった。
最初、1階の時は緊張し、及び腰で周りをキョロキョロしながら歩いていた。
ところがだ、3階、4階と階が進むにつれ、自然体でそのうち、雑談まで出始めた。
先頭では、戦闘があるたびに、モンスターがひょいと捕まえられて、攻撃方法が教えられる。
基本、体が大きいものは、膝を壊し、頭が下がれば顎や喉を攻撃する。
倒れ込んだら、胸や頭を潰せと。
わかりやすいが、できるかどうか分からない攻撃方法を習う。
そのうち、飽きたと言って、またモンスターが捕まえられる。
あれって、ホブじゃないのか? あんなに簡単に捕まえられるものじゃない気がする。
「おい。誰でもいいから、こいつをぶん殴れ」
それが始まりだった。
どんどんと、ロープで縛られたゴブリン達が連れてこられる。
皆が順番に棍棒で殴る。
近場にいなくなれば、移動する。
そのまま、10階の扉前にある石板に触る。
一階へ戻り、今度は僕たちが班になりながら進んでいく。
結局、その日は2回10階まで行った。
ダンジョンのすぐ近くに、朝にはなかった建物が建っている。
一般的な建物とは違い、簡易的なもので、上水と下水がタンク式だから気を付けろと言われたが、皆多分よく理解できない。
食事は、幾つもののバーベキューコンロというものが出され、最少の班五人組になれと言われて、皆、顔なじみや、全く知らない同士が班となる。
「今の五人が最少の班だ。その単位で、これから攻略をする。顔見せだ。仲良く食え」
その班が、チームとなり。
なんと部屋も一緒だった。
「どうせダンジョンじゃあ雑魚寝だ。なれとけ」
「ああ。まあそうだね」
と、お姉さん方は、部屋に入っていくが、ここって圧倒的に女の人が多い。
簡易的な、シャワー室というのがあるが、男用も女用も女の人ばかり。
「あらごめんね。気にしないから、入って良いよ」
と言われても、男は基本的に俺たち二人に、本当に15歳が来ているのか分からないガキどもばかり。合わせても10人程度。
松田さん達は、家に帰ったようだ。
その日俺たちは、眠れない夜を過ごす。
「女の人ばかりだったね」
「ああ。あのガキどもハーレムだな」
「9対1で、成人していそうなのは二人のみ。大変だわ」
「ああ。まあそれよりもだ。本当は明日にでも、4つに割って並列に教育をしたいんだが。一人監督者がいない。本当は元冒険者に期待したんだがな。来たのがガキどもとはね」
「えー。と言うことは、私も監督者の一人になっているの?」
「当然。神もどきで勇者様だ。俺より強いだろ」
「こんなかわいい子をつかまえて。なんていうことを。言うのよ」
ペしペししばいてくる。
「分かった分かった。理由を話して、協会に直談判してみるか」
さて、実働は3班。
15人くらいがベストかな。
攻撃とフォロー。
けが人が出れば数人がフォローに入り、別動がけが人を連れて離脱。
しばらく、それでやってみるか。
駄目そうなら、俺たちが助太刀か。
「なんか、画期的な方法はないかな」
「ねえ。考え方をあえて変えてみて、今の全員で一度ダンジョンを攻略して、レベルアップと、出てくるモンスターに慣れさせるのはどう?」
「レベルアップの状態で、分けるかどうするのか決めるか」
「そうだな。それでやってみるか。どれ。良い案を出したから。褒めてあげよう」
「きゃあぁ。くすぐったい」
翌朝。
適当に、山と積まれた具だくさんのパンと、飲み物を貰い。
席へ戻り、食べながら、話を聞く。
「と言うことで、全員で一度。ダンジョンを攻略してみることにした。何処も出てくるモンスターは変わらないだろう。要するに一度やって慣れろ。一度やれば、こんなものかで、意外と行けるものだ」
「エッチと、同じでしょうか?」
「そうだな。何事も経験だ」
そういった瞬間、会場の視線がなぜか変わった気がする。
「じゃあまあ行くぞ。行けるところまで行って、石板で帰ってくる。うちはホワイトだからな」
ホワイトってなに? と言うざわめきが広がる。
無視して、全員をダンジョン前に転移させる。
「よっしゃ野郎ども行くぞ」
言ってから、ほとんど野郎がいないことに気がついたが、まあノリだ。
ガンガンと攻略を進める。
今日は講習をしないため、どんどん進む。
後ろは、真一がフォローしているし、大丈夫だろう。
「ねえ窪田さん。おしっこでる」
「おう分かった。皆は前に付いていけ」
「はーい」
「うーん。あそこなんかどうだ」
「はーい。行ってきます」
と言って走って行くが、岩陰だと怖そうで、こっちを見てくる。
「窪田さん。もうちょっと近くで」
そう言って、手招きされる。
「ああ。まあ。近くでなあ。ここで良いか? 周りは見ていてやるから」
そういや、こいつら基本スラムで生活していて、プライベートなんぞ。全然ないところだったか。すぐ後ろで、音がするが気にしないのだろう。
「はぁー。すっきり。窪田さんも。すっきりする?」
へっ。と思ったが、危なくズボンが脱がされるところだった。
「残念だな。あほなこと言ってないで、隊に戻れ」
かっこつけたが、せめてもだ。
平手で、お尻を叩く。
「きゃん」
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そう。もう少し、妙齢なら危なかった。
栄養状況にもよるのか、どう見てもこの子。小学生くらいなんだよな。
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