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第3章 アミサム王国 動乱
第71話 勇者ちゃん達集合
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久しぶりに、勇者ちゃん達がやって来た。
ひどく体調が悪そうだ。
ああそうか、こいつら魔力タンクはでかいが、種を飲んでいないせいか。
「久しぶりだな。もう籍は入れたのか」
「ええ結婚はしました。こちらは、ああすごいな。体調が復活する」
「まあ近くに、ダンジョンがあるしな。内緒だぞ」
「はい」
「それで、生活の基本はどうする。今俺たちは、ほとんどあっちへ行っている」
「それなのですが、日本の大使っぽいのをやれと言われています」
「そうなのか?」
「ええ僕たちは、向こうの弱み。そのものなので」
「じゃあ向こうで基本生活して、検診だけこちらで受けるか。臨月近くになればこっちという事で良いのかな」
「ええ。それでお願いします。ただ、向こうだと食べ物とかトイレとか、そういうものがどうしても困るのですが、今でも領主の館にお住まいですか?」
「いや自分の家だ」
そう言うと、勇者くん目が丸くなる。
「家を、建てたのですか?」
「ああそれこそ、不便だからな。荷物を置いて、明日。病院で引き継ぎがてら検診を受けて、そのまま向こうへ行こう」
「お世話になります。あの、酒井さんは?」
「ああそうか、じつはな…… 奴は死への一歩を歩み始めた」
「死への。一歩?」
「ああ。いま、恐ろしい事に、自動車学校で合宿中だ。MTで16日間だと。まあホテルだから気楽だろうが。すこしまあ。色々考えていて、向こうでの移動にキャンピングカーを使おうかと思ってな。それと、凪沙ちゃんが、陣痛でも来れば、運転手が一人でも多い方が良いだろう。君は持っているの?」
「いえ。持っていないです」
「取れるなら、取っといたら」
「そうですね。考えておきます」
そう。実は廃車寸前のバスを、自衛隊から貰ってきた。
車屋と大工に、基本的図面を書いて貰い。改造する事にした。
その時に、向こうで乗るのだから、免許は要らないが、大型二種が必要かと、ふと気になり、調べ始めた。基本乗車定員が、11人以上の大型キャンピングカーを運転する場合。中型免許が必要で、二種は必要が無いみたいだ。
10人以下なら、普通免許。
ベースは5000ccデーゼルターボ4WD。AT。向こうは未舗装だからな。
29人乗り車両だが、シートは最低限で取っ払い。後部は、トイレやシャワー室。
一段床を低くして、キッチンやリビングを設置。2階建てにして、上階にベッドルーム。
床を低くした片側には、各種ボンベやタンク。
タンクは上水と下水。向こうへ行けば、下水タンクと上水タンクには、亜空間ゲートが積まれ、直接プローペへ距離が関係なく繋ぐ事ができる。
普通場所を取りそうな、カーゴスペースも小さい。
これも、家のカーゴスペースにつなげられる。
基本俺たちは、亜空間収納庫に荷物を入れてあるしな。
無論魔石を食うから、必要なときだけだが。
まあそんなことを言っていたら、窓には、スチールのブラインドが張られて、矢よけと外向けにサーチライトとカメラを搭載。当然リモート。
タイヤにも速やかにガードが被さるように改造。
こっちからは、魔法で応戦するし良いだろう。
相手は出てきても、盗賊くらいだろう。
その晩は、田舎の家を満喫して貰い。
翌日病院へ。
向こうの病院から、データは来ていたようで、無事引き継ぎは終了。
必要そうなものを、買い込み。アミサム側へ移動。
「うわあ。すごいですね」
「プローペの町中に、日本家屋がある。違和感がすごいんですけど」
「もう一軒。領主の館に近いところに、真一の家があるぞ」
「へー。窪田さんも、家を建てたのですね」
「まあ上がってくれ」
二人は客間へ放り込む。
その後、店のメンバーを紹介する。
いま、美咲が居ないため。子供たちが主力となっている。
いない間は、俺は許可無くダンジョンへ入るなと、美咲に言われ。けなげに俺は守っている。
美咲が居るときに、子供たちだけで、様子見にダンジョンの攻略をさせると、十分なレベルに育っている事が分かった。
「もうこれ。私たち要らないね」
美咲が、ぼやいたくらい強かった。
「子供の方が、伸び率が多いのかね」
その火力。オルトロスが理解できないうちに、燃やされ消えていった。
おもしろいから、勇者くんを、何も言わず混ぜてみる。
猛獣となっている、お姉さん方の中へ。
勇者くん。現地の人間だと聞いていたので、仕切らなければいけないと考えていたようだが、自身が最弱レベルだと理解したようだ。
確かに魔法は、そこそこ強いが、圧倒的に体術が弱い。
攻撃は、うけ流さず、力業。
試すと、お姉さん方に簡単にボコられたようだ。
そこで、弱いと烙印を押され、子供たちのグループとなった。
そう。勇者くん。強い雄と、認めてもらえなかった。
その泣き言を聞いて、凪沙さんは引きつったようだが、お姉さん方から相手にされない事には安心したようだ。
その間に俺は、町民データーベースを作成。
一家の情報。無論生きている場合のみ。
どうせ適当だが、大体の住所と年齢。顔写真を組んでいく。
良い物ができたら、クスティに売りつけよう。
最近、カリーネが門の所へカメラを設置したようだし、組み合わせれば認証システムが作れる。
ひどく体調が悪そうだ。
ああそうか、こいつら魔力タンクはでかいが、種を飲んでいないせいか。
「久しぶりだな。もう籍は入れたのか」
「ええ結婚はしました。こちらは、ああすごいな。体調が復活する」
「まあ近くに、ダンジョンがあるしな。内緒だぞ」
「はい」
「それで、生活の基本はどうする。今俺たちは、ほとんどあっちへ行っている」
「それなのですが、日本の大使っぽいのをやれと言われています」
「そうなのか?」
「ええ僕たちは、向こうの弱み。そのものなので」
「じゃあ向こうで基本生活して、検診だけこちらで受けるか。臨月近くになればこっちという事で良いのかな」
「ええ。それでお願いします。ただ、向こうだと食べ物とかトイレとか、そういうものがどうしても困るのですが、今でも領主の館にお住まいですか?」
「いや自分の家だ」
そう言うと、勇者くん目が丸くなる。
「家を、建てたのですか?」
「ああそれこそ、不便だからな。荷物を置いて、明日。病院で引き継ぎがてら検診を受けて、そのまま向こうへ行こう」
「お世話になります。あの、酒井さんは?」
「ああそうか、じつはな…… 奴は死への一歩を歩み始めた」
「死への。一歩?」
「ああ。いま、恐ろしい事に、自動車学校で合宿中だ。MTで16日間だと。まあホテルだから気楽だろうが。すこしまあ。色々考えていて、向こうでの移動にキャンピングカーを使おうかと思ってな。それと、凪沙ちゃんが、陣痛でも来れば、運転手が一人でも多い方が良いだろう。君は持っているの?」
「いえ。持っていないです」
「取れるなら、取っといたら」
「そうですね。考えておきます」
そう。実は廃車寸前のバスを、自衛隊から貰ってきた。
車屋と大工に、基本的図面を書いて貰い。改造する事にした。
その時に、向こうで乗るのだから、免許は要らないが、大型二種が必要かと、ふと気になり、調べ始めた。基本乗車定員が、11人以上の大型キャンピングカーを運転する場合。中型免許が必要で、二種は必要が無いみたいだ。
10人以下なら、普通免許。
ベースは5000ccデーゼルターボ4WD。AT。向こうは未舗装だからな。
29人乗り車両だが、シートは最低限で取っ払い。後部は、トイレやシャワー室。
一段床を低くして、キッチンやリビングを設置。2階建てにして、上階にベッドルーム。
床を低くした片側には、各種ボンベやタンク。
タンクは上水と下水。向こうへ行けば、下水タンクと上水タンクには、亜空間ゲートが積まれ、直接プローペへ距離が関係なく繋ぐ事ができる。
普通場所を取りそうな、カーゴスペースも小さい。
これも、家のカーゴスペースにつなげられる。
基本俺たちは、亜空間収納庫に荷物を入れてあるしな。
無論魔石を食うから、必要なときだけだが。
まあそんなことを言っていたら、窓には、スチールのブラインドが張られて、矢よけと外向けにサーチライトとカメラを搭載。当然リモート。
タイヤにも速やかにガードが被さるように改造。
こっちからは、魔法で応戦するし良いだろう。
相手は出てきても、盗賊くらいだろう。
その晩は、田舎の家を満喫して貰い。
翌日病院へ。
向こうの病院から、データは来ていたようで、無事引き継ぎは終了。
必要そうなものを、買い込み。アミサム側へ移動。
「うわあ。すごいですね」
「プローペの町中に、日本家屋がある。違和感がすごいんですけど」
「もう一軒。領主の館に近いところに、真一の家があるぞ」
「へー。窪田さんも、家を建てたのですね」
「まあ上がってくれ」
二人は客間へ放り込む。
その後、店のメンバーを紹介する。
いま、美咲が居ないため。子供たちが主力となっている。
いない間は、俺は許可無くダンジョンへ入るなと、美咲に言われ。けなげに俺は守っている。
美咲が居るときに、子供たちだけで、様子見にダンジョンの攻略をさせると、十分なレベルに育っている事が分かった。
「もうこれ。私たち要らないね」
美咲が、ぼやいたくらい強かった。
「子供の方が、伸び率が多いのかね」
その火力。オルトロスが理解できないうちに、燃やされ消えていった。
おもしろいから、勇者くんを、何も言わず混ぜてみる。
猛獣となっている、お姉さん方の中へ。
勇者くん。現地の人間だと聞いていたので、仕切らなければいけないと考えていたようだが、自身が最弱レベルだと理解したようだ。
確かに魔法は、そこそこ強いが、圧倒的に体術が弱い。
攻撃は、うけ流さず、力業。
試すと、お姉さん方に簡単にボコられたようだ。
そこで、弱いと烙印を押され、子供たちのグループとなった。
そう。勇者くん。強い雄と、認めてもらえなかった。
その泣き言を聞いて、凪沙さんは引きつったようだが、お姉さん方から相手にされない事には安心したようだ。
その間に俺は、町民データーベースを作成。
一家の情報。無論生きている場合のみ。
どうせ適当だが、大体の住所と年齢。顔写真を組んでいく。
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