人類最強は農家だ。異世界へ行って嫁さんを見つけよう。

久遠 れんり

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第3章 アミサム王国 動乱

第84話 プローペでの、ちょっとした話

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 アミサム王城で、広大達が暗躍していた頃。
 プローペでは。

「よーし。そろったね。行くよ」
 この所。風物詩となった、チームの宿舎前。
 総勢100人に、知り合いが少し混ざり。ちょっとだけ、チームが肥大化していた。

 スラムのときに、知り合いだった女達。彼女たちは、数人の男に食い物にされ。体を売らされていた女の子? 無事彼女たちを救い出し、病気は抗生物質とか言うものが効いた。

 子供たちが中心のチームAと、初心者を囲むチームB。町の入り口で二手に分かれる。
 チームBは、近くに残したダンジョンへ、モンスターをしばきに。
 チームAは、山の近くまで、選択式にダンジョンを消滅さるため。走って行く。

 そんな、チームAの前に、山の上方から、ドンブラコッコ?いや、どんがらガッシャンと、ももが落ちてきた。
「あんれまあ。ももが落ちてくるとは珍しい。いや、角があるから魔族だな。持って帰んべ」
「んだ。んだ」と持って帰る。
 チームA。ペヌエル。男。気弱な15歳とイェクン。男。気弱な15歳が、魔族をさっと紐でくくり。よいしょと抱え上げる。プローペへ向けて、時速60km以上で走って行く。

 当然そんな、怪しい姿。
 入り口で門番に止められる。
「おう。ガキども。何処でさらってきた。そんなもの?」
 すっと、山の方を指さす。

「ダンジョンを潰しに行ったら、山の上から落ちてきた。角が生えているから。もも、じゃない魔族だよな」
「確かにもも。いや魔族だよな。ちょっと領主様に伝えてくる」
 2人は、よっこらせと、ももを地面に下ろす。

「この魔族。どう見ても女だよな」
 そう言って、ももをツンツンと突っつく。
「あの崖を落ちてきて、怪我はないようだし。丈夫だね」

「いい加減にしろ。あたいの、胸とお尻を突っつくのをやめな。見た所。ガキじゃないか? 早くロープを解きな。なんで。こんな。細いロープが、切れないんだ」
「無理だよ。モンスター捕縛用スペシャル。繊維ロープ。金属編み込みだったっけ?」
「忘れた」
 広大達が、モンスターを捕獲し。攻撃する側が、泣いてもわめいても、虐殺させるために用意したロープ。

 ほとんど水着のような恰好をした、魔族。
 ダニエラ。歳は不明。
 身長は、160cm位だが、ウエストはきゅっと締まり。ヒップとバストが、そこそこある。共に90cm位だろう。
 薄着なのは、魔素との親和性がうんたらかんたらと、魔族での都市伝説を信じているから。
 

 しばらくすると、町の方から馬車がやってくる。
 降りてきたのは、無論ヤルマリ。
「ほほう。目立つとあれですから、馬車へ放り込んで。とっその前に。これを手首に巻いてください」
 あるものを出してくる。

「あっそれ、折檻用リング」
「ほほう。と言うことは。君達は、松田様のチームの子達ですか?」
「そうです」
「すると、これが創れたのは、君達のおかげですね。お名前は?」
「ペヌエルとイェクンです」
「覚えておいて、松田様が帰ってきたら。きちんと報告はしましょう」

「さて」
 そう言うと、ダニエラをひょいっと持ち上げ、馬車へ放り込む。
「それでは、お仕事を頑張ってください」

「よし帰るか」
 そう言って2人は、先ほどよりも、速いスピードで走り始める。
 身体強化プラス風魔法。

 風の力は非常に強く。風よけさえ。きっちりすれば、自転車で296.009 km/hを記録している。
 ギネス世界記録「スリップストリームを利用した自転車最高速度」なので、厳密には陰圧で引っ張っているが、その影響を理解するには十分だろう。


 あっという間に、皆が入ったダンジョンへたどり着く。
 ここからは、身体強化のみ。
 魔法で、おバカなことをしてしまうと、皆の前でお尻ペンペンをされる。
 これはチームでの、罰則投票で決められた。

 受けると、女の子達からもニヤニヤされ、ひたすらかわいいお尻とかからかわれる。罰則が決まってから、受けたのは男のみ。女の子で調子に乗る奴はいなくなった。アザエルだったか、アバドンだったか、罰のときにシールドを張った。すぐに広大さんにキャンセルされたが、次の日には、魔力拡散魔道具。通称折檻用リング。正式名称は?『ちからなくな~る。リングタイプ?』が創られた。皆は、折檻リングと呼んでいる。

「さてと、随分悩ましい姿だが。お話をしようか?」
 そう言っているのは、クスティ。
「人間風情が。何も知らないよ」

「ふむ。私はこの町の町長でもあり領主。クスティ・キルペライネンと言うものだ。魔王が来たときに、手足を落とされた経験がある」
 そう聞いて、ダニエラは。思わず、ゴクッとつばを飲む。

「聞きたいのは、我が領。山間の中で何をしているかだ。魔族さん」
 ダニエラは覚悟を決め、ぷいっと、そっぽを向く。
 村長に言われた、事は一つだが。
 誰にも知られては、いけないと言われている。

「うーん困ったね。おい」
「はっ」
 魔力の循環を封じられ、力が出ない。
 丈夫なはば、柱のベッド? そこに、万歳の状態で、拘束される。

 そして、取り出される羽。
 こしょこしょ。さわさわ。足の裏。脇腹、脇の下。こしょこしょ。
「くふふ。あひゃあ。っこここ。あひゃ、あはは。だめ。あー言う。言うからやめてぇぇ」
 耐えたのは数秒。意外と根性がなかった。
「言ってもらおう」
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