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第3章 アミサム王国 動乱
第86話 その時、天から何かが降ってくる
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「おう。盛り上がっているな」
王子、王女の醜態が乱舞する酒宴に、その者達が入ってきた途端。
場の空気が変化する。
「きゃー。だーりん」
真一を見つけた瞬間。マリアーナのお尻に、尻尾が幻視される。
物理法則を無視したように、ぴょんと跳び上がり。真一に抱きつく。
当然。兄弟達は、マリアーナと思えない、その行動に目が点になる。
マリアーナは、生来の王族。
ほんの少し前まで、下々の者を見下し。
言わば、尊大な態度を、自然に取っていた。
教育の賜物でもあるが、上の者としての立ち居振る舞い。
それがだ。いま、目の前に居るマリアーナは、真一にすり寄り。甘える子供。
甘えたくて甘えたくて。
相手にしてほしくて。じゃれつき、まとわりつく。
そんな中、第2王子クトゥルフだけは、広大達から発せられる異常ともいえる圧。
魔力か、神力か不明だが、ピリピリとする力の放射。それを感じていた。
「松田様。いや殿。日本と我が王国。戦えばどちらがどのように勝つ。今この場だ。忌憚ない意見を、教えてほしい」
言い出したのは、真っ赤な顔をした、第1王子アルフォンス。
王国王子として、軍務にも携わっている。
「ちょっと、お兄しゃま。何を言っているにょ」
真一にすがりつき、マリアーナが、乱れたろれつで苦言を言う。
「ああ。まあ良いよ。酒は気に入ったようだな。追加しておこう」
酒の缶と、ついでに乾き物やチーズを出しておく。
「なあ、王子様。今王国は、どういう戦い方が主流だ?」
「おう。アルフォンスでいいぞ。魔王を追い返した、英雄様だしな。戦い方。そうだな。主力は騎馬だ。それと投石。弓。まず代表が名乗りと戦闘の理由を述べ。一当て。その後は、魔法、それと投石。弓。で相手を減らす。そこで、ひるんだところに、勇敢なものが突っ込んでいく」
ふふんと、どうだと言わんばかりのアルフォンス。
「まあいいか。教えてあげよう。名乗りは必要なら建前上するだろうが。その後。誰の姿を見ることなく。王国は全滅する。武器は幾つもあるが、必要に応じて使い分け。日本側は、まずボタン。まあ魔道具についている魔石に魔力を込める。それで、王国は、ほぼ終わる。その後、ヘリという空を飛ぶ兵器や、戦車。装甲車を投入。搭載されている軽機関銃(けいきかんじゅうでも、射程距離は1000m以上だ。日本に近寄ることもできない。まあやる気になれば、プローペから王都を攻撃できる」
それを聞いて、アルフォンスとクトゥルフの動きが止まる。
「そんなこと」
「さっき、王子。いや。アルフォンスが言った戦いは、向こうじゃ、数百年前に無くなった。遠くから、ある日。音の何倍ものスピードで、ミサイルが飛んでくる。炸裂すれば、その周囲には、何も無くなる」
「そんな。それが真なら。どう戦えば」
「一番良いことを、教えてやる」
「なんだ。その方法とは」
「今回やったように。まあ。今回は開発に関する条約だが、同盟を結べば良い。他の国にはずる賢いところもあるが。今のところ、日本はお人好しだからな。発展できるように手を貸してくれるだろう。ある程度までな。だから戦わず。手を取り合うことだ」
「だが。国が違えば、問題もあるだろう」
「その場合。話し合え。妥協が双方に必要だがな。戦えば消耗する。そのすきに、余所の国が入ってきて、漁夫の利を得ることもある。ここなら、アルテリウムと戦って疲れたところに、こそっと魔王軍が来るとかな」
そう聞いて、ガバッと酒をあおる。アルフォンス。
今実際。両国共に多くの兵を失っている。
魔王軍は撤退したが、消耗はほとんど無い。
「そうか。そんなにも差が。そうだな」
「はい」
勢いよく、マリアーナが手を上げる。
「ダーリンと松田様は、日本に勝てますかぁ?」
「兵器相手に生身で? さすがに無理だろう」
「あー松田さん」
勇者くんが手を上げる。
「うん? 何だ」
「多分勝てます。核だと厳しいかもしれませんが、戦車って、意外と脆いです」
その場にいた皆が、勇者くんに注目する。
「戦ったのか?」
「ええ。能力テストで。戦車の砲弾。手で止められます」
「坂本君で勝てるなら、広大と窪田さんなら、楽勝じゃ無い?」
美咲が、事もなげに。そんなことを言う。
思い返す。勇者くんの強さ。
「あれから、そのままだよな」
思い出される。特訓から、家族に呼ばれてダンジョンを出た。だとすれば、今現在の勇者くんの力は、推して知るべし。
「じゃあ。勝てそうだな」
「ちょ。松田さん。ひどいですね。まあ本当の事ですが」
美咲が、うんうんと頷く。
おまえも、勇者くんより強いぞきっと。
「はいはいはい」
そう言って、マリアーナが手を上げる。
「天からの啓示。ダーリンと結婚して王になって貰う。それで王国は無敵よ。兄様。王位継承権放棄。すぐに。お姉様も」
そう言われて、二人とも。とっさに何かを言おうとしたが、押し黙り。考え始める。
マリアーナのいう事だが、今後を考えれば。意外と良い? 無敵の王ができあがる。日本国の事も知っているし、技術もある。
「「天啓か」」
王子、王女の醜態が乱舞する酒宴に、その者達が入ってきた途端。
場の空気が変化する。
「きゃー。だーりん」
真一を見つけた瞬間。マリアーナのお尻に、尻尾が幻視される。
物理法則を無視したように、ぴょんと跳び上がり。真一に抱きつく。
当然。兄弟達は、マリアーナと思えない、その行動に目が点になる。
マリアーナは、生来の王族。
ほんの少し前まで、下々の者を見下し。
言わば、尊大な態度を、自然に取っていた。
教育の賜物でもあるが、上の者としての立ち居振る舞い。
それがだ。いま、目の前に居るマリアーナは、真一にすり寄り。甘える子供。
甘えたくて甘えたくて。
相手にしてほしくて。じゃれつき、まとわりつく。
そんな中、第2王子クトゥルフだけは、広大達から発せられる異常ともいえる圧。
魔力か、神力か不明だが、ピリピリとする力の放射。それを感じていた。
「松田様。いや殿。日本と我が王国。戦えばどちらがどのように勝つ。今この場だ。忌憚ない意見を、教えてほしい」
言い出したのは、真っ赤な顔をした、第1王子アルフォンス。
王国王子として、軍務にも携わっている。
「ちょっと、お兄しゃま。何を言っているにょ」
真一にすがりつき、マリアーナが、乱れたろれつで苦言を言う。
「ああ。まあ良いよ。酒は気に入ったようだな。追加しておこう」
酒の缶と、ついでに乾き物やチーズを出しておく。
「なあ、王子様。今王国は、どういう戦い方が主流だ?」
「おう。アルフォンスでいいぞ。魔王を追い返した、英雄様だしな。戦い方。そうだな。主力は騎馬だ。それと投石。弓。まず代表が名乗りと戦闘の理由を述べ。一当て。その後は、魔法、それと投石。弓。で相手を減らす。そこで、ひるんだところに、勇敢なものが突っ込んでいく」
ふふんと、どうだと言わんばかりのアルフォンス。
「まあいいか。教えてあげよう。名乗りは必要なら建前上するだろうが。その後。誰の姿を見ることなく。王国は全滅する。武器は幾つもあるが、必要に応じて使い分け。日本側は、まずボタン。まあ魔道具についている魔石に魔力を込める。それで、王国は、ほぼ終わる。その後、ヘリという空を飛ぶ兵器や、戦車。装甲車を投入。搭載されている軽機関銃(けいきかんじゅうでも、射程距離は1000m以上だ。日本に近寄ることもできない。まあやる気になれば、プローペから王都を攻撃できる」
それを聞いて、アルフォンスとクトゥルフの動きが止まる。
「そんなこと」
「さっき、王子。いや。アルフォンスが言った戦いは、向こうじゃ、数百年前に無くなった。遠くから、ある日。音の何倍ものスピードで、ミサイルが飛んでくる。炸裂すれば、その周囲には、何も無くなる」
「そんな。それが真なら。どう戦えば」
「一番良いことを、教えてやる」
「なんだ。その方法とは」
「今回やったように。まあ。今回は開発に関する条約だが、同盟を結べば良い。他の国にはずる賢いところもあるが。今のところ、日本はお人好しだからな。発展できるように手を貸してくれるだろう。ある程度までな。だから戦わず。手を取り合うことだ」
「だが。国が違えば、問題もあるだろう」
「その場合。話し合え。妥協が双方に必要だがな。戦えば消耗する。そのすきに、余所の国が入ってきて、漁夫の利を得ることもある。ここなら、アルテリウムと戦って疲れたところに、こそっと魔王軍が来るとかな」
そう聞いて、ガバッと酒をあおる。アルフォンス。
今実際。両国共に多くの兵を失っている。
魔王軍は撤退したが、消耗はほとんど無い。
「そうか。そんなにも差が。そうだな」
「はい」
勢いよく、マリアーナが手を上げる。
「ダーリンと松田様は、日本に勝てますかぁ?」
「兵器相手に生身で? さすがに無理だろう」
「あー松田さん」
勇者くんが手を上げる。
「うん? 何だ」
「多分勝てます。核だと厳しいかもしれませんが、戦車って、意外と脆いです」
その場にいた皆が、勇者くんに注目する。
「戦ったのか?」
「ええ。能力テストで。戦車の砲弾。手で止められます」
「坂本君で勝てるなら、広大と窪田さんなら、楽勝じゃ無い?」
美咲が、事もなげに。そんなことを言う。
思い返す。勇者くんの強さ。
「あれから、そのままだよな」
思い出される。特訓から、家族に呼ばれてダンジョンを出た。だとすれば、今現在の勇者くんの力は、推して知るべし。
「じゃあ。勝てそうだな」
「ちょ。松田さん。ひどいですね。まあ本当の事ですが」
美咲が、うんうんと頷く。
おまえも、勇者くんより強いぞきっと。
「はいはいはい」
そう言って、マリアーナが手を上げる。
「天からの啓示。ダーリンと結婚して王になって貰う。それで王国は無敵よ。兄様。王位継承権放棄。すぐに。お姉様も」
そう言われて、二人とも。とっさに何かを言おうとしたが、押し黙り。考え始める。
マリアーナのいう事だが、今後を考えれば。意外と良い? 無敵の王ができあがる。日本国の事も知っているし、技術もある。
「「天啓か」」
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