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第3章 アミサム王国 動乱
第97話 起動
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「ここは住居だな」
溝レバータイプだったので、強引にあけた。
脇に認証コンソールみたいなのがあるから、本来は自動ドアなのだろう。
材質が何か分からないが、室内の調度品が微妙に残っている。
樹脂部分や、ガラスコーティング。
壁もよく分からない材質。
樹脂かな? 変色? いや退色したが木の質感なのか。
奥側にある部屋は、手前の1Kとは違い3部屋ある。
管理職用か、それとも妻帯者用? となりも同じ感じだから、こちらは妻帯者用なのだろう。
「よし。同じ感じだから、上へ行こう」
再び、らせん階段へ戻る。
踏み板が倒れないことを祈りながら、上へと向かう。
強引にドアを開けると、さっきとは少し雰囲気が違う。
ドアの上部に、室名札のようなものがある。
『中央コントロールルーム』ドア上部の文字を読んでいき、こんな部屋を見つけた。
「これが当たりかな? フン!!」
ギシギシと軋むが、開かない。
ちょっと曲面のスライドドアぽいが、うーん。開かない。
「ふんがああぁ」
思いっきり力を込める。
すると、バキッと景気のいい音がして、ドアから生えた、L字の金具が壁を崩しながら出てきた。
「何という馬鹿力」
様子を見ていた真一が、手を叩いて喜んでいる。
「おまえでも、できるだろう」
「いやいや。さすがに。こんなごついものが入っている物。毟るのはちょっと」
「そうか?」
そう言いながら、中へ入る。
テーブル上には、ガラスっぽいボードが沢山立っていた。
「どう見ても、モニターだな。だが周辺。入力装置というかキーボードが無いな。あれか? 前で踊れば良いのか?」
「あー見たことある。何だっけ? トム○ルーズのアマテラス?」
「美咲。混ざってはいけないものが混ざってる。手を回すアマテラスって、ケミカルライト持ってする奴だろ。まあいい。マニュアルを探そう。さすがに、ここなら有るだろう」
コンコンと、壁をノックしながら、音の変わるところなどを探していると、普通にドアがあった。
無論、センサータイプでドアノブは無い。
「また切るか」
「まって。はめ殺しというのはおかしいから、前後どちらかにスライドして開くとか?」
「それもそうだな、手前にはレールが無いし奥かな。無論レールが無いだけで、手前かもしれないが」
押してみる。
うん? もっと押してみる。パネルが歪み隙間ができる。
隙間に指をかけ、横に移動させると、またL字金具が壁から飛び出し、ドアは手前に飛び出し、横スライドをする。
「よし。フラグ回収」
「文字通り、力業ね」
「ここはあれだな、司令室かな。偉い手さんの執務室ぽい」
壁にパネル。細い棒はマイクか?
ベッドらしき残骸もある。そしてパネルの端に、カバーが開いた『非常』と言うボタンが押し込まれている。
「引き上げれば動くとか?」
笑いながら試すが、起動しないし、手を離せばスコンと落ちる。
「下側のパネルは? メンテナンスを考えれば、そんなにきっちり止めていないはずだが?」
下部パネルは、少し持ち上げて、手前に引き出せば外れた。
「アナログな方法は、やっぱり安心する」
そう笑いながら、非常ボタンの下を見る。
すると、大きなラインが、5つほどシャフトからズレていて、シャフトの一番下はCリングのような物がはまっている。
「これ、ボタンを押し込むと、シャフトが抜ける仕組みだな。元に戻せば、ほら。はまった」
「はまっても、何も起こらないよ」
「どこか別なところに、メインの起動スイッチが無いか? 此処でばらけていたのがラインと対応しているなら、5系統くらい。主幹がありそうだ」
そう言いながらも、司令室にメインスイッチがありそうだと考え、配線を見る。
電気じゃ無いな。光か?
「おおい。左奥に何か無いか?」
「えーとね。認証パネルみたいなのがある。後細い鍵穴かしら?」
「鍵穴?」
サービス用パネル下から這い出して、操作パネルを見る。
「それっぽいな。どこかにないかな」
「あっこれ?」
ベッドの残骸から、美咲が見つける。
「引っこ抜いて、ベッドに投げたのか。まあいい、差し込んでみよう」
「ガラス製の、アイスの棒みたいね」
「だけど、何かのユニットだな。中央に何かチップがある」
ざっと拭き取り、差し込む。すると押し出すように、パネルの一部がパコット開く。
少し、機械的なボタンが中にあり、押し込む。
起動音的な音はあまりしないが、静電気が部屋全体で発生したような感じがする。
隣で遊んでいた、真一達も騒ぎだし、部屋全体も明るくなった。
〈ユニット。起動をしました〉
音声が流れる。
〈起動確認。管理者空席。早急に登録を行ってください〉
「どうすればいい?」
〈あなたを管理者として登録をしますか?〉
「ああ頼む」
〈スキャンいたします。官名と名前を発声してください〉
「官名は司令官で良いか。名前は松田広大」
〈登録名松田広大。登録いたしました。申し訳ありませんが、長期停止し。停止並びに不動ユニット多数。実働状態まで復旧するため、3,024,000秒を要します。許可を申請いたします〉
「日数で言ってくれ」
〈おおよそ、35日となります。ただし惑星の自転時間に、変化があった場合。修正が必要です〉
「わかった。他にこの施設内にいる人間は、スタッフとして登録をしてくれ」
〈各位スキャンし、スタッフとして登録をいたします〉
「あっ勇者くん達。忘れてる。ちょっと連れてくるよ。おい。今から2人。連れてくるから、そいつらも登録をしてくれ」
〈はい。待機いたします〉
あわてて、村へ飛び。祐哉君と凪沙ちゃんを連れてくる。
〈スキャン実行。二人? 体内に寄生中の男児も登録いたします。各自名前を発声してください〉
「男児? 男の子なの?やったぁ」
凪沙ちゃんが喜ぶ。
〈登録名やったぁ〉
「いやごめん。ちがう。杉山凪沙」
あたふたと修正する。
〈修正。登録名杉山凪沙〉
「俺は登録名、坂本祐哉」
〈登録名坂本祐哉〉
〈情報サーチ。寄生を修正。胎児と変更。登録は凪沙ジュニアで仮登録。本登録は延長します〉
「さて、本来の出入り口。問題が無いか、チェックしてくれ」
〈施設全体チェックいたします〉
溝レバータイプだったので、強引にあけた。
脇に認証コンソールみたいなのがあるから、本来は自動ドアなのだろう。
材質が何か分からないが、室内の調度品が微妙に残っている。
樹脂部分や、ガラスコーティング。
壁もよく分からない材質。
樹脂かな? 変色? いや退色したが木の質感なのか。
奥側にある部屋は、手前の1Kとは違い3部屋ある。
管理職用か、それとも妻帯者用? となりも同じ感じだから、こちらは妻帯者用なのだろう。
「よし。同じ感じだから、上へ行こう」
再び、らせん階段へ戻る。
踏み板が倒れないことを祈りながら、上へと向かう。
強引にドアを開けると、さっきとは少し雰囲気が違う。
ドアの上部に、室名札のようなものがある。
『中央コントロールルーム』ドア上部の文字を読んでいき、こんな部屋を見つけた。
「これが当たりかな? フン!!」
ギシギシと軋むが、開かない。
ちょっと曲面のスライドドアぽいが、うーん。開かない。
「ふんがああぁ」
思いっきり力を込める。
すると、バキッと景気のいい音がして、ドアから生えた、L字の金具が壁を崩しながら出てきた。
「何という馬鹿力」
様子を見ていた真一が、手を叩いて喜んでいる。
「おまえでも、できるだろう」
「いやいや。さすがに。こんなごついものが入っている物。毟るのはちょっと」
「そうか?」
そう言いながら、中へ入る。
テーブル上には、ガラスっぽいボードが沢山立っていた。
「どう見ても、モニターだな。だが周辺。入力装置というかキーボードが無いな。あれか? 前で踊れば良いのか?」
「あー見たことある。何だっけ? トム○ルーズのアマテラス?」
「美咲。混ざってはいけないものが混ざってる。手を回すアマテラスって、ケミカルライト持ってする奴だろ。まあいい。マニュアルを探そう。さすがに、ここなら有るだろう」
コンコンと、壁をノックしながら、音の変わるところなどを探していると、普通にドアがあった。
無論、センサータイプでドアノブは無い。
「また切るか」
「まって。はめ殺しというのはおかしいから、前後どちらかにスライドして開くとか?」
「それもそうだな、手前にはレールが無いし奥かな。無論レールが無いだけで、手前かもしれないが」
押してみる。
うん? もっと押してみる。パネルが歪み隙間ができる。
隙間に指をかけ、横に移動させると、またL字金具が壁から飛び出し、ドアは手前に飛び出し、横スライドをする。
「よし。フラグ回収」
「文字通り、力業ね」
「ここはあれだな、司令室かな。偉い手さんの執務室ぽい」
壁にパネル。細い棒はマイクか?
ベッドらしき残骸もある。そしてパネルの端に、カバーが開いた『非常』と言うボタンが押し込まれている。
「引き上げれば動くとか?」
笑いながら試すが、起動しないし、手を離せばスコンと落ちる。
「下側のパネルは? メンテナンスを考えれば、そんなにきっちり止めていないはずだが?」
下部パネルは、少し持ち上げて、手前に引き出せば外れた。
「アナログな方法は、やっぱり安心する」
そう笑いながら、非常ボタンの下を見る。
すると、大きなラインが、5つほどシャフトからズレていて、シャフトの一番下はCリングのような物がはまっている。
「これ、ボタンを押し込むと、シャフトが抜ける仕組みだな。元に戻せば、ほら。はまった」
「はまっても、何も起こらないよ」
「どこか別なところに、メインの起動スイッチが無いか? 此処でばらけていたのがラインと対応しているなら、5系統くらい。主幹がありそうだ」
そう言いながらも、司令室にメインスイッチがありそうだと考え、配線を見る。
電気じゃ無いな。光か?
「おおい。左奥に何か無いか?」
「えーとね。認証パネルみたいなのがある。後細い鍵穴かしら?」
「鍵穴?」
サービス用パネル下から這い出して、操作パネルを見る。
「それっぽいな。どこかにないかな」
「あっこれ?」
ベッドの残骸から、美咲が見つける。
「引っこ抜いて、ベッドに投げたのか。まあいい、差し込んでみよう」
「ガラス製の、アイスの棒みたいね」
「だけど、何かのユニットだな。中央に何かチップがある」
ざっと拭き取り、差し込む。すると押し出すように、パネルの一部がパコット開く。
少し、機械的なボタンが中にあり、押し込む。
起動音的な音はあまりしないが、静電気が部屋全体で発生したような感じがする。
隣で遊んでいた、真一達も騒ぎだし、部屋全体も明るくなった。
〈ユニット。起動をしました〉
音声が流れる。
〈起動確認。管理者空席。早急に登録を行ってください〉
「どうすればいい?」
〈あなたを管理者として登録をしますか?〉
「ああ頼む」
〈スキャンいたします。官名と名前を発声してください〉
「官名は司令官で良いか。名前は松田広大」
〈登録名松田広大。登録いたしました。申し訳ありませんが、長期停止し。停止並びに不動ユニット多数。実働状態まで復旧するため、3,024,000秒を要します。許可を申請いたします〉
「日数で言ってくれ」
〈おおよそ、35日となります。ただし惑星の自転時間に、変化があった場合。修正が必要です〉
「わかった。他にこの施設内にいる人間は、スタッフとして登録をしてくれ」
〈各位スキャンし、スタッフとして登録をいたします〉
「あっ勇者くん達。忘れてる。ちょっと連れてくるよ。おい。今から2人。連れてくるから、そいつらも登録をしてくれ」
〈はい。待機いたします〉
あわてて、村へ飛び。祐哉君と凪沙ちゃんを連れてくる。
〈スキャン実行。二人? 体内に寄生中の男児も登録いたします。各自名前を発声してください〉
「男児? 男の子なの?やったぁ」
凪沙ちゃんが喜ぶ。
〈登録名やったぁ〉
「いやごめん。ちがう。杉山凪沙」
あたふたと修正する。
〈修正。登録名杉山凪沙〉
「俺は登録名、坂本祐哉」
〈登録名坂本祐哉〉
〈情報サーチ。寄生を修正。胎児と変更。登録は凪沙ジュニアで仮登録。本登録は延長します〉
「さて、本来の出入り口。問題が無いか、チェックしてくれ」
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