101 / 120
第3章 アミサム王国 動乱
第101話 黒美咲降臨
しおりを挟む
「おーい。お客さんだ」
「何だよ一体?」
真一が来たので、出て行く。
そして玄関を開け。閉じる。
きっちり施錠。
「疲れだな。ヤバイ物が見えた。真一が、ゾンビを連れていたぞ」
また、チャイムが鳴る。
「幻聴だ、電源を切ろう」
玄関先の、インターフォン。コンセントを抜く。
リビングのモニターも抜きに急ぐ。
なぜか、真一が入ってきている。
ああ。庭向き。縁側。掃き出しのサッシ。
和風の家はこれだから。
「どうしたの?」
俺が、跪いていると、美咲がやって来た。
「あのな」
そこまで言って、サッシにへばりつく2人を見てしまう。
「お客さんだよ」
嬉しそうに、真一が指さす。
当然、美咲も固まる。
「どうして。早すぎでしょう」
「馬と馬車を交換し、必死で来たみたいだぞ」
「クスティさんに」
「さっき、にこやかに見送っていたぞ」
美咲も跪く。
「どこか、簡易で良いから、隔離室を造ろう。そういえば、牢屋の修繕も途中だが、放っておこう」
「一応。王族だぞ」
にやにや、真一が嬉しそうに言ってくる。
「「知ってるよ」」
美咲と声が、そろってしまった。
「はあっ。玄関へ回れ」
仕方が無いので、玄関へ行って鍵を開ける。
「お邪魔いたしますわ。お目にかかりたくて、まいりました」
「私も是非。お会いしたくて、まいりました」
「ああ。まあようこそ」
とりあえず、リビングへ案内をする。
「変わった作りというか、趣のある。お住まいですわね」
「そうですか?」
「ええすぐに、お庭があって。あれは、山と川を模しているのでしょうか?」
「そうですね」
「それに、窓に透明な板がはめ込まれていて、驚きですわ」
「そうですか」
リビングに到着。
「まあどうぞ。おかけください。それで、どのような用向きで?」
「あら? 随分と性急な。まあ。もったいぶってもあれなので。私と婚姻をなさいません?」
「はっ?」
「ですから。私と婚姻を」
「ちょっと待ってください。私には、美咲がいますし」
「あらそんなこと。何も問題ありませんわ。王族は複数の婚姻をするもの。それに美咲様とは、日本側で婚姻をなさればよろしいこと。私と婚姻すれば、日本との関係も安泰ですし」
「真一とマリアーナが、結婚すればいい話でしょう」
「あらあの子は、第二王女ですもの。私は第1王女。どちらが継承権が高いかはご存じでしょう」
そんなことを言っていると、爆弾が降ってくる。
「あたしと結婚をして、魔王になれば良い」
「何だそりゃ?」
「魔族は強い方が勝ち。王になれる。主様なら楽勝」
会話を聞いて、美咲は頭を抱える。
「ストレスが。禿げたらどうするつもりよ」
あっ美咲が切れた。
空間がビリビリと振動し。きしみ始める。
魔力と神力が暴走状態であふれ始める。
「ヤバイ」
周りではなく美咲を、シールドで隔離。
それも空間魔法で。
「うっわー。中心からガンガンに崩壊する」
光り輝く空間を見て、さすがに皆が固まる。
「とんでもないな。中で核融合でも起こっているんじゃないか?」
多分1~2分。体感では1時間くらいで光が収まる。
あら。服がなくなってる。
あわてて、シールドの色を替え。
黒い球体のままベッドルームに急ぐ。
シールドを解除し。体をチェックする。
「大丈夫か?」
「うっうん。ちょっとだるいだけ」
「服が燃えたぞ」
「知ってる。意識はあったから。これであいつらに、序列を教えられたでしょ」
そう言って、くっくっくと笑い始める。
ふっと、止まると。
「だっこ。ぎゅっとして」
そう言って、甘え始める。
こいつ、ストレスを掛けると、堕天をするんじゃないか?
そんな考えが、ふと頭に浮かぶ。
何ですの?あの力。
とっさに松田様が障壁を張ったようですが、あっという間に何枚も。
あの方も人間ではないの? そういえば勇者の一人。
恐ろしい。
うっわー。凄い。未だに寒気が止まらない。
魔族でもあんな人いない。
やっぱり特別なんだ。
2人のお子でもいいかも。
人間は寿命が短いからそれでもいいかなあ。
すごいすごいすごい。来て良かった。
あのエネルギー。人の身であんな力が使えるなんて。
三者三様。
真一は、すでに逃げていたため、知らなかったが、急激な力の放出と増大は感じていた。
「家が吹き飛んでいないから、何とかなったか。大変だ」
そう言い、笑いながら帰った。
その後、すっかりおとなしくなった3人は、家の設備で驚き、腰を抜かし。再び料理で喜んだが、一切結婚には触れなくなった。
黒美咲の考えは、正解だったようである。
広大は昔読んだ漫画でこんな子居たなあと、ふと思い出す。何とかあざらくだったか?
だが、広大と美咲の元へ、もう一つの面倒が近付いて来ていた。
「何だよ一体?」
真一が来たので、出て行く。
そして玄関を開け。閉じる。
きっちり施錠。
「疲れだな。ヤバイ物が見えた。真一が、ゾンビを連れていたぞ」
また、チャイムが鳴る。
「幻聴だ、電源を切ろう」
玄関先の、インターフォン。コンセントを抜く。
リビングのモニターも抜きに急ぐ。
なぜか、真一が入ってきている。
ああ。庭向き。縁側。掃き出しのサッシ。
和風の家はこれだから。
「どうしたの?」
俺が、跪いていると、美咲がやって来た。
「あのな」
そこまで言って、サッシにへばりつく2人を見てしまう。
「お客さんだよ」
嬉しそうに、真一が指さす。
当然、美咲も固まる。
「どうして。早すぎでしょう」
「馬と馬車を交換し、必死で来たみたいだぞ」
「クスティさんに」
「さっき、にこやかに見送っていたぞ」
美咲も跪く。
「どこか、簡易で良いから、隔離室を造ろう。そういえば、牢屋の修繕も途中だが、放っておこう」
「一応。王族だぞ」
にやにや、真一が嬉しそうに言ってくる。
「「知ってるよ」」
美咲と声が、そろってしまった。
「はあっ。玄関へ回れ」
仕方が無いので、玄関へ行って鍵を開ける。
「お邪魔いたしますわ。お目にかかりたくて、まいりました」
「私も是非。お会いしたくて、まいりました」
「ああ。まあようこそ」
とりあえず、リビングへ案内をする。
「変わった作りというか、趣のある。お住まいですわね」
「そうですか?」
「ええすぐに、お庭があって。あれは、山と川を模しているのでしょうか?」
「そうですね」
「それに、窓に透明な板がはめ込まれていて、驚きですわ」
「そうですか」
リビングに到着。
「まあどうぞ。おかけください。それで、どのような用向きで?」
「あら? 随分と性急な。まあ。もったいぶってもあれなので。私と婚姻をなさいません?」
「はっ?」
「ですから。私と婚姻を」
「ちょっと待ってください。私には、美咲がいますし」
「あらそんなこと。何も問題ありませんわ。王族は複数の婚姻をするもの。それに美咲様とは、日本側で婚姻をなさればよろしいこと。私と婚姻すれば、日本との関係も安泰ですし」
「真一とマリアーナが、結婚すればいい話でしょう」
「あらあの子は、第二王女ですもの。私は第1王女。どちらが継承権が高いかはご存じでしょう」
そんなことを言っていると、爆弾が降ってくる。
「あたしと結婚をして、魔王になれば良い」
「何だそりゃ?」
「魔族は強い方が勝ち。王になれる。主様なら楽勝」
会話を聞いて、美咲は頭を抱える。
「ストレスが。禿げたらどうするつもりよ」
あっ美咲が切れた。
空間がビリビリと振動し。きしみ始める。
魔力と神力が暴走状態であふれ始める。
「ヤバイ」
周りではなく美咲を、シールドで隔離。
それも空間魔法で。
「うっわー。中心からガンガンに崩壊する」
光り輝く空間を見て、さすがに皆が固まる。
「とんでもないな。中で核融合でも起こっているんじゃないか?」
多分1~2分。体感では1時間くらいで光が収まる。
あら。服がなくなってる。
あわてて、シールドの色を替え。
黒い球体のままベッドルームに急ぐ。
シールドを解除し。体をチェックする。
「大丈夫か?」
「うっうん。ちょっとだるいだけ」
「服が燃えたぞ」
「知ってる。意識はあったから。これであいつらに、序列を教えられたでしょ」
そう言って、くっくっくと笑い始める。
ふっと、止まると。
「だっこ。ぎゅっとして」
そう言って、甘え始める。
こいつ、ストレスを掛けると、堕天をするんじゃないか?
そんな考えが、ふと頭に浮かぶ。
何ですの?あの力。
とっさに松田様が障壁を張ったようですが、あっという間に何枚も。
あの方も人間ではないの? そういえば勇者の一人。
恐ろしい。
うっわー。凄い。未だに寒気が止まらない。
魔族でもあんな人いない。
やっぱり特別なんだ。
2人のお子でもいいかも。
人間は寿命が短いからそれでもいいかなあ。
すごいすごいすごい。来て良かった。
あのエネルギー。人の身であんな力が使えるなんて。
三者三様。
真一は、すでに逃げていたため、知らなかったが、急激な力の放出と増大は感じていた。
「家が吹き飛んでいないから、何とかなったか。大変だ」
そう言い、笑いながら帰った。
その後、すっかりおとなしくなった3人は、家の設備で驚き、腰を抜かし。再び料理で喜んだが、一切結婚には触れなくなった。
黒美咲の考えは、正解だったようである。
広大は昔読んだ漫画でこんな子居たなあと、ふと思い出す。何とかあざらくだったか?
だが、広大と美咲の元へ、もう一つの面倒が近付いて来ていた。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる